lynx   »   [go: up one dir, main page]

「文庫」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 文庫とは

2025-05-19

anond:20250519094525

国内の紙の文庫サイズラノベ」の売上が半減してるだけで

電子書籍が伸びてるし、単価の高い単行本も増えてるし、海外でも売れてるから

2025-05-13

anond:20250513082117

空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる という本がおすすめ

空気を読まないと生きていけない「世間」と空気を読まずとも生きていける「社会」の付き合い方が学べるぞ

なぜ日本では「世間」の力が強いのかも理解できる

ジュニア文庫なのでとても読みやすいかサクサク読めて応用が利く。900円で手に入る知識としてコスパはめちゃ高い

2025-05-11

[]

サーティワン誕生日クーポンポッピングシャワーを食べた

はじめて食べた

わたぱちみたいに弾けるのを期待してたか全然そんなことなくてちょっとガリっとするのがあるくらいだったから正直そこまでもてはやされるほどうまいか?と思ってしまった

あとコーンにしたんだけどコーンの上に丸くのってる下、コーン中部分も少しアイス詰めてくれてて、これカップでも同じくらいあるのかな、コーンだけの特典みたいなやつかなと思った

そのあと一蘭いこうかと思ったけど入り口あたりでめっちゃ並んでるの見てそりゃそうかと思ってそっこーあきらめた

そのあと久しぶりにブックオフにいった

GWクーポンで150円引きってのが来てたか

マンガとか小説1冊くらい買おうかなって

第一候補十二国記の最新シリーズの1巻

2,3,4はリサイクルショップで安く手に入れたからあと1巻だけほしいんだよね(ちなみにそのとき蜜蜂と遠来の文庫版も買ったけど1ページも読んでない

でも450円でドン引きして皮中田

定価のほぼ半額とはいえやっぱたけーよ

んでほかにもないかなーと思いつつガンツオーサカの大判本を全部立ち読みしてしまった

このころのレイカ山崎杏ちゃんクッソかわいくてエロいなあ

だあと思ったのはOSAKAって一気読みすると意外と短いなってこと

当時はかなり長く感じたけど連載でリアルタイムに追ってたからかな

大判本は書き下ろしエピソードがすげえいいんだよね

ヘタレメガネ男子高校生の子加藤を見て自分も、と頑張る話

閑話休題

んで結局クーポン岡崎に捧ぐの1~3を買った

昔でいう100円コーナーにあったやつだけどかなりきれいだった

110円じゃなくて130円とかに値上がりしたんだね今年の2月から

はー・・・

ポイントが100ポイントあるっていうサプライズレジでわかって、3冊かって150円で済んだ

ラッキー

こいつのマンガ、いくつか読んだけどこれはまた読みたくなる感じがあるんだよね

他のは正直いまいちだった

そのあとソニーストアいって誕生日プレゼントカトラリーセットもらった

去年までマグカップだったのに経費削減で安っぽいカトラリーになって超残念・・・

外食して帰ろうかと思って帰りみち歩きながらいろいろかんがえたけど、

結局いまいちどの店も決め手がなくて外食はしなかった

かえりのスーパーでいろいろ買い込んで結局外食より高くつくっていうね

おなかすいてるときスーパー寄ったらろくなことないわマジで

案の定食いきれないし

冷蔵庫もないしどうすんだよこれ

きのう丸一日なにも食わなかったことで胃も縮んでることもあってマジで入らねえ

2025-05-07

メモ 独立情報収集サイトがあるかどうか調べた結果

google検索結果100件調査ときどき検索結果100件ないことがあった。インターネット文化の中に、準備をしっかりしている人が多いかどうかの調査

調査した結果、確実にあると確認できたのは中村哲氏、大江健三郎氏、楳図かずお氏の3人ぐらい。意外とない。

篠山紀信《しのやまきしん》、独立情報収集サイトなし

楳図かずお独立情報収集サイトあり 半魚文庫

渡辺恒雄独立情報収集サイトなし、伝記あり

フランツ・ベッケンバウアー独立情報収集サイトなし、

小澤征爾独立情報収集サイトなし、N協事件

鳥山明独立情報収集サイトなし、

キダタロー独立情報収集サイトなし、伝記あり

徳田虎雄独立情報収集サイトなし、伝記あり

谷川俊太郎独立情報収集サイトなし、伝記あり

水木一郎独立情報収集サイトなし、

橋本治千木良悠子氏による伝記あり

西村京太郎独立情報収集サイトあり、西村京太郎の部屋

宗田理独立情報収集サイトなし、

唐十郎独立情報収集サイトなし、

中川李枝子独立情報収集サイトなし、

鈴木邦男独立情報収集サイトなし、

石原慎太郎独立情報収集サイトなし、

大江健三郎独立情報収集サイトあり、東京大学大江健三郎文庫のみ、

