タリン――バルト海に面するエストニアの議会は13日までに、2011年に予定する議会選挙で「携帯電話」を使った投票を認める法案を可決した。「携帯投票」を認める法案は世界で初めてとみられる。 同国では昨年の議会選で、インターネット投票も承認されていた。 携帯電話での投票は既に試験済み。有権者は政府当局から携帯に使う公式のチップを無料で受け取った後、電子投票システムへの参加が可能となる。チップには身元のデータが盛り込まれている。 個人情報漏えい防止の対策も実施した。ネット投票でも事前に不正侵入、身元偽装や票操作入への懸念があったが、杞憂に終わったという。