2024年1月に行われた「第43回大阪国際女子マラソン大会」で、全体12位の2時間29分44秒でゴールし、学生歴代で3位相当の記録を残した小林香菜さん。なんと体育会の競走部には所属せず、主にランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」で活動してきたという珍しい経歴の持ち主です。これまで「富士山マラソン」や「秋田100キロチャレンジマラソン」など、多くの大会で輝かしい結果を残してきました。大学卒業後は、念願だった実業団選手として新たなステージへ歩を進める小林さん。今回は陸上競技を始めたきっかけから、マラソンを続けてきた4年間の苦楽、今後の目標などについて聞きました。 ――陸上競技を始めたきっかけを教えてください。 陸上は中学2年生の頃に、陸上部への途中入部という形で始めました。1年生の頃は水泳部に所属していたのですが、昔から運動はかなり苦手。自分が陸上をやるなんて夢にも思っていませんで