【シリコンバレー=中藤玲】米動画配信大手ネットフリックスがグローバル投資を押し進めている。トランプ米大統領が製造業だけでなく映画制作にも米国回帰を求める中でも、同社は世界各地での動画制作力を強みに増収増益を続ける。米関税政策に伴う株式市場の逆風をものともせず、同社株は最高値圏で推移している。17日に発表した2025年4〜6月期決算は9四半期連続の増収増益だった。純利益は前年同期比46%増の31
そこに重なるのが、前回の記事で書いた米動画配信大手Netflix(ネットフリックス)による広告事業の本格化だ(「Netflix、視聴体験を重視 CMを唐突に挿入するYouTubeと大違い」を参照)。このほど米国から広告事業の責任者であるエイミー・ラインハルト氏が来日したことは、Netflixがこれから広告事業に本腰を入れることを表している。フジテレビ問題で打撃を受けている日本のテレビ広告市場は、Netflixによってさらなる一撃を食らうのだろうか。 ユーザーへの配慮欠くネット広告 私は、ちょっと違うのではと推測している。むしろNetflixは、市場規模の縮小で苦しむ日本のテレビ広告に、新たな道筋へのヒントを示してくれると考えている。それは前回長々と述べた、彼らのCMへの基本姿勢にある。NetflixはCMがコンテンツ視聴にとって大きな障害になると考えている。極力ユーザーの邪魔にならないCM
【シリコンバレー=中藤玲】米動画配信大手ネットフリックスが21日発表した2024年10〜12月期決算は、売上高が前年同期と比べ16%増の102億4651万ドル(約1兆6000億円)、純利益が約2倍の18億6860万ドルだった。話題性の高いスポーツ中継を増やし、会員数が3億人を突破した。7四半期連続で増収増益だった。1株利益は4.27ドルで、売上高とともに市場予想を上回った。本業のもうけを示す営
【パリ=北松円香】フランスとオランダの当局は5日、脱税の疑いで米動画配信大手ネットフリックスの拠点を家宅捜索した。フランスの顧客からの収益をオランダで計上し、仏での税額を低く抑えた疑いがある。現地誌マリアンヌなどが伝えた。この日は同社のパリとアムステルダム拠点に捜査が入った。同社の脱税の疑いを巡り、仏金融検察当局(PNF)が2022年11月から予備調査を開始しており、仏蘭当局が連携して捜査を進
ネット配信ドラマの人気は公開後、一気に高まるものではない。むしろじわじわ少しずつ話題になっていく。パリ五輪が始まる頃には目ざとい人々がすでに見終わり、SNSなどで「ヤバい」「眠れない」と声を上げ始めた。ネット記事も指数関数的に増え、8月下旬の今は毎日数社のメディアが取り上げ、個人が書くブログでも熱い反響が飛び交っている。 エンターテインメント市場の調査会社GEM Partners(東京・港)が発表する「定額制動画配信サービス週間リーチptランキング」で「地面師たち」は7月第4週に20位となり、初めてランクインすると、8月第1週には4位に急上昇、第2週では「【推しの子】」に次いで2位につけた。 なぜこれほど話題になっているのか。分かりやすい言い方をすると、地上波テレビでは絶対に描けない場面が続出するからだ。端的なのが、生々しいセックスシーンだ。そしてバイオレンスも強烈だ。拳銃で殺すシーンもあ
今、話題のNetflixで配信されているゆりやんレトリィバァ主演、企画・脚本・プロデュース ・ 鈴木おさむ、総監督・白石和彌によるドラマ『極悪女王』。ゆりやんが演じる実在のプロレスラー・ダンプ松本を主役とした一種の成長譚であり、実質「もう一人の主役」である長与千種とのシスターフッドの物語でもある。 面白いドラマである。二人の所属した全日本女子プロレス(ドラマ内では全日女子プロレス)の歴史をベースに、実際に起こった出来事を取捨選択して切り取り、それを上手くアレンジして繋ぎ合わせ、少女たちのシスターフッドの物語を成立させている。若き女性だけの世界であるかのように思われる女子プロレスの世界も、実際には背後にいる権力を持った男性運営にいいように支配され上手く使われている世界であり、悪役プロレスラーとして成り上がっていく様子が自分を取り巻くそういった世界との闘いに繋がっていく。プロレスの世界を舞台と
Netflixで先週公開された映画「シティーハンター」が、Netflixを利用できる32の国と地域で週間トップ10入りを果たし、非英語映画の世界1位を獲得するなど、世界中で大きな注目を集めています。 参考:「シティーハンター」Netflix週間グローバルTOP10で初登場1位 「シティーハンター」と言えば週刊少年ジャンプの黄金時代に北条司さんが連載していた人気漫画であり、世界中に多くのファンがいる関係で、これまでに香港や韓国、フランスなどで実写映画化されてきた歴史があります。 そういう意味では、既にNetflixでは「ONE PIECE」や「幽☆遊☆白書」など、週刊少年ジャンプの人気漫画を世界中でヒットさせてきた実績があることを考えると、今回の成功も既定路線と見る方も少なくないかもしれません。 ただ、今回の映画「シティーハンター」の成功は、日本の映像業界にとって大きな意味を持っていると言え
Netflixをシャドーイング教材として使用することは、とても効果的な勉強方法だと思います。しかし指摘の通り、シャドーイングしながら英語の意味を確認したり、単語やフレーズを調べたりすると、思いの外時間がかかり、フラストレーションがたまるのも事実です。 私が英語を学んでいた20年以上前は、映画のセリフを文字起こししたスクリプトとその訳や単語・フレーズの説明が付いた「スクリーンプレイ・シリーズ」(フォーイン スクリーンプレイ事業部)という本を使っていました。これを利用することで、Mさんが感じたようなストレスを感じることなく、スムーズにシャドーイング学習ができました。しかし、Netflixなどの動画配信サービスの普及などにより、現在はあまり使われなくなりました。 スクリーンプレイが使われなくなった背景には、見られる作品が限定されていたことが理由の1つでしょう。対してNetflixは、スマートフォ