畑正憲独立情報収集サイトなし、

平岩弓枝独立情報収集サイトなし、

森村誠一独立情報収集サイトなし

伊集院静

高見のっぽ独立情報収集サイトなし

三島由紀夫独立情報収集サイトなし、、三島由紀夫文学館

半藤一利

瀬戸内寂聴独立情報収集サイトなし、

C・W・ニコル

小柴昌俊独立情報収集サイトなし、

梅原猛独立情報収集サイトなし

堺屋太一独立情報収集サイトなし、

ドナルド・キーン独立情報収集サイトなし、

田辺聖子独立情報収集サイトなし、

緒方貞子独立情報収集サイトなし、

中曽根康弘

中村哲九州大学メモリアルアーカイブあり

スティーブン・ホーキング独立情報収集サイトなし、

高畑勲

さくらももこ

樹木希林

2025-05-05

自分読書遍歴を振り返ってみた。

https://anond.hatelabo.jp/20250503004805

上記を読んで、自分読書遍歴を振り返って見たくなったので、振り返ってみる。

特段、面白いものじゃないと思う。

ここ5年、年間50冊ぐらい本を買う人間読書遍歴。

子供から本が好きだった。市立図書館が徒歩5分の場所に住んでいたのもあって、図書館は親と喧嘩したとき避難場所だった。

両親が高卒夫婦のため、教育に力を入れようとしたのか分からないが、自宅にはかなり絵本があった。

ただし、両親は本も漫画も一切読みません。

きょうはなんのひ?

・こんとあき

ティモシーとサラ

ブルーナパタパタ絵本

大人になった今思えば福音館書店のものが多かったように思える。

母親林明子の絵柄が好きだったのかも?

こどもの友とかもいっぱいあった。

今日はなんの日?とか好きで真似してた。

一番好きな絵本は、そら豆くんのベット

小学校低学年は、かいけつゾロリわかったさんシリーズこまったさんシリーズはれときどきぶたを読んでいた記憶がある。

小学校4年生に、青い鳥文庫パスワードシリーズに嵌り、怪盗クイーン夢水清志郎いちご、青い天使、黒魔女さんが通るとか読み漁っていた小学生時代

怪盗クイーンは未だに好きで、公開されたばかりの映画は観にいきたいなって思うし、パスワードシリーズは、20歳ぐらいまで新作を追いつづけていた。

お願いだからSCRAPパスワードシリーズコラボして欲しい。

この辺はエンジニア仕事をしていたり、脱出ゲームが好きだったり、ミステリーが好きだったりにつながっている気がする。

いつも心に好奇心RDとの出会いの話が1番好きよ。

自分は、ダレンシャン、ハリーポッター指輪物語などは通らなかった。この辺は珍しいと思う。

あとは子供向けの江戸川乱歩とか読んでた記憶

中学生に入ってからは、いわゆる電撃文庫ラノベを読むようになる。キノの旅リリアとトレイズブギーポップは笑わない僕は友達が少ない学校を出よう!とらドラとか読むのといわゆる少女文庫折原みとアナトゥール星伝とか、と一般文芸を読むようになった。

ちょうど本屋大賞設立された頃だったような気もするし、同級生恋空とか心の鍵とかの魔法のiらんどの本を読んでいた記憶

中学の頃に読んでよかった、読んでたと記憶に残っているのが

博士の愛した数式

ブレイブストーリー

No.6

・僕は勉強ができない

風が強く吹いている

一瞬の風になれ

いちご同盟

まほろ駅前多田便利軒

ももこかんづめ

イニシエーションラブ

殺戮にいたる病

三四郎それから門を出た

生物と無生物のあいだ

この頃に三浦しをんとか佐藤多佳子とか文体が優しくてほんわかして読みやす一般文芸を読んだのがよかったのか、一般文芸って面白いなって思うようになって、図書室の先生に勧めてもらった三四郎それから~でエッセイ面白さに気がつき、さくらももこを読むようになった記憶

江戸川乱歩とかもすきで読んでいたから、近所のお姉さんに勧められて殺戮に至る病を読んで、気持ち悪くなった記憶もある。

でも読み終わったときの衝撃は忘れられない。

中学生殺戮勧めるお姉さん、どーなの?!笑

中学生卒業して、高専生になってからは、一般文芸から離れて、自分携帯小説にハマるようになった。

モバゲー小説

記憶に残ってるのが、

王様ゲーム

天使の鼓動

→→満月珈琲とか京都三条ホームズとかの望月麻衣先生のやつ

パラレルアイランドっていう異世界転生

モバゲー小説はかなり読んだ記憶があるけど、この3つしか覚えてない。

社会人になってからは、本を読む機会が激変して、年5~10冊程度になった。

読み方も変わって、ドラマ化、映画化するものを中心に大体、本屋大賞と、直木賞東野圭吾作品だった記憶

それでいてコロナ禍をきっかけに読書熱再熱。

子供の頃の読書習慣ってすごいもので、大人になっても本が読めた。

高校生の頃になんとなく気になっていた桐島、部活辞めるってよの朝井リョウエッセイの読み味が最高に面白いし、綿矢りさ20代後半の女性主人公とした小説を書いてるし、辻村深月ドラえもん脚本を書いていたり、本屋大賞受賞していた。

