野田首相あいさつ全文=広島原爆忌 野田首相あいさつ全文=広島原爆忌 6日午前の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式での野田佳彦首相のあいさつ全文は次の通り。 67年前のきょう、原子爆弾が広島を襲い、約14万人もの尊い命が一瞬にして奪われ、多くの市民の方々が筆舌に尽くし難い苦痛を受けられました。 広島市原爆死没者慰霊式ならびに平和祈念式に当たり、原子爆弾の犠牲となられた方々の御魂(みたま)に対し、謹んで哀悼の誠をささげます。 そして今なお原子爆弾の後遺症に苦しまれている方々に、心よりお見舞いを申し上げます。 人類は、核兵器の惨禍を決して忘れてはいけません。そして、人類史に刻まれたこの悲劇を二度と繰り返してはなりません。 唯一の戦争被爆国として核兵器の惨禍を体験したわが国は、人類全体に対して、地球の未来に対して、崇高な責任を負っています。それは、この悲惨な体験の「記憶」を次の世代に伝承