塩素酸カリウム(えんそさんカリウム、potassium chlorate)は化学式 KClO3 と表される、カリウムの塩素酸塩。塩剥(えんぼつ、えんぽつ)ともいう。CAS登録番号は [3811-04-9]。1786年に、クロード・ルイ・ベルトレー (Claude Louis Berthollet) により合成された。 塩化カリウムの濃厚(飽和)水溶液を電気分解してつくられる。アノードにはMMO電極(混合金属酸化物電極)(英語版)、白金、黒鉛、二酸化鉛などの不溶性電極が使われる。カソードにはチタン、ステンレス鋼、軟鋼などが使われる。アノードの侵食を抑制するためには次の3つの条件が必要。①アノード上での電流密度の上限はMMO電極や白金では200~300mA/cm2、黒鉛では30mA/cm2程度が適切。また、アノード表面での電流密度の偏りを無くすためアノードを取り囲むようにカソードを配置する。②