佐藤多佳子横浜ベイスターズの本を書いていたのもビックリして、社会人になって横浜引っ越したため。

ふとTwitterで見つけた、方舟という本に嵌り、叙述トリックミステリーに嵌って、読み漁る日々。

十角館の殺人ドラマ化には心底びっくりして、初めて挑戦した村上春樹の本は読みづらくて積読になっている笑

なんで自分読書が好きなのか?って考えたけど、読書って知らない誰かになれるからだと思う。言語化できない。

これだけ本が好きでも文章力は無いし、勉強はできないし、語彙力皆無、読書きっかけで知り合った高学歴旦那はゲットした笑

旦那には読書系のYouTuberやれば?とか言われるが、文章力が皆無な上、本を読んだ、読み終えたあとの感想自分だけのものから自分の中の宝箱にそっとそっとしまっていたい。

ここまで書いて、本を読む体験自分にとって大切なんだなって改めて感じた。

夢中なって自分だけの世界に入れる。素敵な体験

環境要因もあるだろうが、絵本をいっぱい準備してくれた両親に感謝

いつかその絵本自分の子供に読ませたいな。

2025-04-30

anond:20250430143035

してる

15年前くらいに3冊くらい◯ニーカー文庫から本出したけど

そういうお手紙ちゃんと届く程度には自己投影感情移入して読んでる読者はい

2025-04-17

漫画が快適に読めるデバイスは何か

快適にというのがポイント

自分メモ

そもそも漫画用にデバイスを調える努力をすべきなのか?べきである結構時間を注いでいるからだ。

電子ペーパーリーダージャンプラとか読めないから除外される。

アップル帝国の物品は漫画用に買うには高すぎるのでとりあえず見なかったことにする。

現状、スマホで読んでいる。まあまあしんどい。紙の漫画のちょうど50%縮小表示。

もうほんのちょっと大きければ!あと25%!とか思ってしまうがそんな中途半端サイズデバイスはないし、もしあってもそれに慣れたらまたぞろ「もう一声!」と思い続けるだろう。そもそもスマホとして使いにくい。

スマホの幅が1.5倍になればちょうど文庫サイズだが、一般的コミック文庫再録版(約80%縮刷)だってまあまあ読みにくい。

そしてこれは8インチタブレットの横幅にほぼ同じ。

インチタブレット一般的解像度は189ppi。ピクセルの分離が肉眼でわからなくなる目安と言われる220ppiに少し足りない。

画像の粗さによる細かい線のボヤケがあると、目が最終的にどの距離にピント合わせればいいのかゴールを見失ってふらふらしてしんどい

FireHD8とか激安だし漫画専用デバイスには恰好一品かと思えたのだがサイズ的にも解像度的にもイマイチという結論

10インチタブレット一般的解像度は224ppi。安く手に入る端末で「実質アナログライン」超えるのはこれだけと言っていい。

持ち歩くにも保持するにも手軽とは言えなくなってくるが、外で漫画読みたいということはそんなないし、部屋でアームで保持しての運用をすればいい。

横置きで見開きで使う場合文庫コミックスより少しだけ小さく、一般的コミック基準で約75%縮刷になる。

うーん、いいっちゃいいんだけどなあ。

可搬性は全然要らないのを再確認の上で、要するに漫画本開いたそのまんまのサイズ(つまりはB5相当)で、ピクセルの粗が見えないサイズディスプレイなのだった。自分が求めていたのは。

とすると13.3とか15.6インチ4Kモバイルモニターということになる。値段も3万代とかだし、タブレットやらと違ってOSサポート期限もないので中古でもべつにいい。

B6判見開きに対して

13.3→高さは少し足りず、幅は少し余る

15.6→高さはほんのわずか余り、幅はだいぶ余る

2025-04-15

小林恭二の「磔」という30年前の短編小説があまりにもSNS社会すぎ

追記】04/15 16:30

こういうプロ驚き屋な記事をかくと、反応が入れ食いになるのがブクマのよいところですね。

ただ、コメントを読んだ感じ、どうにも僕が作品の中の起こってる事象のもの以上に、そこで起こる人間心理価値観欲望の表出に驚いてることがいまいち伝わっていなくて、自分の筆力の無さを感じている。

そもそも価値観人間心理って、線形の延長線上にあるテック未来と比べると、イレギュラーに変化するゆえに想像つかないと僕は思っているが、どうにもブクマカは人間心理一定で変わることはないと思ってるようで、その辺が齟齬の原因かなと思ってる。

