北海道教育委員会は27日、北海道教職員組合(北教組、中山和則委員長)が1月に行ったストライキに参加した1万2551人の教職員を、28日付で戒告の懲戒処分にすると発表した。処分者の中に教頭試験に合格している教員が49人含まれている。 北教組は1月30日、「査定昇給制度」導入に反対して、終業前1時間のストを行った。道教委によると、道内の公立学校教職員約4万5000人のうち約3分の1にあたる約1万4000人が欠勤扱いとなる30分以上職場を離れた。 処分者は1時間の欠勤扱いとなり、給与から1時間分2000円程度が差し引かれる。 今回の処分者の中に、教頭昇任試験に合格し、候補者名簿に登録されている教員が49人、受験者が67人いた。 道教委では「教頭としての資格に疑問を持たざるを得ない」としながらも、教頭がいなくなる恐れがあるとして、登用に影響させないとしている。 道教委による教職員の大量処分は、約2