任天堂対パルワールドの特許権侵害訴訟が進行中です。これに関して、少し前ですが、パルワールド側が声明を発表していました(参照記事)。同社は「原告が主張するいずれの特許も侵害していないと確信し、継続的な対応を取っている。また、原告の特許はいずれも無効であるとの主張も行っている」とのことです(ちなみに「特許も侵害していない」は原文ママ 正しくは「特許権も侵害していない」です)。加えて、今後も同作の開発を継続するための予防として仕様変更を決めたとのことです。 これは、特許権侵害訴訟においては通常の動きです。すなわち、侵害の否認、特許無効の抗弁、そして、設計変更による侵害回避という3本立てです。「無効であると思っているなら仕様変更は不要では」というコメントを書いている人がいましたが、訴訟ですので主張できることは全部主張します。原告も「仕様変更したのは無効であると思っていないからじゃないの?」といった