真善美という言葉があります。ビジネスの世界でも、この企画は真善美に照らしてどうなのか、というように判断基準にしている人もいるようです。 いつから、誰が使い出したのかも分からず、その意味するところも理解ができておらず、まだ自分の言葉になっていません。いろいろ本を読んでみましたが、真善美そのものについて書いてある本を諦め、プラトン、カントなどの哲学書を読んでいました。ただ、カントは難しい。。。 このように模索している中で、的確な文章を見つけました。 平成11年4月9日 京都大学の入学式における長尾総長のことばです。 長くなりますが、以下、引用します。 最近あまり言われなくなりましたが、「真善美」という言葉があります。正しいことを知り、正しいことを行う、これが真であり、大学の使命の第一は学生諸君にこの真に到る道をいろいろと教えることであります。 しかし、社会を生きてゆく上において真だけでは十分で