キャリア、転職、人材育成のヒントを提供してきた「リスキリング」チャンネルは新生「NIKKEIリスキリング」としてスタート。 ビジネスパーソンのためのファッション情報を集めた「Men’s Fashion」チャンネルは「THE NIKKEI MAGAZINE」デジタル版に進化しました。 その他のチャンネルはお休みし、公開コンテンツのほとんどは「日経電子版」ならびに課題解決型サイト「日経BizGate」で引き続きご覧いただけます。
どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 『「奇跡のリンゴ」から考える日本農業論~農家、商店主が本音で語る食の未来』と題した座談会を4回にわたって掲載した。「奇跡のリンゴ」の是非を論じるのではなく、それが歓迎されている社会現象と農業の将来について考える読み応えのある座談会となったと思う。ただ、座談会では、農薬にかんする科学的な説明はどうしても不十分になってしまっているので、補足の意味で情報提供しておきたい。 ● 農業者がもっとも農薬の影響を受ける 「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんは、「化学的に合成された農薬や肥料を一切使わないリンゴづくり」をうたっておられる(NHK・プ
近年、丸大豆しょうゆの消費量が増加している。脱脂加工大豆を原料とする通常品に比べ、香りや味に差異があることが明らかになってきた。丸大豆は原料価格が高く、使用するために工夫が必要だ。本商品を望む消費者だけでなく、メーカーにも有益な商品なのである。 【大豆変身物語が書籍になりました】 醤油造りのプロが書いた大豆の本。大豆は豆として調理されるだけでなく、さまざまな加工品となることで人類に栄養を供給し、豊かな食文化も花開かせてくれている大いなる豆。そんな大豆はどこから来たどんな豆なのか、そしてどんな可能性を持っているのか。大豆と半世紀付き合って来た技術士が大豆愛とともに徹底解説します。 横山勉「大豆変身物語」(香雪社) 大手しょうゆメーカーの堕落? 「美味しんぼ」第3巻(作・雁屋哲、画・花咲アキラ) 2010年4月、文部科学省主催の科学技術週間サイエンスカフェで講師を務めた。タイトルは「おいしさを
4月18 猛毒・リシンの横顔 あちこちからニュースが飛び込んできて、何かと騒がしい昨今です。アメリカではボストンマラソンでの爆発テロという大きな悲劇の後、「リシン」という毒物が上院議員の元に送られたと報道されています。さらにオバマ大統領のところにもリシンらしき物質が送りつけられたとのことで、9・11後に炭疽菌テロの行われた、2001年を思わせる状況となってきました。 さてこのリシンとは、いったいどんな物質でしょうか。これはタンパク性の猛毒で、トウゴマという植物の種子から得られるものです。単離されたのは1888年といいますから、かなり古くから知られていたタンパク質のひとつです。 トウゴマ(ヒマ)の種子 英語では「ricin」という綴りです。日本語で表記すると区別がつきませんが、アミノ酸のリシン(リジンとも)は「lysine」ですので、全くの別物です。 リジン(lysine) さてこのリシンは
3月28日 農業は地球の環境悪化の緩和に重要な役割を果たす フランス農学・獣医学・林学研究院 アグリニウム会長 マリオン・ギュー 氏 3月8日 近未来SF漫画で描かれるテクノロジーの未来 漫画家 山田胡瓜さん 12月28日 「世界中の望遠鏡が協力して中性子星合体を観測 ―重力波と光の同時観測『マルチメッセンジャー天文学』の幕開けは、何を意味するのか?」 理化学研究所仁科加速器研究センター 玉川 徹 氏 4月10日 「持続可能な食の未来へ」をテーマに「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2018」開催 世界中からの食の専門家が集結 「科学と社会」推進部 4月2日 《JST主催》「トップサイエンスによる社会変革への挑戦」―JSTの第2回ACCELシンポジウム開催 サイエンスポータル編集部 3月22日 第84回「日本発のデザインバイオロジー確立に向けて」 科学技術振興機構 研究開発戦略センター ラ
水稲の玄米の100ベクレル/Kgという基準を超える点数が今年は昨年と比べて圧倒的に少ないようだが、表1に示すように、一方では大豆は依然として基準値超えの件数が増えている。 以下その理由について考察してみた。少し長くなるので、門外漢にとっては退屈かもしれないが、専門家にはぜひ最後まで読んでもらいたい。 表1.横軸はセシウム濃度 100ベクレル/kg以上 を検出した一軒一軒の農家。棒グラフは測定値の低い順番に並べてある。(福島県のデータより作成) 市場に出る大豆の全袋検査は義務づけられているかどうか小生は知らない。が、水稲に比べて大豆は測定件数が今のところ、けた違いに少ないので、全作付面積での基準値超えの面積がどのくらいなのかはいまのところ判然としない。 しかし原発暴発後2年目になって、ほとんど基準値超えが出なくなった野菜類や根菜類などと比べて、この表のように、大豆で基準値超えが頻繁に出ること
石けん・洗剤はわたしたちの清潔で健康な暮らしに無くてはならないものになっています。いずれも汚れを落とすものとして、身の回りで大活躍しています。 意外と知られていない、石けん・洗剤とはどんなものかなど、この項目の情報がご参考になれば幸いです。
