こちらの書籍ではスタジオジブリの東小金井スタジオの設立時から現在に至るまでジブリ作品の撮影やデジタル化の中心を担ってきた、現スタジオジブリ エグゼクティブ イメージングディレクターの奥井敦氏のこれまでの仕事や実際の作品で使用された技法などが紹介されています。 ジブリ作品の撮影技術に絞った内容という事もあり、アニメ業界でも撮影関係者を中心に話題になり、既に3刷りとなる人気です。 ちなみに著者の奥井さんは自分が在籍当時所属していたデジタル部の上司に当たります。 本書は奥井さんがジブリに移籍する以前の旭プロダクション時代の仕事から、ジブリでの撮影部の立上げ、またその後のデジタル化の流れなど今まであまり語られてこなかった「アニメーション撮影」の目線で語られるジブリ史とともに、アナログからデジタルへの移行期の苦労やデジタル化に必要な技術的な話題、またフィルム制作の時代の作品を含めた撮影技術に関する技