あと、下に書いてるけど、1994年発刊だけど、この小説の初出は1992年からね。なのでパソコン通信である種の文化があったのはわかるが、インターネットはすでにあったみたいな指摘してる人は頓珍漢だからね。

 

とはいえ、僕は小林恭二が忘れられた作家になるのはもったいないと思ってるので、もっとこの本を含めて読んでほしいなと思います

この「短篇集」以外をおすすめするなら

1.ゼウスガーデン衰亡

2.モンスターフルーツの熟れる時

3.浴室の窓から彼女

あたりがおすすめです。

僕にとって、この人と薄井ゆうじの二人は、森見登美彦万城目学のようなコンビイメージなんですよ。

追記終わり】

 

小林恭二という作家がいる。いやいたと言ったほうが近いかもしれない。今は専修大作家育成をしていて自作は15年くらい発表していないと思われる。

僕は30年近く前の大学時代、この作家世界で一番好きな作家だった。今もベスト5くらいには入る。あの頃読んだ現代作家の多くは、だんだん思想の方向がどうにも自分と合わなくなってしま作品を読むこともなくなった(すべては不用意な発言を垂れ流すTwitterが悪い)のだが、そういうのをやってなかったこともあって小林は今も好きなままだ。あと、もう一人薄井ゆうじという作家も好きだったがこの人も作品を書かなくなった。

きっかけは高校時代書評欄に数行紹介されていた「ゼウスガーデン衰亡史」だった。のちに福武文庫で買ったその小説は、主人公がいない群像劇で今までに見たこともないとてつもなく魅力的な小説だった。のちの書評なんかを読むと「 『虚構船団』 の影響が大きすぎる」と言われたが、僕には「虚構船団」よりも「ゼウスガーデン衰亡史」のほうがはるかに好きだし、いまでも面白い小説基準はこの小説になっている。この小説よりおもしろいことは小林の他作を含めてもなかなかないのだが。まあ、この作家を読んでたことで僕は今も奇想の強い小説奇書が好きである。レムの「完全な真空」なんかも好きだ。

 

年末書庫を整理したところ、小林恭二の「短篇小説」という単行本が出てきた。奥付を見ると1994年だが多分貧乏大学生自分が買ったのは1,2年程度たった後の古本だったと思う。小林先生申し訳ない、たぶん自分新刊で買ったのは数冊しかない。

何とはなしに読み直すことにした。けっこう好きな短編集だったが、特に好きなのは冒頭からの3作「光秀謀反」(戦国時代戦国大名は、ハプスブルク家とつながっていた信長など、ヨーロッパ諸侯とつながっていたという話。めちゃくちゃ面白い)、 「豪胆問答」(生まれてこの方驚いたことない侍が化け物に遭遇する話、面白い)、「バービシャードの49の冒険 序章」(英雄バービシャードが冒険に出るまでの話。続きが読みたい)だったので、それ以外はあまりちゃんと読んでなかった。たぶん全部を丁寧に読むのは21世紀に入ってから初めてだろう。

 

なんかかなりグッとくるエロイ話とかあって、あれ、こんなにセクシーなのを書く作家だっけかと思ったりしたのだが「磔」という短編を読んでとんでもなくびっくりした。これ、現代の話じゃね??とちょっと動揺してしまったけど、共有するところが見つからなかったので増田で書き散らそうと思い書き始めている。いちおうKindle版もあるようだが、バッキバキにネタバレ引用をするので、ネタバレ回避したい人は読むのやめましょう。とはいえ10編ある短編の一つなので1編程度のネタバレがあっても十分面白く読めると思うが。

 

主人公男性はN区(都会の幹線道路沿いだというから中野区あたりかね)にあるビルの27階にある住居兼仕事場暮らしている。主人公仕事についての描写

わたしは、現在とある不動産会社アナリストとして勤務している。仕事は、電話線を通してコンピュータに送られてくる膨大な情報検索及び処理で、パソコン電話機があればどこにいても可能仕事のため、専ら自宅で仕事をしている

えっ、これリモートワーカーじゃね?? さらに続く文章に驚かされた

会社に行くのは一か月にせいぜい一度か二度くらい。近頃は外に出るのも億劫になり、買い物も通信販売宅配サーヴィスにたよっているから、部屋を出ることも稀だ。

十年位前まではよく、そんな生活をしていて社会とのつながりが希薄にならないかと問われた。

私は答えたものだ。

「もともと会社社会とのつながりを希薄にしたいために、こういう職を選んだのだ。わたしとしては月に一度程度会社にいくことすら面倒くさい」

さらにはこんな文章もある

はいながらにして、ありとあらゆる情報を、獲得することができるのだ。

何を好き好んで、不愉快な生身の人間と接することがあろう。

今の時代リモートワーカーにありそうな心情である

  