食中毒というと、まず頭に浮かぶのが肉や魚などであるが、実際には野菜を原因食材とする事件もかなり起こっている。日本はもともと野菜を生食する食習慣はなかったが、戦後以降、生野菜をサラダとして食べるようになってきたため、その食中毒リスクは無視できない。食中毒統計を見ると1978-1995年の間に246件の野菜を原因食材とする事件が発生している。生食野菜は加熱殺菌を行っていない以上、ゼロリスクを要求するのは不可能と考えるべきである。 1996年の堺市カイワレO157事件後に農水省が実施した調査では、6,938の野菜検体中から、大腸菌O157株は検出されていない。厚生労働省も1998年から毎年、全国19の中央卸売市場で販売される野菜・食肉等の抜き取り調査を実施している(3年間に合計7933検体)。1998年と2000年に検査したアルファルファ(132検体)のうち5検体からサルモネラが検出された以外、
いちおう医師。一心房一心室が本質的にまずいっつーことはないです。 むしろ二心房二心室の複雑な配管のせいで人類は心奇形に悩まされてるわけで、一心房一心室なら今ほど心奇形は多くなかったんじゃないかなーと思います。 もっとも、現生人類の体をいきなり一心房一心室にするといろいろ無理ありますけどね。血管抵抗とかがそういう風に最適化されてないから。心室→体循環→肺循環→心房とかすると静脈が滞って全身むくんじゃうだろうし、心室→肺循環→耐循環→心房はもっと最悪で肺血管が血圧に耐えられなくて狭窄しちゃいます。 ま、もとから一心房一心室ならそこらへんきっちり最適化されてて問題はなかったでしょう。なにしろジンベエザメの巨体だって循環させることが可能なんですから。 別に生物は、“効率的な”二心房二心室を目指して進化してきたわけではありません。そのときそのときで、環境にあうように少しずつ変化してきたんです。進化の
Y Tambe @y_tambe しかし、EHECとの関わりから考えても、赤痢菌と、赤痢菌の持つファージの持つ意味というのは大きいのだよなぁ。 2012-06-14 22:28:44 Y Tambe @y_tambe そもそもファージが発見されたのも、赤痢菌を溶かす現象からだったはずだし。あと、性線毛による薬剤耐性の伝播だって赤痢菌あたりで研究された。そういう面でも、研究史のいろいろなところに赤痢菌は絡んでくる。 2012-06-14 22:31:35 Y Tambe @y_tambe 大まかな歴史でいうと、まずヒトの世界には赤痢菌による「細菌性赤痢」があった(赤痢にはこの他、アメーバ赤痢がある)。イギリス王ジョンの死因が赤痢だと言われているので、13世紀初めにはヨーロッパに既に存在していた可能性がある。 http://t.co/Sx79kEF4 2012-06-14 22:46:36
米は新しいのがおいしいが、小麦や小麦粉は少し時間が経った方が使いやすくて、おいしいものをつくりやすい。なぜそうなのか、どれくらい経ったものがよいのかを考えてみたい。 ★小麦粉の熟成(エージング)とは 収穫直後の新しい小麦から挽いた粉はおいしいパンやパンケーキになりにくいが、小麦を何か月か置いてから製粉すると、使いやすくて、おいしい加工品になりやすい。なぜだろうか? 収穫直後の小麦粒の中では、細胞組織が生きており、小麦粉に含まれている成分を分解する作用がある各種の酵素の活性が強く、さらに小麦粉生地を軟らかくする還元性物質の量も多いので、不安定な状態にある。こういう状態の小麦粉でパンやケーキをつくっても、生地がだれることや、思うように膨らまないことがある。 収穫した小麦は時間の経過と共に自然の酸化が徐々にではあるが進んで、少し安定した状態になる。こうなった小麦を原料として使い、小麦を製粉する工
メインページ / 更新履歴・訂正(web 版) / 単行本に関する情報 公開:2012年6月11日 / 最終更新日:2013年11月28日 やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識 普通ではない15ヶ月間を過ごしてきたすべての人へ --- 敬意と感謝と言葉にできない思いをこめて 放射線に関連する基礎知識をまとめた本を公開しています。 できるだけ分かりやすく正確に書いたつもりなので、一人でも多くの人に読んでいただければ幸いです。 よろしければ、色々な人に教えてあげてください。 著作権等についてはこのページの一番下をご覧ください。 2012 年 9 月末に、この本が単行本として朝日出版社から出版されました。 詳しくは「単行本に関する情報」をご覧ください。 今後も、pdf ファイルの無償公開は(また、必要なら更新も)続けます。 田崎 晴明 これは、放射線や放射線物質に日常的に直面し
「日本ではがんがどんどん増えている。これは◯◯のせいである」 ◯◯の中には添加物、ワクチン、農薬、遺伝子組み換え食品、製薬会社の陰謀等、何を入れてもいいのですが、定番の脅し文句として使われています。では実際のところどうなのでしょうか? 日本におけるがんに関する統計を取りまとめている独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター がん情報サービスの中にがんに関する統計のページがあります。その「まとめ」を見ますと、以下のように書いてあります。 がんの死亡数と罹患数はともに増加し続けている。 がんの死亡数と罹患数の増加の主な要因は人口の高齢化。 確かに、日本ではがんが増え続けているようです。同じページには、「2009年のがん死亡数は1975年の約2.5倍」とも書かれています。たいへんな増え方です。やはり、日本はどこかおかしくなっているのではないでしょうか?でも、「増加の主な要因は人口の高齢
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