この年、ジョナサン・パーマーとミケーレ・アルボレートというコンビでシーズンをスタートさせたティレル。第4戦メキシコGPではアルボレートが表彰台を獲得するなど、まずまずの戦いぶりを見せていた。 Read Also: 美しきF1マシン:まるで戦闘機。美しくも苦戦した、フェラーリF92A しかし第7戦からスポンサーの都合によりアルボレートが退き、それまで国際F3000を戦っていたアレジが加入。すると、いきなり4位入賞を果たしてみせたのだ。その後もイタリア、スペインで入賞。チームメイトのパーマーを凌ぐ走りを見せたのだ。 翌年もティレルに留まったアレジは、開幕戦アメリカGPでマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナと伝説的なバトルを披露し、2位表彰台を獲得。その後もモナコで2位に入るなどした。その走りから、将来のチャンピオン候補ともてはやされた。 1991年、アレジはフェラーリへと移籍。チームメイトは