これが、$P(Y|X)$に当たり、尤度と呼ばれます。 以上の情報から、ベイズの定理を用いて、事後確率、$P(X|Y)$を求めることができます。 なぜなら、確率の基本定理より、 $P(Y)=\sum_{X}P(X,Y)=\sum_{X}P(Y|X)P(X)$ が成り立ち、 $P(Y=包丁|X=シェフ)P(X=シェフ)= 0.8 \times 0.2 = 0.16$ $P(Y=包丁|X=バイト)P(X=バイト)= 0.3 \times 0.8 = 0.24$ で、結局、 $P(Y=包丁) = 0.4$ であることが分かり、 $P(X=シェフ|Y=包丁)= 0.16/0.4 = 0.4$ $P(X=バイト|Y=包丁)= 0.24/0.4 = 0.6$ となります。もともと事前確率では$P(X=シェフ)=0.2$だったため、凶器が判明したことにより、シェフが犯人である確率(事後確率)が20%から4