玉ねぎを切るときは、くし形切りやみじん切りなど、作る料理に合わせた切り方をしますよね。実は、玉ねぎに含まれるアリシンという健康成分は、切り方によっては活性化せずに大損してしまうことがあるんです。そこで今回の記事では、玉ねぎの栄養価を損なうNGな切り方について、管理栄養士が解説します。 <写真>「繊維にそって切っていたわ…」玉ねぎの栄養価を損なうNGな切り方とは? ■玉ねぎにはどんな栄養素が含まれているの? 玉ねぎにはビタミン類はあまり多く含まれていませんが、新陳代謝を促し、神経を鎮める作用があります。また、疲労回復や抗酸化作用、生活習慣病予防にもなる成分が満載の野菜です。特に、ポリフェノール成分ケルセチンの含有量は野菜のなかでもダントツです。ケルセチンは、抗酸化作用だけでなく、悪玉コレステロールを減らす働きがあり、血流を改善し、血栓を予防する効果も期待できます。様々な料理に使える身近な野菜