首都圏(しゅとけん、capital region)とは、首都及びその周辺の地域を一体とした広域をいう。一般的に、各国の国家中枢機能を擁する首都及びその周辺の地域は、緊急事態に備えた方策に基づき各国の国策として整備・建設されており、こうした防備機能を含めた首都周辺地域を総称して首都圏と呼ぶ。 日本の首都圏は、1956年(昭和31年)に制定された「首都圏整備法」において、「東京都の区域及び政令で定めるその周辺の地域を一体とした広域」と定められ、さらに同法律の下位法令である政令「首都圏整備法施行令」において「首都圏整備法第二条第一項の政令で定めるその周辺の地域は、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県及び山梨県の区域とする」と定められている[1][2]。これは、文部科学省による学習指導要領における地方区分でみると、関東地方全域に中部地方の山梨県を加えた地理的範囲である[注釈 1]。 な