100年以上解けなかった物理学の難問が、ついに数学の力で解けました。 アメリカのミシガン大学(U-M)で行われた研究によって、原子一粒の衝突から台風規模の渦までを貫く“一本の数学的な鎖”を初めて構築し、流体力学における3つの主要理論を統合することに成功したのです。 これまでの物理学では個々の粒子レベル、粒子の集団レベル、巨大な流体レベルを異なる数式で記述しており、まるで別々の法則のように扱われていました。 しかし今回の成果により3つの理論を連結させ、1900年から数学者たちを悩ませてきた「ヒルベルトの第六問題」の重要な部分を解決する大仕事となりました。 三つの理論を連結する“数学的鎖”は、どのように鍛え上げられたのでしょうか? 研究内容の詳細は2025年03月3日に『arXiv』にて発表されました。