中日・与田剛監督(54)の評価に変化の兆しが見えている。14日の阪神戦(ナゴヤドーム)は先発・大野雄の今季5度目の完封劇で3-0の勝利を収め、中日は4連勝で2位に浮上。シーズン序盤は厳しい批判にさらされたこともあったが、8年ぶりのAクラスが現実味を帯びてきたことで、球団内外から手のひらを返したような称賛の声が上がっているのだ。 与田監督の手腕で特に評価されているのは投手陣をしっかりと整備したこと。6回終了時点でリードしていた試合は31連勝。この日出番はなかったものの福、祖父江、R・マルティネスらリリーフ陣の鉄壁ぶりは際立っており、OBの間からは「星野監督時代は中山、落合、宣。落合監督時代も浅尾、岩瀬というすごいリリーフ陣がいたが、ここまでの記録はできてなかった」と驚きの声が上がっている。 中日の今季開幕時の先発陣は大野雄、吉見、梅津、柳、山本、岡野の6人だったが、今もローテーションに残って