台湾のデジタル発展部(デジタル発展省)は、全ての政府機関および重要なインフラサービスプロバイダーに対し、中国の人工知能(AI)スタートアップ、DeepSeek(ディープシーク)が開発した生成AIサービスの使用を禁止すると発表した。 31日の声明で、利用によって情報漏えいなどの「セキュリティー上の懸念が伴う」と表明。中国発祥であることを踏まえると、機密情報などをディープシークで扱うべきではないではないとし、「国家の情報セキュリティーを危険にさらす製品だ」と警告した。 ディープシークは1月、人間の推論方法を模倣できる新しいオープンソースAIモデルを発表。開発コストが低いとされ、ハードウエアへの巨額投資なしでも高度なAIアプリが開発できる可能性を示唆した。同社と同名の無料アプリは世界中で人気を博し、複数の国でダウンロード数トップに躍り出た。 しかし、同社が収集したデータやその他の情報が中国政府と