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「バイオレンス」を含む日記 RSS

はてなキーワード: バイオレンスとは

2025-04-15

anond:20250414112430

表現の自由歴史的背景は、国によって異なる。

そんな視点で以下、自分用のメモとして長文を残す。あえて言論自由の優位性といった憲法理論をガン無視するが、どんな規制が適切かといった考えから離れることで、表現の自由の失われた状況の風景みえることもある。

++

とくに「表現の自由による暴力(不法行為性)」をどこまで許容するかが重要視点だ。欧米日本では大きく違う。

フランスでは、あらゆる権利が「尊厳ある生」を守るための抵抗に原点を持つ。

その意味で、社会運動ストライキ争議権)と、表現の自由は同じ線上にある。たとえば、名画にペンキをかける環境団体抗議活動日本では即座に「環境テロ」として報道されるが、英仏では「レジスタンス抵抗運動)」という言葉がより広く使われていた様子だ。これは体制に対して暴力的に抗う行為意識しているからだ。

環境問題に限らず、農家などの過激な抗議行動(輸入品増加に抗議した放火破壊行為など)や、労働争議においても同様だ。フランスでは、国家や大組織による構造暴力に対するカウンターとしての「市民による尊厳を守るための抵抗」に心情的な理解が寄せられる。犯罪としての側面を否定しないまでも「レジスタンス」は革命以来の伝統という認識フランス社会は共有する。

その背景には、18世紀カトリック教会が「真理の解釈権限」を独占していた時代に、啓蒙思想が登場し、科学合理性武器公共空間を構築し、新たな政治制度模索した原体験がある。「神を冒涜する権利」は、黎明期政教分離文脈から分化した表現の自由の形であった。

一方、アメリカ表現の自由の出発点は、事情が少し違う。

制度の根幹に「科学合理性」や「絶対的真理」は置かれていない。むしろ、人それぞれ真理と信じる”信念”があり、誰も完全な真理に到達していない、という前提がある。この考えは巡礼始祖たちの宗教的多様性の中で育まれ、やがてプラグマティズムに吸収され、「思想の自由市場」(O.W.Holmes)という発想へとつながってゆく。

もっとアメリカでも、20世紀半ばまでは「有害言論の内容規制」が志向されたが、判事たちはそのたびに建国思想巡礼始祖の理念に立ち返り、「有害表現定義できない」という議論に収まった。1970年代には「社会不協和音こそが強さの証」とまで言い切る判決(1971)もあった。司法ヘイト規制消極的かつゾーニング規制シフトしてゆく歴史がそこにある。

トランプの出現などリベラル保守のあまりの違い、それでも国家として成り立つ社会。それを支えるのは、「一致しないままでも共存できる」という、個人主義を基盤とした社会の強さだ。

一方で日本は、「価値観の不一致」に不安を感じる社会だ。

会社でも地域や家庭でも、できるだけ摩擦を避けたい。コロナ禍での自粛違反者への度を越した非難などに表れているように、「他人迷惑をかけるのは不徳だ」という感情が深く根付いている。

この「迷惑感情」は、表現の自由制限する根拠として働きうる。憲法学では人権制限原理は「公共の福祉」として整理されるが、実態としてはその時々の「社会空気」に左右されがちだ。たとえば、受忍限度論という法理をとってみても、それ自体迷惑感情社会的「耐性」の程度を空気から測るものにすぎない。日本人の考える公共フランス人の考える公共とかなり異なる。

電車CM強制音声に対する訴訟「囚われの聴衆」事件1987年最高裁)では、そうした「空気」に抗う個人の主張が結局退けられた。受忍限度という大義名分の下で、「それくらい我慢しろ」と結論づけられたわけだ。迷惑感情による秩序そのもの否定するわけではないが、空気として内面化されすぎると、異論や異質さの排除へとつながりやすく、かつ世代間、階層間の認識ギャップという課題に直面する。

フランスとの比較でもう少し考えてみよう。

日本には、フランスのように「尊厳のための抵抗」を肯定する文化がない。絵画ペンキを投げれば即「テロ」として断罪される。暴力抵抗が「歴史ある社会の声」として認識されることはない。

水俣病初期の漁民暴動、60〜70年代国鉄病院のストを見ても、「迷惑感情」が前面に出て、GHQが持ち込んだ争議権は本当の意味では社会根付かなかった。正規雇用では労使協調路線非正規雇用は分断が続いているのが現状だ。ストライキがなお社会的に力をもつフランスとは対照的だ。

