西アフリカで感染が広がるエボラウイルスを38年前に発見したピオット博士が来日してNHKのインタビューに応じ、今回の流行は人類にとって大きな危機だとしたうえで、国際社会が力を合わせて感染を食い止めることが急務だと指摘しました。 ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院で学長を務めるピーター・ピオット博士は、1976年に現在のコンゴ民主共和国でエボラウイルスを発見し、今回、学会などに参加するため来日しました。 ピオット博士は30日、都内でNHKのインタビューに応じ、これまで限定的だったエボラ出血熱の感染が今回拡大したのは、現地のぜい弱な医療体制や国際社会の対応の遅れなどが原因だとしたうえで、「患者の隔離や監視は感染の規模が拡大した今では難しくなっており、人類の危機として対処しなければならない」と指摘しました。 そのうえでピオット博士は「私たちはまず西アフリカでの感染を食い止め、治療薬やワクチンの開発を
西アフリカのリベリアに滞在したあと、27日、羽田空港に到着し発熱の症状が確認された男性について、厚生労働省は念のためにエボラウイルスを含めて何らかの病気に感染していないか詳しい検査を行った結果、エボラウイルスは検出されなかったということです。 しかし、男性に症状が出てから日が浅いためウイルスが検出されなかった可能性もあるとして、厚生労働省は引き続き、男性を東京・新宿区の国立国際医療研究センターにとどめて経過を観察することにしています。
小室眞子さん第一子を出産 「秋篠宮ご一家はお喜び」小室圭さんと渡米して約3年半 2人は一度も帰国しないまま 秋篠宮家の長女で、現在はアメリカで暮らす小室眞子さんが第一子を出産していたことをきょう、宮内庁が明…
中国メディアが現地衛生当局の情報として伝えたところによると、同国南部の広東省でエボラウイルスを保有しているとみられる人、43人が見つかった。露国営メディア「ロシアの声」の中国語電子版が22日伝えた。 【その他の写真】 広東省衛生・計画生育委員会の陳元勝主任によると、エボラ出血熱の流行地域から戻った人を対象に検査を行った結果、43人が陽性だった。 今年8月23日以降、世界で最も危険とされるエボラ出血熱の流行地域から広東省に戻った人は8672人。広東省広州市で22日に始まった中国輸出入商品交易会(広州交易会)の第2期では外国から多くの人が訪れるため、現地当局は入国者の管理を厳しくし、ウイルス感染の防止に努めることを決めた。 現地メディアは「中国ではまだ、エボラ出血熱の症例は確認されていない」と強調している。 (編集翻訳 恩田有紀)
ナイジェリアのカラバル(Calabar)で、サッカーの試合の前に体温を測られるサポーターたち(2014年9月6日撮影)。(c)AFP/FLORIAN PLAUCHEUR 【10月20日 AFP】世界保健機関(World Health Organization、WHO)は20日、ナイジェリアでのエボラ出血熱について、エボラウイルスへの新規感染がない期間が42日間に達したことを受け、流行の終息を宣言した。 WHOのナイジェリア代表ルイ・ガマ・バズ(Rui Gama Vaz)氏は首都アブジャ(Abuja)で、「(エボラ)ウイルスは差し当たり消え去った。ナイジェリアでの流行には打ち勝った。この素晴らしい勝利は、エボラを封じ込めることができることを世界に証明している」と述べた。(c)AFP
(CNN) 西アフリカ諸国で猛威を振るうエボラ出血熱の問題で世界保健機関(WHO)は17日、同地域にあるセネガルでエボラ熱流行の終息を宣言した。同国の感染防止の努力も評価した。 セネガルでこれまで判明した感染例は、国境を接するギニアで患者に接触し、陸路でセネガルに入国した男性1人のみとなっている。同国は事後措置として、男性と密接な接触がわかった74人を割り出し、経過観察の対象に置いていた。 男性はその後、回復し9月5日の検査では陰性となり、ギニアへの帰国が許されていた。これ以降の42日間、セネガルでは感染例が判明していない。42日間はエボラ熱の最大潜伏期間の2倍に相当し、WHOが終息を宣言する大きな根拠となった。 WHOの声明によると、同国は疑い例が発覚した場合、迅速な検査を遂行すると共に、国境沿いの入国審査施設で警戒態勢も強化した。男性の発症がわかった後、WHOは同国に疫学の専門家チーム
西アフリカからスペイン、米国へと感染が広がっているエボラ出血熱。現時点では感染者が出ていない日本も、対岸の火事ではなくなってきた。 国内の医療関係者は万一に備えているが、ひとつ気になる事実がある。エボラウイルスを患者から分離して調べ、感染の有無を確定する機関が国内ではひとつも稼働していないのだ。 国内2か所の施設は稼働していない 厚生労働省は、エボラ出血熱の流行地域への渡航者や帰国者に対して空港で注意喚起を実施。特に西アフリカから日本に到着した人に対して健康状態を確認し、「水際対策」を進めている。だが、空港の検疫所での健康確認は旅行者の申告制で強制ではない。これ以上の対策が難しいのが現状のようだ。 エボラ出血熱の感染者が見つかった場合、国内では全国45施設の「感染症指定医療機関」で対応する。2014年10月15日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)では、指定機関のひとつである横浜市立
