2012年11月6日、日本武道館。 そこは明らかに、いつもの日本武道館の景色とは違っていた。 開演前から場内には、レトロな遊園地の園内に流れているイメージの3拍子な音楽がうっすらと流れ、オーディエンスをこれから始まろうとしている“ドキドキワクワクぱみゅぱみゅレボリューションランド”へと誘った。 ステージの可愛いだけではない、どこか哀愁が漂うシュールな世界も、これからここで始まるSHOWを予感させた。 18時ちょうど。この日だけの遊園地が開園した。 絵本から飛出してきたような、サーカスを思わすセットの中に、突然現れたきゃりーぱみゅぱみゅ。様々な配色と、キリンや子鹿や豹などの動物柄のファーでパッチワークされたバルーンドレスに身を包んだきゃりーに、会場は割れんばかりの歓声を送った。 アイドルのコンサートとも違う、アーティストとの歓声とも違う、バンドのライヴの歓声ともまたまた違うその歓声は、例える