JA岡山(岡山市)は26日、瀬戸内市邑久町尾張の農産物直売所「産直市場おく」で、テナント契約している鮮魚小売業「栄光水産」(瀬戸内市邑久町北島、山下寿幸社長)が、中国・韓国産のアナゴなどを県内産と偽り、販売していたと発表した。 調理資格のない従業員がトラフグを調理したり、ラベルを貼り替えて消費期限を延ばしたりした疑いもあり、同JAは刑事告訴を検討している。 同JAによると、同社は2007年3月の直売所開業時から焼きアナゴを販売。約1年後から中国、韓国産や他県産のアナゴの白焼きにたれをつけて焼き、県内産と称して販売した。中国産のエビを県内産と表記したり、養殖のタイも天然物と偽ったりしていた。 今月19日、「直売所の鮮魚コーナーに、この時期にとれないはずの魚が地元産として並んでいる」と通報があり、同JAが調査した結果、産地偽装などが明らかになったという。同社は同JA運営の直売所「はなやか長船店