アメリカに住んで10年以上になるが、こちらに住む日本人と話していて、使う言葉から「あっ、この人はこっちの暮らしが長いんだろうなぁ」とわかる時がある。 英語が上手とか、こちらの考えに染まっているとか、そういうのとは異なる「生活の中で染みついた言葉のクセ」にアメリカ歴がにじみ出ることがよくある。 振り返ってみると、私もアメリカに来たばかりの頃は「えっ!?」と感じたことも、いつの間にか染みついてしまっているものもある。今回は、アメリカ生活の「年季」を測ることのできる言葉を、初級編、中級編、上級編にわけて紹介してみたい。 初級編 「コストコ」のことを「コスコ」と言う 日本でも大人気の「コストコ」。アメリカでも、車で30分圏内には1店舗はある人気のスーパーだ。英語のつづりは「COSTCO」だが、真ん中の「T」は発音しない。なので、アメリカに住んでいる日本人でも「この前”コスコ”に言ったんだけどさぁ」