故障や誤動作の検出 エラーが発生したことを検出するには、図2.1に示すように、同じユニットを2つ使いその出力が一致しているかどうかを調べれば良い。 この回路では、ユニット0と1の対応する出力のXORを取る。両方の出力が一致している場合にはXORの出力は"0"となり、全部の出力が一致していればORの出力のError信号も"0"となる。しかし、一致していない出力があるとXORの出力が"1"となり、ORの出力も"1"となってエラーがあることが分かる。 ここで注意が必要なのは、入力にエラーがあった場合にはユニット0、1の出力は同じになり、エラーは検出できないという点である。また、出力を比較するXORの出力やエラーを出力するORの出力が"0"固定になってしまう故障がある場合には、出力の不一致を見逃してしまう。逆にこれらの出力が"1"固定になる故障の場合は、ユニットの出力は一致していてもエラーと誤認し