これが2020年ごろに書かれた作品なら普通だろうけど、さっきも述べたように奥付は1994年。この作品の初出は1992年である。30年以上前作品である

小林はけして、現代SF作家などにあるような科学的な考証などを積み重ねて世界を描き出す作家ではない。 

実際、この後、主人公仕事を終えて、自分用のパソコンスイッチを入れるのだが

パソコン通信クラシック音楽情報を専門に扱うネットアクセスする。

そしてそこの話題から明日BGMとなる音楽を選ぶ。

ちなみに現在かかっているモーツアルト歌曲は、昨日ネット内で教わったもので、近くのビデオ屋CDも貸し出している)にファクスして取り寄せたもの

と、ネット通販どころかインターネットすら登場しない。パソコン通信会議室だ。(このニュアンスの違い、増田を読む人ならわかるだろうから説明は省く)

作者は自分想像力の範疇だけで書いているのだ。おそらく小林氏は当時パソコン通信をやっていたと思われるのでそういう描写なのだろう。

 

どうやら、このクラシック会議室には太陽暦氏というモデレーターがいて、今日おすすめを教えてくれるらしい。(この辺、僕はパソコン通信詳しくないんだが、パソコン通信でこういうことをやってる人はいたんだろうか。誰か詳しいネットの古老の方は教えてほしい。)

ここでちょっと興味深い話題になる。

ちなみに太陽暦氏はハンドルネーム、つまりパソコン通信ネット上のペンネームで、無論、ちゃんとした本名もあるのだが、ネット上ではハンドルネームで呼び合うのが礼儀となっている

いいねえ、古きネット感覚だ。続けて

太陽暦氏は私のほか何人かのクラシック初心者のために、三か月の間毎日推奨のレコードを挙げてくれることになっている。

それでもって翌日に曲の聴き所などレクチャーしてくれる。

年をとった人に言うと、それでいくらとられるのだと聞かれる。

無料だと答えると大概驚く。

こちらのほうが驚く。

いまだに情報商品か何かと勘違いしているのだ。

情報空気に等しいのだ。

この辺は、ちょっと時代が2周くらいした感じはある。現代社会、やはり情報商品になっている。むしろこの時代よりはるか商品度は高い。2000年代前半くらいまでのネット価値観ではあるが、まあ、今も一部の分野、特に趣味の分野では無料になってる面はある。この後、情報についてのT.ストウニアの「情報物理学の探求」という本から言及がある。ストウニアとこの著作実在するようだが、現代社会でどういう評価なのかはちょっとからなかった。忘れられた学者みたいな感じなんですかね。

 

テレビへの言及もあり、興味深い。

テレビの発信する情報はおおざっぱでクオリファイが不十分で、加えておおむね退屈である

(中略)ことに若い世代には、テレビ情報の古さ、質の悪さを嫌ってこれを見ない人が圧倒的らしい

まじで今の話じゃないの?

 

この後、主人公ネット徘徊する

哲学会議室で「かなり痛烈な罵倒用語を駆使」してメッセージを書き込んで去り、夜中に反論の嵐が巻き起こるのを期待している。荒らしかw

いくつかの部屋を見て回ったのち、バー会議室に入る。

バーといっても本当のバーではなくネット上におけるバーである

ここはバーカウンターにいるような気持ちで人のメッセージを読み、あるいはメッセージを書き込むという、いわば言葉の上でのバー形成している

2ちゃんバーボンハウスみたいなもんか。いや、あれは釣られて受動的に行く場所から違うか。これもパソコン通信で実際にあったやつなんでしょうか。

まあ2ちゃん雑談スレッドやXなどでなれ合いをしてるような感じだろう。

ここで主人公は、その日の夕方自分けが得たとっておきの情報披露する。その情報が何なのかはまあ表題ネタバレしているが割愛しておく。

主人公の心情を引用しよう

書きながら私はぞくぞくしていた。それは渇望していた情報を得たとき快感と対をなすものだった。それはパーフェクトな情報を発信する快感である

この気持ちに心当たりのある人、手を挙げて! はーい! だからこのエントリーを書いてるんだよ!!

これってつまりバズる感覚ですよね。ネットバズることの気持ちのよさをこの作者は30年前に理解していたのだ。いくら小説家という職業とはいえ、この感覚90年代初頭に持っていたのは相当に新しいのではないだろうか。ほんとに深く驚かされた。

主人公情報は狙い通りにバズり、彼はその日のその酒場での「英雄」となった。

そして翌日、彼は新聞自分のバズらせた話題の件について読む。ここで新聞というメディアへの評価も非常に今の時代っぽいので引用しよう

わたし新聞類型的な見出しのひなびた味わいを普段から愛しているが、このときもほほえましく思った。

それは流行終焉した後、ようやく流行存在に気付いて、頓珍漢な批評を加える初老学校教師を思わせた

こんな感じの印象を新聞(だけでなくオールドメディア全般)に持ってる人多いでしょうなあ。

 

以上のような20ページほどの短編なのだが、どうだろうか。

 

