リモート・デスクトップでログオンしたいコンピュータや自動更新を有効にしていて[更新をインストールしてシャットダウン]を実行してしまったコンピュータなど、さまざまな要因で意図せず電源オフになってしまい、困ることがある。 手元で操作しているコンピュータであればすぐに電源ボタンを押せばよいが、遠隔地やサーバ・ファームの中など、自由にアクセスできない場所にコンピュータを設置している場合には、リモートで電源を投入できれば便利である。 有線のネットワーク(すなわちイーサネット)がつながっていれば、このような場合にはWake On LANあるいはリモート・ウェイクアップ、Wake up On LANと呼ばれる機能(以下WOL)を使ってリモートで電源投入できる可能性がある。以前、WOLはハードウェアやOSなどのさまざまな条件が揃っていないとうまく機能しなかった。だが、現在では多くのコンピュータがWOLに対