エボラ出血熱の発生地 (1976年- 現在) エボラ出血熱(エボラしゅっけつねつ、Ebola hemorrhagic fever[† 1][† 2]; EHF)、またはエボラウイルス病(エボラウイルスびょう、Ebola virus disease; EVD)は、フィロウイルス科エボラウイルス属のウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症。マールブルグ病、ラッサ熱、南米出血熱、クリミア・コンゴ出血熱と並ぶ、ウイルス性出血熱の1つだが、感染者が必ずしも出血症状を呈するわけではないため、国際的には呼称がエボラ出血熱からエボラウイルス病へ切り替わりつつある[1][2]。主にアフリカで発生する。 ヒトに感染し、治療開始が遅れると致死率は80 - 90%に上る(ウイルスによって異なる)[3]。また、仮に救命できたとしても重篤な後遺症を残すことがあり、リスクグループレベル4ウイルスの一つである。一方、毒
スペイン・マドリード(Madrid)のカルロス3世病院(Carlos III Hospital)に、リベリアから帰国したスペイン人宣教師を乗せて到着した救急車(2014年10月16日撮影)。(c)AFP/PIERRE-PHILIPPE MARCOU 【10月17日 AFP】スペイン当局は17日、エボラウイルス感染が疑われた6人のうち、検査の結果、2人が陰性だったと発表した。残る4人はこれから検査が行われる。 スペインのエボラ監視当局のツイッター(Twitter)アカウントによると、陰性と判定された1人目は、仏航空大手エールフランス(Air France)機で16日、パリ(Paris)経由でナイジェリアからマドリード(Madrid)に到着した乗客で、機内で震え始めたため感染が疑われた。 陰性だった2人目は、エボラウイルスに感染した女性看護師テレサ・ロメロ(Teresa Romero)さんを搬
Red Cross members carry a victim of the Ebola virus out of a home in Liberia on Oct. 8. Getty Images The United Nations warned Tuesday that the world has less than 60 days to stem the deadly Ebola epidemic — as ghoulish marketers began cashing in on the crisis with creepy, Ebola-inspired Halloween costumes. Anthony Banbury, head of the UN’s Mission for Ebola Emergency Response, told the Security C
リベリアの首都モンロビア(Monrovia)から約150キロ離れた場所にあるバラジャ(Ballajah)村の様子。エボラ出血熱を恐れた住民らが逃げ出し、ほぼ無人となっている(2014年8月11日撮影)。(c)AFP 【8月13日 AFP】(写真追加)見捨てられたリベリアの村で唯一響き渡っていたのは、母親の遺体と共に自宅に閉じ込められ、飢えと渇きに耐えながら死を待つ少女の叫び声だった。 やがてこの少女、ファトゥ・シェリフ(Fatu Sherrif)さん(12)もまた、同国を含む西アフリカ諸国で1000人以上の犠牲者を出しているエボラウイルスに命を奪われ、その声を止めた。 AFP記者は10日、ファトゥさん一家が暮らしていたバラジャ(Ballajah)村を訪れた。すでに大半の住民がエボラ出血熱を恐れて森に逃げた後で、ファトゥさんは母親の遺体と共に1週間にわたり自宅に閉じ込められていた。村のあちこ
アメリカ南部・テキサス州は、エボラ出血熱の患者の治療に関わった医療従事者1人が新たにエボラウイルスの感染を調べる検査で陽性反応が出たことを明らかにし、2人目の二次感染のケースとみて確認を急いでいます。 アメリカでは、テキサス州ダラス市内の病院でエボラ出血熱で死亡したリベリア人男性の治療に関わった女性看護師がエボラウイルスに感染し、現在治療を受けています。 テキサス州の保健当局は、この女性看護師と同じ病院で働く別の医療従事者1人が14日、発熱を訴えたため、エボラウイルスに感染しているか検査したところ、陽性反応が出たことを明らかにしました。 この医療従事者も死亡したリベリア人男性の治療に関わっていたということで、保健当局は2人目の二次感染のケースとみて、この医療従事者を隔離し確認を急いでいます。 保健当局は、この医療従事者の性別や、リベリア人男性の治療に関わり監視対象になっていた76人の医療従
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