最初リモートワーカーの意味を言い切った時点で、うわっすげえと思ったのだが全部読んで、とにかく小林恭二の凄みを感じさせられた。

乱暴な話だが、資料をある程度収集して咀嚼すれば、未来社会がどんな風になってどんなものがあるかは書くことができる。それが30年後の現在と適合していても、ああ、資料くそろえたね頑張った頑張ったくらいの感想まりであるしかし、その未来社会で、人がどういう価値観を持ち、どういう欲望をどのように満たそうとして行動するかまで描いたら、そして、それが後世の人間からして違和感のないものであれば、まったく意味合いが違ってくる。

 

もし、僕が今時の書評系TikTokerのように「30年後のSNS社会を予見したとんでもない短編!!」とか宣伝したら、バズってこの主人公のような「パーフェクトな快感」を得られるだろうか?

参考文献(アフィはないのでご興味あればどうぞ)

短篇小説

書籍

https://www.amazon.co.jp/%E7%9F%AD%E7%AF%87%E5%B0%8F%E8%AA%AC-%E5%B0%8F%E6%9E%97-%E6%81%AD%E4%BA%8C/dp/4087740668

Kindle

https://www.amazon.co.jp/%E7%9F%AD%E7%AF%87%E5%B0%8F%E8%AA%AC-%E5%B0%8F%E6%9E%97%E6%81%AD%E4%BA%8C-ebook/dp/B09THZB8J5/ref=tmm_kin_swatch_0

2025-04-02

anond:20250401200226

本当に探してるなら、増田で聞くよりもあやふや文庫で聞く方が見つかる可能性は高いと思われる

2025-03-28

海外SF小説って

みなさん、ホントに読みながらちゃんと全文の意味がとれてるんだろうか。

『高い城の男』とかさ。ドイツ日本アメリカに勝った世界舞台で、でもそこで、史実に近い内容の小説ベストセラーになってて……みたいなとこはわかるよ?

でも、ナチ将校の誰が歴史改変でどうなってて、そのおもしろみとか全然わからん日本人の登場人物の話も、今ひとつわからんイタリア軍人とジョアンナ? だっけの話も雰囲気しかわからんし、高い城に住んでる作家の話も、何が何やらなわけよ。

おもしろくないわけじゃない。ぼんやりアウトラインはわかるし、なんかおもしろいことは起きてるんだろうなー、とは思う。そこはわかる。

で、文庫解説とか、ネット検索して出てくるようなレビューを読んでも、細かい説明ないんだもの。「歴史改変もので、作中作史実に近い内容の本が出てくる点が特色」くらいしか書いてない。あと易の説明とか。そんなんどうでもええねん。全体の構造解説してくれよー。

SF小説ファンって、大半は雰囲気で読んでない?

そこんとこどうなの?

全文の意味内容を逐語的に説明できる?

2025-03-18

anond:20250318085057

ここをインド人特区にしよう

石川県加賀市右村

[現在地名]加賀市三木町

大聖寺川支流谷川の合流地東に位置し、奥谷川上流は橘村。延喜式内社とされる御木神社が鎮座。ミギはミキの濁ったものといわれ(加賀志徴)、江戸時代にはミギとよんでいた(「大聖寺高辻帳」加越能文庫)。中世には高山寺(現京都市右京区)領右庄が成立していた。正保郷帳によると高一千三四七石余、田方六八町七反余・畑方一四町八反余、物成高五九一石余。ほかに新田高二一〇石余(物成高五六石余)、田方七町九反余・畑方六町三反余。



インド人を右に

anond:20250317032703

横浜は立地もよくてインフラもまあまぁで、税収の割には頑張ってる。けど、地方税金の再配分に関する国の政策あおりをもろに受けてて、税収増やす方策を考えないと詰んでる。

企業本社が少なく都内の大型支所とかだけで法人税が少ない。そしてお金持ちの本拠地や別荘地にもならないし、住民税も期待できない。それどころかふるさと納税での流出が大きすぎる。そこでみどり税とかでよけいにお金を取っている。人もこれだけ住んでるのに、都内通勤してるから労働者も取られるしまつ。千葉とかもそういうところあるけど、工場多いもんね。

ここは、カジノで一発逆転とおもったら、選挙ダイエーのおばちゃん負けちゃうし。

なんか、税収アップの策を考えないと、その他の立地は良いのに行政サービス的にはカツカツ。

川崎治安が悪くなければ、行政サービス的にはみんな川崎に住むやろ。けど、川崎があるおかげでスラム化してないとも言えるけど。

いずれにしても東京金融本社で儲け過ぎなんや通勤圏内自治体子供給食代とか保育園代くらい出してやってください。働いてんのに、選挙権もなくて、その恩恵得られないのは不公平やろ。頼むよ百合子はんよ。

