昨冬、JR東日本のポスター掲載拒否騒動で全国的に注目された岩手県奥州市水沢区、黒石寺の伝統行事「蘇民祭」(来年2月1―2日)の今季のポスターが17日、発表された。隔年で「動」と「静」をテーマに作製するため、下帯姿の雄々しい男性がメーンだった前回から一転。黒石寺本堂に雪が降る風景の写真で、JRもすんなりとゴーサインを出した。 市が作製したポスターは縦約1メートル、横70センチ。写真はモノクロで、例年通り同市江刺区の写真家佐々木稔さん(73)がデザインした。 JR東日本は9日、「特に問題はない」とポスター掲載を認可した。約500枚が東北6県を中心に来月上旬から駅構内に掲げられる。 関係者の関心は早くも「動」をテーマにする来季のポスターに。40年以上、デザインを手掛ける佐々木さんは「蘇民祭は裸の男たちが主役。来季は男たちの迫力をポスターで伝えたい」と言う。 市水沢総合支所商工観光課は「前