印刷 関連トピックス地震活断層から200m以内にある学校 全国の学校と活断層の位置を明確にしようと、広島大の中田高名誉教授と岡山大のグループが空中写真などを使った詳細な調査を始めた。概略調査では、全国で1005校が活断層の近くにあり、うち225校は活断層の真上に立っている可能性があった。中田さんは校舎の使用制限を含めた対策の検討を求めている。 中田さんと隈元崇岡山大准教授らは、国土地理院の地図に教育施設として載っている小中高や大学など4万3360校の校舎と、活断層の位置関係を2003年に調べた。この調査では、活断層から200メートル以内が1005校、うち50メートル以内が571校、真上が225校あった。活断層が集中する京阪神地域の学校が多かった。 活断層の真上に立っていると、耐震補強をしていても、地震で地表に段差ができたり、左右にずれたりして、建物は壊れる可能性がある。1999年の台