研究の結果、茶トラ猫の遺伝子にば独特の変異が生じていることが明らかになった/Tambako the Jaguar/Moment RF/Getty Images (CNN) 茶トラ猫はなぜ特別なのか――。そんな謎の解明につながるかもしれない研究結果をこのほど米スタンフォード大学の研究チームが発表した。 飼い主の間では人懐こさと活発さで知られる茶トラ猫。一方、研究者は茶トラ猫独特の遺伝子に着目する。今回の研究ではこのオレンジの毛色を決めるDNAの変異を突き止めて、長年の謎を解明したとしている。この変異は猫以外の動物では発見されていないという。 論文はスタンフォード大学のクリストファー・キーリン氏らの研究チームが15日の生物学誌カレント・バイオロジーに発表した。 茶トラ猫はオスの方が圧倒的に多い。その理由はX染色体にあるというのが長年の定説だった。猫を含む哺乳類は、メスがXX、オスがXYの染色体