>>QUICK VOTE:クリミアの未来に最適な選択は? | 投票結果を見る | ウクライナがほぼ10年ぶりの政情不安に陥っている。欧州連合(EU)との貿易協定をめぐる議論に端を発した反政府デモは、親ロシアのヤヌコビッチ大統領の追放という事態に発展し、首都キエフに新政権が樹立された。ウクライナはロシアと欧州の境界に位置する最大の国で、これまで双方の影響を強く受けてきた。下の地図は、言語や大統領選の結果からみたウクライナの分断を示している。 言語 国民の7割は公用語のウクライナ語を話すが、ロシア語も広く使われている。ロシア系住民が多数を占める東部や南部クリミア半島などでは、ロシア語が第一言語というケースが多い。クリミア自治共和国の首都シンフェロポリでは2月27日、ウクライナ新政権の発足に対して激しい抗議デモが起きた。クリミア半島はヤヌコビッチ前大統領の支持基盤で、南部セバストポリにはロシア軍
ウクライナ危機はどこまでエスカレートするのだろうか。 3月末から4月にかけては、ウクライナ国境に最大4万人とも言われるロシア軍が展開していることが衛星写真で確認され(詳しくはこちらの拙稿を参照)、ウクライナ東部に対するロシア軍侵攻が取りざたされた。しかし、4月末にショイグ国防相がヘーゲル米国防長官との電話会談で「ウクライナに侵攻する考えはない」と述べたのに続き、5月6日にはNATOのブリードラブ欧州連合軍司令官が「ロシア軍侵攻の可能性は低い」と述べるなど、ロシア軍の直接介入の危険性は低下したかのように見える。 だが、ウクライナ危機自体は収拾には向っていないばかりか、様々な意味で危機は高まっていると筆者は考える。しかも、今週中にはひとつのピークを迎える可能性が高い。 緊迫化するウクライナ東部情勢ウクライナ東部では親露派による公的機関の占拠や新たな襲撃が続いている。 前述のブリードラブ司令官も
3月21日、ロシアでクリミア編入の条約が批准され、ロシア国内での法的手続きが完了した。プーチン大統領によるクリミア奪取作戦が、これでとりあえずは一区切りついた形になる。 それにしても電光石火の早業だった。ウクライナでの政変が2月22日。クリミアで親ロシア派が“決起”し、アクショノフ政権が発足したのが同27日。翌28日には“自警団”に扮したロシア軍が大々的に展開して、ほぼクリミア全土を制圧している。 その後、3月16日にクリミアで親ロシア派政権が主導する住民投票が強行され、ウクライナからの分離独立とロシア編入が圧倒的な支持を獲得。これを受けて翌17日、クリミア議会が独立およびロシア編入の条約締結を可決すると、同日中にプーチン大統領もクリミアを独立国として承認し、ロシアへの編入を決定した。 翌18日、プーチン大統領はクリミア政府と編入条約に調印。20日にはロシア下院で、翌21日に上院で批准され
For months, pro-Russian separatists have fought Ukrainian forces in two eastern regions of Ukraine but a fragile ceasefire has been agreed by both sides. Here is a timeline of events in the most dangerous conflict to grip Europe since the wars in the former Yugoslavia. 12 November: Nato commander Gen Philip Breedlove says Russian military equipment and Russian combat troops have been seen entering
The peninsula of Crimea in southern Ukraine is at the centre of what is being seen as the biggest crisis between Russia and the West since the Cold War. Troops loyal to Russia have taken control of the region and the pro-Russian parliament has voted to join the Russian Federation, to be confirmed in a referendum. Crimea is a centre of pro-Russian sentiment, which can spill into separatism. The reg
【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=佐藤昌宏】ウクライナ南部クリミア半島に展開しているロシア軍とみられる武装集団が5日夜以降、空港などから撤収する動きを見せている。 同日は、米国と欧州各国でつくる全欧安保協力機構(OSCE)が同半島に軍事監視団を派遣した日と重なり、ロシアのプーチン政権が監視の目を逃れようと、一時的に退却させた可能性がある。 2月28日未明から最新型の自動小銃などで武装した軍服の集団が展開していたシンフェロポリ国際空港。6日に同空港を訪れると、集団の姿は消えていた。武装集団と共に「空港警備」にあたっていた「自警団」の腕章を付けたアンドレイと名乗る男性(38)は「今日来たら、(集団が)いなくなっていたので私も驚いた。きっと役目を終えてどこかへ帰ったのだろう」などととぼけた調子で話した。シンフェロポリ市中心部の建物に駐屯していた別の武装集団も消えていた。
ロシアへの帰属を求める動きが強まるウクライナ南部クリミア半島のクリミア自治共和国。駐留ロシア軍の基地がある南部セバストポリでは空港が封鎖され、軍車両がひっきりなしに行き交っていた。 1日、首都シンフェロポリから南西へ約120キロの沿岸部セバストポリへ向かった。ぶどう畑が広がる田園地帯を貫く幹線道路を進むと、ロシア国旗を掲げた検問所が突然現れた。「ここはロシアだ」と書いた横断幕が張られている。 検問所を運営しているのは親ロシア派の市民だ。4日前からテントを張って寝泊まりしながら検問を続けているという。「キエフのファシストからクリミアを守らなければならない」。運転手のバシリ・ブシュコさん(42)は話す。武装はしていないが、「何かあれば、15分以内に武器を持った人々が来る」。ロシア軍と協力しているのかと聞くと「自主的にやっており、誰とも協力していない」と否定した。 ベルベク空港付近の道路には別の
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ウクライナの首都キエフ(Kiev)中心部で治安部隊と衝突した反政権デモ隊の参加者(2014年1月23日撮影)。(c)AFP/VASILY MAXIMOV 【1月24日 AFP】ウクライナで昨年11月から続く親ロシア政権に対する抗議デモは19日、デモ隊と治安部隊との流血の衝突へと激化した。この衝突の背後にいたのは2か月にわたるデモを率いてきた野党指導者ではなく、これまで知られていなかった「右セクター(Pravy Sektor)」と呼ばれる極右連合だった。 首都キエフ(Kiev)でデモを展開してきた野党の指導者3人は19日、突然発生した衝突に驚き、政府当局を非難する一方、暴力的な衝突からは距離を置く姿勢を見せた。 この衝突で主要な役割を果たした謎めいた集団「右セクター」は、ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領の「占領」政権の転覆を公然と目標に掲げ、そのためなら暴力
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