なぁ、山中はんよ。住民税を沢山収めた世帯の、京急wingチケット何枚か無料にしてやって、都内富裕層呼び込んで、鎌倉みたいにうまくやってよ。文庫とか八景とか能見台とかの駅直結の高級マンション建てて。週末は海の公園で波乗りして、三井アウトレットコストコで買い物させたらええんよ。

2025-03-16

anond:20250316200916

てめーごとき命令されるいわれはないぞ。

六枚のとんかつでも読んでろよ。

同じ作者が児童文庫ふつう学校って、学校の珍事件的なシリーズもやってるから

精神年齢小学生のお前にはそっちの方がお似合いかもなwww

2025-03-04

anond:20250304194951

出版社→作者順が一番客観的で間違いが無い並べ方だろ

漫画じゃないけど、ブックオフ新書文庫でたとえば医療社会学系の本を探そうとしたら、メディカル健康サイエンス社会政治あたりを全部見なきゃいけないし、それらの隣の棚に間違えて入れられてる可能だってあるんだぞ

2025-02-27

漫画文庫版とワイド

今は電子がメインの中で、昔の単行本文庫版にしたり、ワイド版にしたりで再販売してるわけよな

2種類の分けも意味分からんし、誰向けの商品なんや

2025-02-20

東京在住アラフォーおっさんだが、景気に対して感じてることを書く

はてなー諸氏は「景気は悪い!」と言っているが、個人的には2019年からの景気は悪くなっていないと思う。もちろん業界地域によるところが多いと思うけど。

 

■前提

B2B1000人規模の会社大手子会社)に勤務。課長

 

会社の業績と待遇

会社の業績が良い。コロナ初期は横ばいだったが、それ以降は連続で増収増益

ベースアップは3%と若干良いぐらい。だが健康保険料が上がっているので、増えた手取りは数千円ぐらい

賞与の延びは激しい。2023年通期3ヵ月分が2025年は4ヵ月分に。お陰様で額面年収1000万超えた。労働組合感謝

新卒採用ができない(内定辞退率が高い)。来年初任給は25万円に増えた。初年度は賞与半分だから年収350万ぐらい?

20代離職率が高い。30代以降は落ち着いている。なお20代年収400万、30代は年収700万ぐらい。最近賞与いからもう少し増えてるかも

  

不動産投資関連

・持ち家の資産価値が増えた。2017年に6000万で購入した新築マンションだが、現在相場8000万程度。住宅ローンはまだ据え置きだが、ぼちぼち上がりそうで怖い

アラサーの部下・後輩は、ペアローンで新築1億を買うか、築浅中古を5000万~7000万ぐらいで買おうとしている

株式投資が順調。5年で3倍。コロナ初期の暴落で買い増しておけば良かった。NISAは、クレカ使って月10万をオルカンで積立中

会社投資仲間からビットコインと米株で億り人が生まれ

 

■甥(MARCH)のバイト就活

・甥の就職がすんなり大手に決まった。受けたのは10社程度とのこと。初任給23万。今って就職活動の交通費出るのね。氷河期世代から見ると隔世の感

・甥のバイトの時給は(都内繁華街飲食業)は昼で1500円、夜で2000円ほど。これもすごい

新人が来ない(新人は時給1200円程度)ので、卒業ギリギリまでシフトを入れられてキツイとボヤいている。卒業までに後輩を紹介してくれと店長に泣きつかれたとのこと

 

物価

スーパーコンビニ言わずもがなマイナー品や見切り品通販でまとめ買いすることが増えた。クレカ主体のポイ活も始めた。自治体キャッシュレス優遇キャンペーンは神

都内居酒屋は、仕事帰りに軽く飲む安居酒屋でも3000円はザラ(以前は2000円程度)。普通居酒屋チェーンでも5000円は見ておかないとキツい

地方に行くと飲食店の安さに感激する。地代(賃料)の差が大きいんだろうなぁ

・よく本を買っていたので、文庫で800円、新書1000円、単行本で1800円を超えることにビビるコロナ中に、サ終やBANのリスクを感じつつも、ほぼ全面的kindleに切り替えた

 

■その他

ホテル代高騰で出張抑制傾向。リモート会議も普及したしね。出張予算も減らされたが、メリハリできて良かったと思う。

福岡支社のヤツはこの世の春を謳歌している。東京水準の給料を受け取りながら、物価(主に外食費)・賃料の安い福岡天国とのこと

2025-02-06

徴兵(ちょうへい)」ではない「微兵(びへい)」の実際の用例

明治18年大日本人辞書 渋川義勝』

我逞兵皆な君に小田原に従ひ微兵を以て対抗する最も難しと為す如ず

主君が不在のあいだに城を攻められ、留守居役の武将が「我らの精兵は主君に従って小田原にいる、残ったわずかな兵で対抗するのは難しいだろう」と言っているようだ。

明治24年日本軍人用文 白虎隊殉難之士を吊ふ文』

東藩一団の微兵を以て百日の久しき天下の大勢を廓外十里の野に困ましめしこと亦以て故へあるなり識るへし

東北の藩のわずかな兵をもって明治政府の軍とよく戦ったのには理由があることを知るべきである」といった感じだろうか。ちゃんと「びへい」とふりがながあるので「微兵」であることに間違いない。

