スーダン南部のNew Rier村の空撮写真(2009年11月11日撮影)。(c)AFP/Roberto SCHMIDT 【11月24日 AFP】スーダン南部のNew Rier村を訪れた人がまず目にするのは、「White Nile Petroleum Operating Company(WNPOC、白ナイル石油会社)」の巨大な石油タンクと、同社の「飲料水供給イニシアチブ」がペンキで大きく書かれた看板だ。 だが、粗末な藁葺きの小屋とゴミで埋め尽くされたこの村の住民たちは、「平和と発展」を実現するという同社の約束は守られておらず、同社の石油採掘は住民の健康を害しているだけだと不満を漏らす。 村の人口はおよそ2000人。彼らはもともと、ここから数キロ離れたRier村に住んでいたが、2006年、同社によって現在の場所に移住させられた。なお、同社はマレーシアの石油大手ペトロナス(Petronas)の子