引き続き、The Solid Ground Newsletterのラッセル・ネイピア氏の、Resolution Foundationによるインタビューである。 政府債務の問題 日本やアメリカなどの先進国は、これまで何十年も債務を積み重ねてきた。それはゼロ金利の時代には一見無害に見えたが、インフレ政策がインフレを引き起こし金利が上がると、政府の財政は国債の利払いに圧迫され始める。 レイ・ダリオ氏、金利が上がった途端に政府が負債で破綻し始める理由を説明する ネイピア氏は、先進国の債務問題はインフレによって政府の借金が紙切れになることで解決されるしかないと考えている。 ネイピア氏: 政府はインフレで借金を帳消しにするためにインフレ政策を続ける 借金が帳消しになるとき 政府が紙幣の価値を暴落させて自分の借金を帳消しにする。そう聞くと悪いことしか起こらないように聞こえる。 だが本当にそうだろうか?