オーストリアのグラーツ工科大学の研究者らは「Android」や「iOS」といったモバイルデバイスを標的とする新たなUSBベースの攻撃手法「CHOICEJACKING」の情報を公開した。 この手法は、かつて問題となった「JuiceJacking」と同様に、悪意ある充電器を使ってユーザーのスマートフォンに不正アクセスを試みるものだ。現代のモバイルOSにおいて導入された対策を回避できる点で強く警戒が必要だとされている。 瞬きより早く不正アクセス実行 主要スマホ11機種が脆弱であることが判明 脅威となったかつての「JuiceJacking」対策として、AndroidやiOSにはUSB経由のデータ接続に対しユーザーの明示的な同意を必要とするよう設計が組み込まれた。しかし、CHOICEJACKINGはこの設計がUSBホストとUSBデバイスの同時動作を前提としていないという前提の隙を突くことで回避が可能