全農警職法事件国家公務員の争議権全否定1973年最高裁)、75年の国労スト権ストは、日本社会が「暴力的な表現や行動」との距離感を決定づけた分岐点となった。

暴れる新左翼へのストレスが頂点に達し、迷惑を嫌った大衆心理が、最終的に「暴力容認しがたいもの」と司法行政に決着を迫った形だ。

こうした着地は、人権市民一人一人の体験として自ら闘って獲得してこなかったという、日本社会構造限界を示しているのだろう。

日本社会における「市民による暴力抵抗」が断罪されやすい背景には、市民の行動が過激ものに映じるの対して、しばしば国家行政の抑圧や不作為は、暴力として認識されず、社会の中で可視化されにくい構造がある。水俣病における行政不作為反原発運動に対する過剰な監視、あるいは災害被害者の声の届きにくさなど、国家による制度暴力不作為の積み重ねに対して、市民が抗いの言葉を発するとき、その言葉とき過激さを帯びるのは当然の帰結でもある。だからこそ、表現暴力性だけを批判的に切り出すことは、構造非対称性再生産になりかねない。

構造的な非対称に加えて、もうひとつ重要なことがある。それは市民一人ひとりが権利意識再生産するための「思い出」や過去の教訓を忘却やす社会ということだ。

欧米でいう「人権」とは、突き詰めれば「こういう社会には戻りたくない」という歴史体験からまれる(米仏だけの例で暴論は承知の上)。その教訓を社会を生きる一人ひとりが繰り返し思い出すこと、それが人権ボトムアップ的な再生力だ。

しかし、日本では「権利」は「国家が授けるもの」として明治以来、教育されてきた。敗戦までその構図は変わらず、戦後アメリカが新しい憲法人権を与える側に回った。この付与される構造が、今日日本においてもなお、自由をめぐる議論憲法制度論に終始してしまう要因になっている。

だとすれば、今あらためて必要なのは自由の意義を自分たちの歴史体験として取り戻すことだ。

特に敗戦前後記憶――若者人間爆弾にし、それを大人が見送っていた時代。そして敗戦後、手のひらを返すように価値観を変えた、あの社会の激変こそ戦後日本原体験であり、空気に逆らう力を考える出発点であるべきだ。

++

ここからは、戦後日本映像表現の潮流に視点を移す。

戦後社会」と呼ばれる時期―おそらく平成初期まで―に見られた日本映像表現には、大きく三つの傾向があったように思う。

1. 既成の価値観への反抗

戦中派から戦後世代はかつての「正しさ」に対して疑いを抱き、積極的破壊しようとした。

映像作品での典型例として、岡本喜八を挙げたい。軍や国家権力風刺し、戦時空気を相対化する『肉弾』(1968年)は象徴的だ。

表現体制批判自己解放手段だった時代道徳国家価値観への反抗心がそれを後押ししていた。

「反抗」というテーマは、家族内の世代対立ないし嫁姑問題80年代の校内暴力管理教育という軸での「反抗」など形を変えて表現された。

2. 新しいアイデンティティ模索

高度経済成長のもと、戦後社会は猛烈な速度で変化し、かつて「当たり前」だった家族のあり方、地域風景は急速に姿を消した。

そのような変化の中で、新しい「自分らしさ」を探すような表現が生まれた。家族崩壊再生を描いた「岸辺のアルバム, 1977」は社会に衝撃を与えた。

3. 失われゆく価値観への郷愁

こうした変化に対する不安喪失感は、郷愁としても現れる。

山田洋次の『男はつらいよ』では、理想の家庭像を夢見るも決してそこには迎え入れられない寅さんという存在を描き続けた。

倉本聰の『北の国から』では、泥付きの一万円札をめぐる暴力沙汰などを通して、「義理人情」や「恩を忘れぬ人間関係」が描かれた。

スクール☆ウォーズ」に代表される大映ドラマにおいては、努力根性家族の絆といった「倫理」が過剰なまでに押し付けられる一方で、それは裏を返せば、かつては当然のように共有されていた義理人情倫理が、社会の中で揺らぎ始め、もはや社会がその正しさを自信をもって教えられなくなっていた時代の反映ともいえる。任侠映画の「落とし前をつけさせてもらいます」というカタルシスもまた、現代社会ではとうに失われた暴力的「自力救済」への郷愁でもあった。

この三つ――反抗、自分探し、郷愁――が、戦後日本表現の中心テーマであった。いずれの表現にもどこかに心情的共感を呼ぶやむにやまれぬ加害内包していた。そこに着目すべきだ。

「反抗」の終焉表現行為暴力性をめぐる葛藤

この三つのうち、「戦前価値観への反抗」は、戦前世代が退場するにつれ次第に衰えていった。最後の強烈な反抗例として、敗戦後に上官が行った部下の処刑告発した『ゆきゆきて、神軍』(原一男1987年)を挙げることができる。

