社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 いやあ、すごい本だった。 ぱっと、手に取って、一瞬でよい本だというのは分かったけど、ちゃんと読んでみて、これは改めてすごい本だと思った。まず、本の作り手ということでみると、30名以上が参加して、これだけ統一感が出ているもの、そして玉石混淆なく、ほぼ玉しかないものというのはちょっと類を見ない。そして、これだけ重厚なのに1時間ちょっとでとりあえず通読できてしまった。それだけ読みやすいということである。ガイドブックで読みやすいというのは最高の評価である。 構成は1章が定義、2章が歴史、3章が活動の全体像、4章がナビゲーション、参照文献、年表、索引である。1章の定義は大谷栄一さんが単独で書いているのだが、これもしっかりそこが入っていて、見通しがよい