5日午前10時半頃、栃木県那珂川町富山の林道のがけ下で、県動物愛護指導センターの職員が大量の犬の死骸を見つけ、県警に通報した。 県警は廃棄物処理法違反の疑いで捜査している。 発表によると、見つかったのは27匹で、ミニチュアダックスフント、トイプードル、チワワなどの小型犬だった。腐敗が進んでいたが、目立った外傷はなかった。どの犬にも首輪はなく、赤い服を着ている犬が1匹いた。 現場近くの林道に野犬がいると同センターに連絡があり、職員が5日、現地で確認していた。死骸が見つかった場所には生きているトイプードル1匹が見つかったほか、林道でも生きている犬4匹が発見された。 県内では10月31日、約20キロ離れたさくら市の鬼怒川の河川敷で、成犬約40匹の死骸が散乱しているのが見つかっている。