桜花賞に出走を予定する藤沢和雄厩舎のグランアレグリア。デビュー戦(1着)からサウジアラビアRC(1着)、朝日杯FS(3着)とこれまで牡馬に混じって走り、2歳女王ダノンファンタジーにも唯一先着している彼女。男勝りな頼れるお姉さんなのかと思いきや、素顔はやっぱりまだあどけなくてかわいらしい女の子。そして、意外な一面も判明?! そんなグランさんの1日をちょこっと覗かせていただきました。 (取材=佐々木祥恵) グランアレグリアが過ごす藤沢和雄厩舎を訪ねたのは、3月27日(水)。午後の作業をひと通り終えた16時半過ぎに、担当の渡部貴文調教助手に話を聞く。 厩舎では、グランと呼ばれている。渡部助手も、やはりグランと呼んでいる。渡部助手がグランの担当になったのは、2戦目のサウジアラビアRC(GIII)からだった。「小柄で華奢な女の子」というのが最初の印象で、顔立ちも可愛らしく、いかにも女の子というタイプ