制作は現在のテレビアニメを手がける東映アニメーションからWIT STUDIOとなり、『ONE PIECE』”東の海”編から再びアニメし、新しいアニメシリーズとしてNetflixで配信(公開時期は未定)。あわせて特報映像が公開された。 集英社、フジテレビジョン、東映アニメーションが連携して立ち上げた製作委員会は、今回のアニメ企画について「本企画は、『ONE PIECE』のアニメーションを、東の海編から、現代の映像として描き直していくプロジェクトです」とし、「25年を経てなお最大出力で前進するTVアニメシリーズとは別のラインで、今だからこそ可能な表現を突き詰め、ルフィの冒険を懐かしくも新しい感覚でお目にかけたいと考えています」と説明した。 また「公開はまだまだ先ですし、完遂まではさらに時間がかかる長い長いプロジェクトではありますが、新しい仲間であるWIT STUDIO、Netflixと力をあわ
ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 Netflixがオンラインで開催中のイベントGeel Week 2023で、SF映画『ターミネーター』の新作アニメシリーズを独占配信すると発表しました。 仮タイトルとして『Terminator: The Anime Series』と呼ばれるこのアニメは、『BLEACH』のキャラクターデザインや、『プラネテス』作画監督として知られる工藤昌史氏が監督し、日本のアニメ制作会社Production I.Gが制作します。またショーランナー、エグゼクティブプロデューサー、脚本には、Netflixで配信の映画『プロジェクト・パワー』を執筆した脚本家のマットソン・トムリンが、さらに『ターミネーター:新起動/ジェニシス』と『タ
8月31日からネットフリックスで配信がスタートした実写版『ONE PIECE』。それに先駆けて、本作の製作総指揮も務めた原作者の尾田栄一郎に、米紙「ニューヨーク・タイムズ」がインタビュー。『ONE PIECE』キャラクターの成り立ちや主人公ルフィのキャスティング、実写化を受け入れるきっかけとなった作品などについて聞いた。 ──『ONE PIECE』という、社会現象となるほどの大人気マンガ・アニメシリーズを実写化するにあたり、何が大事だと思われますか? マンガの実写化は、原作を逐一再現していけばいいというものではないんです。原作のファンが、キャラクターやそれぞれの関係性の何を愛しているのか。これを真剣に考えて、ファンの愛する要素に忠実であることがとても大切です。 優れた実写化作品は、ストーリーをそれほど変える必要がないんです。原作の読者が納得するような形で、役者がキャラクターを再現できるのが
日本の番組がグローバル1位になったのは『範馬刃牙』が初 2023年7月27日、世界の配信プラットフォーム視聴者数を集計するサイトであるフリックスパトロール(FlixPatrol)は、前日にNetflixで視聴されたテレビ番組のトップが7月26日に配信開始した『範馬刃牙』第2期「外伝ピクル+野人戦争編」であると伝えた。 このランキングは全世界100ヵ国以上を対象にし、米国ドラマの大型作品や韓流ドラマなどの含むジャンルも含む。そこで『範馬刃牙』は全ての番組を超えて、世界一となったのである。同サイトがデータを集計し始めて、日本の番組がグローバルランキングの1位になったのはこれが初だ。 フリックスパトロールは非公式サイトなのだが、ウィークリーランキングのみを掲載するNetflixのオフィシャルランキングでも『範馬刃牙』の勢いは確認出来る。7月24日から7月30日までのグローバルランキング(非英語)
ネットフリックスの大ヒット作『イカゲーム』は、同社にしてみれば「とてもコスパのいい買い物」だった。 韓国国内ではまったく買い手がつかなかった同作の脚本に、ネットフリックスは賭けたのだという。 全9話完結で1話あたりの制作費は約240万ドル。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」によれば、別のヒット作『ストレンジャー・シングス』の全制作費の約4分の1だったという。それでいて同作は6つのエミー賞を受賞し、公開初日から28日間で16億5000万時間も視聴され、ネットフリックス史上最高記録を樹立。これにより同社の企業価値は推定9億ドルまで急上昇した。 ところが、作家兼監督のファン・ドンヒョクの生活は、多少上向いたものの「大きな変化はない」。 なぜなら、同作の「知的財産権をネットフリックスに譲渡する」契約を交わしたからだ。この契約上、最初の放送後に作品が再放送される際に作家や監督、俳優らが受け取れる「ロイヤ
最初に流行ったのは、全話を一気に見るスタイル 「倍速・タイパ」と呼ばれる視聴スタイルとは真逆のこの方法によって視聴者が最初に作品を見るタイミングをいわば強制的に揃え、SNSを占拠する。さらにSNSで言及してもらいやすくするための仕掛けも作品内に張り巡らせ、放送後のタイムラインをファンアートや流行りのフレーズで埋め尽くしてもらう。「リフレイン(繰り返し)消費」とも呼ぶべき体験が、明らかに意図的に起こされていたのだ。 ゲーム・オブ・スローンズ 2015年にNetflixが日本に上陸してから既に7年が経過した。Netflixのような映像配信サブスク・サービスが拡げたのが連続ドラマ・アニメなどを全話一気にみる「ビンジウォッチング」と呼ばれる視聴スタイルだ。ビンジ(binge)とは「どんちゃん騒ぎ」や「熱中」を意味し、1話1時間のドラマを10話×4シーズンぶっ通しで見るような視聴スタイルが拡大した。
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