明治24年桶狭間戦記』

レノ大兵ニ我微兵ヲ以テ向ハンコト其利アルヘカラス

「あの大軍に私がわずかな兵をもって立ち向かっても利益はないだろう」といった感じ。

明治26年日本戦史 長篠役』

縦令信長請に応せすとも我今軍を出さすんは貞昌か死亡眼前に在り是を救はすして豈弓矢の本意ならんや然れとも微兵を以て大軍に当ること容易に非らす

徳川家康が「たとえ信長が援軍に応じないとしても、私がいま軍を出さなければ(奥平)貞昌の死は目前であり、これを救わなければ武士として失格だが、とはいえわずかな兵で大軍に当たるのは容易ではない」と言っている場面。

明治26年日本戦小牧役』

殊に去年長久手戦の日龍泉寺にて微兵を率て吾三万八千の大軍に並んで押行き火砲を発し武威を奮ふ時忽ち撃捕ふへし

家康使者として秀吉に謁見した本多忠勝を、「特に去年の長久手の戦いで、(忠勝は)龍泉寺わずかな兵を率いて、私の三万八千の大軍相手活躍していたときは、すぐに討ち取れと言ったものだが、今はもう講和を結んだので、家康の家臣は私の家臣も同じだ」と秀吉が称えている場面のようだ。

明治44年日本歴史文庫 四戦紀聞 尾州長久手戦記』

今従兵僅か七八騎に過ぎず。此微兵を以て大敵に向ひ、横死して何の益かあらんや。

桶狭間戦記と似たような文章。四戦紀聞の成立は1705年らしい。

大正2年『時事評論 本多平八郎忠勝』

家康御家人等は味方の微兵を以て猛勢の朝倉に向かはせ給ふことを聊かも憂苦せず

姉川の戦いの場面か。「家康の家臣たちは味方の兵が少なくても朝倉の軍に立ち向かうことをまったく恐れなかった」みたいな感じか。

大正5年国史叢書 朝鮮征伐記』

剰へ今度日本関白秀吉小国微兵を憚らず、清正・行長・長政・隆景等の将士を先鋒とし、朝鮮屠殺す。

中国視点で「あまつさえ秀吉は、日本小国で、兵がわずかであっても大人しくせず、朝鮮侵略した」みたいな感じか。朝鮮征伐記は1665年の成立だが、だいぶ怪しい史料ではあるらしい。

大正6年大日本史丹羽歴代年譜』

此度大坂陣長重手エ得ル首級都合十四、是僅ナリト雖モ、長重討死ニ決シ、微兵ヲ以テ粉骨ヲ尽シタル戦功ハ、具ニ上聞ニ達シ公籍ニ載ラレ、且諸侯伯知之所也

大坂の陣で丹羽長重はそれほど首級を挙げることはなかったが、長重が討ち死にの覚悟を決めてわずかな兵で頑張ったことは、みんなが知っているので安心してください」といった話か。丹羽歴代年譜っていつ成立したんだろ。

大正7年『泗川新寨戦捷之偉蹟』

忠恒公ハ本丸ヘ入此合戦味方纔ノ一千有余ノ微兵ヲ以テ敵ノ百倍ノ猛勢ニ接シ衆寡ノ勢天地懸隔ストイヘドモ其戦略図ニ中リテ一挙ニ大敵ヲ鏖殺ス

朝鮮出兵で「島津忠恒が一千あまりわずかな兵で百倍の敵を皆殺しにした」という話。

大正7年江戸 一夢林翁戊辰出陣記』

天朝ニ奉哀訴社稷ノ血食ヲ謀ラントノ志願ニテ微兵ヲ挙ケ同志ヲ伴ヒ甲州黒駒迄到シ処田安中納言殿ヨリ説諭ノ趣有

朝廷に訴えて幕府を残せないかわずかな兵を挙げて同志を伴って甲州黒駒まで至ったが田安中納言(徳川慶頼)に諭された」でいいのかな。一夢林翁というのは林忠崇という人物のことらしい。

昭和以降は略。

今回は「微兵を」で検索しただけなので「微兵の」とか「微兵たる」とか「微兵にて」とか他にも用例はあろうと思う。

文語調の古めかしい文章には多く登場している一方で、口語としてはまず見かけず、昭和以降ともなるとほぼ古文書引用とかでしか出てこない、という印象。

ともあれ「徴兵(ちょうへい)」ではない「微兵(びへい)」という言葉がかつて存在していたことは確実で、「OCRの読み取りミスによる存在しない言葉である」と切り捨てるには惜しいのではないかと思った次第。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Лучший частный хостинг