「ちょっとそれはすみません、お答えできない……」 4月中旬の正午過ぎ、青空の下で記者が直撃したのは、この春まで兵庫県庁で法務文書課長だった人物だ。斎藤元彦知事(47)はこの法務文書課に――。 「週刊文春 電子版」と記された調査実施要綱 県政担当記者の解説。 「兵庫県では斎藤氏の疑惑を巡り、第三者委員会と呼ばれる委員会が3つ設置されました。順番に、(1)元西播磨県民局長X氏(昨年7月に自死)の告発文書で指摘された疑惑を調査する委員会、(2)前総務部長が元県民局長の公用パソコン内の私的情報を漏洩した疑惑を調査する委員会、(3)SNSなどで拡散された県保有情報の漏洩疑惑を調査する委員会です。法務文書課は3月31日、このうち(3)に関する調査報告書が県に提出された旨を公表しました」 同課は県HPに「調査実施要綱」もアップ。そこで示された調査対象の一覧によれば、全13項目のうち、YouTuberらへ