再建の鍵となるNECの強み。それは何でしょうか。 国内事業に限って言うと、長年手掛けてきた通信インフラ事業で培ったハードウエアやソフトウエアの非常に高い信頼性です。SI(システム・インテグレーション)の能力の高さもそうです。システム開発については、最後まで逃げずにやり遂げることで顧客と強い関係性を築いてきました。 どちらも当社にとって競争力のコアです。ただし、これらがグローバルのビジネスに生かせるかというと、必ずしもそうはいかない。グローバル事業を強くするために、AI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)プラットフォームの分野に今、力を入れているわけです。 当社はAIやIoTの分野で、世界トップ水準の技術をいくつも持っています。それらを他の企業や研究機関、大学など様々な組織や人材と一緒に「オープンイノベーション」を進めていきます。 デンソーとオープンイノベーション オープン
中期経営計画で「2019年3月期の売上高3兆円、営業利益1500億円」との目標を掲げるNEC。だが2016年4~9月期の業績は前年同期に比べ減収減益であり、推進中の構造改革の成果はまだ見えてこない。現状をどう捉え、どのようにかじ取りしていくのか新野隆社長に聞いた。 経営状況をどのように見ていますか。 2017年3月期は新しい中期経営計画の最初の1年です。「とにかく業績を回復させる」と意気込み、スタートを切りました。ところが上期(2016年4~9月期)については、売上高も利益も目標の数字を達成できませんでした。 為替レートの影響など原因はいろいろありますが、国内事業の数字を伸ばすのが容易ではないことは想定していましたが、既存事業の落ち込みがひどく、それをきっちりと食い止めることができていません。その落ち込みを補うための新しい事業についても、成長のスピードがまだ遅く、もっと加速させなければなり
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