この画像を大きなサイズで見る 3,000年以上も忘れ去られていた、失われた言語の存在が明らかとなった。 トルコのアナトリア中央部にあった、ヒッタイト帝国の首都、ハットゥシャの遺跡から出土した粘土板に刻まれていた楔形文字のおかげだ。 それはこれまで知られることのなかった、インド・ヨーロッパ語系の言語カラスマ語で、ヒッタイト帝国の歴史や文化を知ることができる貴重な発見である。 かつて巨大な勢力を誇っていたヒッタイト帝国 ヒッタイト王国とそれに続く帝国は、トルコ、アナトリア中央部を拠点とし、その首都はハットゥシャにある。 豊富な考古学遺跡と文献情報から、ヒッタイト帝国は紀元前1650年から紀元前1200年の間の東地中海と近東における旧世界の主要勢力のひとつとして認められている。 その最盛期、ヒッタイトはアナトリアの中央部、南部、南東部と、レバント北部、シリア北部を支配していて、アナトリアのほぼ全