8月以降の投資戦略 基本は内需株の逆張り グローバル・マクロの見方、 半年前に比べやや下方修正の必要も 大和住銀投信投資顧問 苦瓜達郎ファンド・マネージャーに聞く 今回のインタビューは、大和住銀投信投資顧問で中小型株運用を中心に手掛ける苦瓜達郎ファンド・マネージャー。苦瓜氏はリーマン・ショック後、「米国がとった手当ては応急措置でしかない。欧州は米国以上に構造的問題を抱え、社会の作り直しが必要。欧州が本格的に立ち直ってくるまで相応の時間がかかろう」と述べた。同氏に5―7月の株安下、どのような見立てでどのような投資を行ったのか、当面の相場展望などを聞いた。 ――ここまでの2012年相場について。 「2―3月の根拠薄弱な上げと、その後の下げにより、2012年相場はここまで“いってこい”。欧州問題を巡る当局の対応、それへの市場の反応に茶番感を禁じえないが、全体的に見て想定の範囲内と言