【カイロ=小泉大介】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が激化するなか、死傷者に加え、爆撃の恐怖から家を離れ、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校などに避難する住民も増加の一途となっています。世界保健機関(WHO)の見積もりによれば、その数は30日までに21万5000人以上(ガザ人口は約170万)に達しました。 国連機関警鐘 UNRWAは29日、避難民の収容能力について「限界点を超えた」と表明。避難民が今後も増加しつづけた場合はガザ当局が運営する学校などに収容し、そこへ支援を行う以外に対処する方法はないとしました。 イスラエル軍は29日にはガザの発電所も爆撃し、機能停止に追い込みました。ガザではこの間の攻撃ですでにイスラエルからの送電網が破壊され、1日の大半が停電になることが常態化していました。今回の事態でさらに給水ポンプの稼働も困難になったことから、極度の