最初にご紹介するのは、アメリカのミズーリ州で進められているソーラーロードの実証実験です。 アメリカのミズーリ州にある旧国道66号線といえば、広大な国土の東西を結ぶアメリカの代表とも言える道路です。アメリカの発展を支え続けた高速道路は、建設から60年が経過。 老朽化への対応と新時代の道路システムを模索するため、「ROAD TO TOMORROW」プロジェクトが進められています。ソーラーロードは同プロジェクトの一環として、道路にソーラーパネルを埋め込む試験的な取り組みです。 道路で発電した電気は、街灯や信号機、電気自動車を充電するために使えます。さらに、新時代の道路機能として、ヒーターとLED電球を搭載。 ハイテク化した道路には多くの電気が必要ですが、必要な電気をその場で発電することで、送電時の電力ロスを抑えることができます。 アメリカの高速道路を全てソーラーロードにした場合、国内で必要な電気