10月27日に行われたJ1リーグ第30節で、鹿島アントラーズに敵地で2−1と勝利し、勝ち点を48に伸ばした清水エスパルス。これにより、リーグ3位の浦和レッズとは勝ち点差でわずか1と迫り、かねてより目標に掲げていたACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場権も目前となった。また同時に、11月3日に行われるヤマザキナビスコカップ決勝への進出もすでに決めており、チームは16年ぶりの優勝を目指している。 そんな清水のスターティングメンバーには現役高校生の石毛秀樹を始め20代前半の選手が名を連ねるため、スタメンの平均年齢は約23歳とJリーグの中でも群を抜いて若い。それゆえ、最近では多くのメディアで「ヤングエスパルス」と呼ばれることが多くなっている。そのヤングエスパルスが、今年就任2年目となるアフシン・ゴトビ監督の下で大きな躍進を見せている。 振り返れば、2010年シーズンをもって前監督の長谷川健太