【ニュルンベルク(独バイエルン州)=清水信彦】モノのインターネット(IoT)技術の製造業への適用を進める欧米の2団体が協力することで合意したと2日発表した。ドイツのインダストリー4・0(I4・0)と、米国のインダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)の運営団体がスイスで会合を開き、それぞれの技術標準の内容をすり合わせることで合意した。産業向けIoTについて国際標準化の流れが加速することが見込まれる。 双方の運営委員会に加わる独ボッシュと独SAPの提案で会合が実現した。ほかにも独シーメンスや米シスコシステムズなどが加わって、非公式でオープンな話し合いのグループを作り、今後も両者の活動の整合性を取っていく。 IoTは幅広い技術分野にわたることから、標準化が必要な領域を網羅した見取り図を持っており「アーキテクチャー」と呼んでいる。I4・0は「RAMI」、IICは「IIRA」と呼んで