イトーヨーカドーアリオ北砂店(東京都江東区)の牛乳売場では、生乳ロス(廃棄)の回避に向け、牛乳消費拡大を呼びかけるPOPが掲げられている=27日(日野稚子撮影) 牛乳や乳製品の消費拡大に向け、コンビニエンスストアやスーパーが相次いで割引サービスを展開している。需要が落ち込む年末年始に、原料の生乳が大量に余って廃棄される懸念があるとの業界予測を受けて需要喚起の動きが広がった。大量廃棄の事態は回避できる可能性がでてきたが、それには足下の消費の勢いを維持する必要があり、綱渡りの年の瀬を迎えている。 コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンは1月5日までプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」の牛乳1リットルサイズを税抜き価格から20円引きで販売する。 ファミリーマートは1月3日まで、「明治おいしい牛乳900ミリリットル」を30円値引き。さらに1月10日までの間は店内コーヒー「ファミマ カ