[モスクワ 28日 ロイター] - ウクライナがロシアに対し支払う必要のある天然ガス代金は6月7日時点で約52億ドルとなる。ロシア国営ガス会社ガスプロムのミレル最高経営責任者(CEO)が28日、明らかにした。 ガスプロムによると、現時点で未払いとなっているガス代金は35億ドルを超えている。ミレルCEOはプーチン大統領に対し、ウクライナの5月の天然ガス代金は約17億ドルになるとの試算を示し、「これに基づくと、6月7日までの支払い額は52億ドルを超える」と報告した。
ウクライナの首都キエフ(Kiev)の議会で、大統領就任の宣誓を行った後、権力の象徴である「ブラバ」を掲げるビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)新大統領(2010年2月25日撮影)。(c)AFP/ANASTASIA SIROTKINA 【2月25日 AFP】ウクライナ大統領選で当選した親ロシア派のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)元首相は25日、ウクライナ独立後第4代目の大統領に正式に就任した。 就任式に影を落としたのは、7日に行われた大統領選で敗北した対立候補のユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)首相が出席しなかった点だ。ティモシェンコ氏は自分の敗北を認めておらず、首相職辞任も拒否している。 人口46万人、ロシアと欧州連合(EU)を橋渡しする存在であるウクライナを新たに率いるヤヌコビッチ大統領は、「オレンジ革命(Ora
【モスクワ=副島英樹】ロシアのプーチン首相は5日、ウクライナの国営企業ナフトガスがウクライナ保安局の治安部隊の強制捜査を受けたことに関連し、同社からロシアへの2月の天然ガス代金の支払いが滞れば、ウクライナや同国経由の欧州へのガス供給を止めると警告した。だが、その直後にガス代金が全額送金されたことをロシア側が確認、1月に欧州への供給が止まった「ガス紛争」の再来はとりあえず回避されそうだ。 インタファクス通信によると、ナフトガスが支払うガス代金の期限は7日で、5日夕までに総額の約2割にあたる5千万ドルが未払いだった。 ウクライナのチモシェンコ首相は、強制捜査はユーシェンコ大統領がナフトガスの機能まひを狙ったものだと非難した。次期大統領選をにらんだ首相と大統領の政争は国内の混乱に拍車をかけている。
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