斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、疑惑の真偽を調べる第三者委員会が内部告発を巡る県の対応を「違法」と結論づけたことなどを受け、立憲民主党の県議らでつくる「ひょうご県民連合」の上野英一幹事長が4日、斎藤氏への不信任決議案の提出を視野に検討する方針を示した。「法律を無視するのは許されず、辞職を求める」と記者団に述べた。 県民連合は県議会第4会派。上野氏が新役員発表時に方針を表明し、他会派に働きかけていくとした。 上野氏は取材に「このまま斎藤知事がとどまることは県民にとって不幸なこと」と指摘。斎藤氏に辞職を求めつつ、最終的に不信任決議案が成立するよう、他会派の議員にも働きかけていくという。状況によっては5月にも臨時議会を招集して議案を提出する可能性を示した。 第三者委は先月19日、県に報告書を提出。斎藤氏のパワハラを認定したほか、告発者を処分するなどした県の対応を公益通報者保護法に照らし「