JR北海道は26日、先月25日に札幌近郊で導入したカード型乗車券「Kitaca(キタカ)」=写真=について、予想以上の売れ行きで在庫が不足したため、27日から定期券以外の販売をいったん停止すると発表した。 同社によると、25日までに定期券3万3000枚、定期以外4万5000枚の計7万8000枚を販売した。同社は来春までに9万5000枚が売れると予想して10万枚を用意していたが、在庫が底をつく可能性が出てきたという。 同社は当初、定期券中心に売れるとみて、定期以外の販売を約2万6000枚と見込んだが、予想をすでに2万枚近く上回った。1万枚限定で発売した記念キタカが住民や鉄道ファンの人気を集めて即日完売したこともあり「見込み数を大きく上回った」としている。 同社は6万枚を追加発注したほか、春までにさらに5万枚を増やす計画。ただ、カード製造に2か月以上かかるため、通常の販売体制に戻せるのは来年1