奥崎謙三狂気。上官を告発し、天皇パチンコ玉を撃ち込むなど、常軌を逸したようにも見えるが、そこには彼なりの倫理がある。表現行為が、敗戦前後記憶を呼び覚まし、組織における人間関係―「上官と部下」「国家個人」―に対して強烈な問いを投げかけていた。

しかし今、このような強烈な表現は久しく見かけなくなった。反抗への共感はある特定世代記憶に留まり引き継がれない傾向が見て取れる。あたか社会全体にノイズ耐性が失われたかのようだ。

かにつけ「コンプラ違反」として簡単に切り捨ててしま社会。「こんなの今の時代にはムリ」と。例えば、中井貴一がある制作現場で呈した疑問は示唆的で、全体にバイオレンスドラマなくせに、コンプラ配慮たばこポイ捨てシーンだけがNGになったことがあった。それは思考停止ではないか

奥崎のような過激手法であっても、そこに社会権力構造に対する本質的な問いが込められているならば、無視できない重みがある。原一男ドキュメンタリーは、まさにそうした問いを突きつけるものだ。

ドキュメンタリーという暴力からみえもの

ドキュメンタリー手法に内在す加害性も多くの示唆を与える。

ゆきゆきて、神軍』のようなドキュメンタリーなどの手法には、つねに「出演者の許諾は取ったのか?」という問いがつきまとう。

伊藤詩織氏の『Black Box Diaries』に対する映像や音声の使用をめぐる批判が良い例だ。「フェアユース正当化可能」とする声(中根若恵)もあれば、「権力犯罪を暴く表現であればOK」という立場原一男)もある。しかし、原自身も認めるように、たとえ告発目的であってもセルフドキュメンタリーには「現実自分に都合よく再構成する」危うさがある。無条件の承認はありえない。その語りが私的物語にとどまらず、社会的な意味を持つためには、他者に開かれた語りに昇華される必要がある。

では、表現行為に内在する「やむにやまれぬ加害」を評価するのは誰か?

最終的には司法だとしても、まず問われるべきは、共感を持って応える観客であり市民である

コンプラ違反を恐れて、表現物が公開前に修正されてしま社会――それが望ましいのか?

私は、暴力性を含んでいても、その中に真摯倫理があり共感可能性のある表現ならば、それは世間に問うてよいと思う。それを受け止める権利もまた市民にある。内部告発/公益通報もまた、不法行為公益性のはざまにあるという意味奥崎謙三の反抗と地続きだ。兵庫県職員告発とその後の県知事対応は耳目を集めたばかりだ。

空気にあらがえるかが試金石

今の日本社会において、「表現内包する暴力に対する寛容さ」はきわめて低い。

敗戦体験した世代がいなくなり、記憶として残っているのは「国鉄ストの迷惑」「新左翼暴力」「オウム事件の恐怖」など、暴力に対するアレルギーばかりだ。

一宿一飯の恩義といった価値観は薄れ、市民暴力的な自力救済抵抗運動共感しなくなっている。

コンプライアンスに敏感な時代からこそ、私たちはもう一度、「表現の自由とは何か」を原点に立ち返って考える必要がある。

かつてトクヴィルは、革命後のフランスに、公共の名のもとに行われる言論統制など専制洞察した。一方、アメリカ民主社会には、世論専制という別の危険をみた。制度的な保障はあっても、多数派少数意見排斥するような雰囲気社会が醸成すると実質的自由は奪われる、との黎明期アメリカ社会への洞察は、現代キャンセルカルチャーなどの課題を予見している。

――暴力性を含み得る表現に対して、我々はどのような態度を取るのか。その暴力倫理的な共感はあるのか。どんな社会私たちは避けたいと思っているのか――

憲法理論制度保障を語る上では有効であるしかし、表現規制論だけでは上記のより根源的で実存的な問いには答えられない。「制度いか自由を守るか」ではない議論必要だ。自由擁護する倫理共感の土壌がなければ、制度簡単形骸化する。「抵抗」とか「不協和音の強さ」とまでいわないまでも何か核が必要だ。

社会同調圧力空気に抗ってその問いを突きつける力、受け止める力が社会から失われたとすれば、それは表現の自由が失われた社会だと思う。

2025-03-23

薬屋とかSPY×FAMILYが妙にデカくなったのはさ

いわゆる少年漫画枠がガチバイオレンスに寄りすぎてて、無難に手広く広報できる作品群に空白が生まれいるからだと思うんだよな。

もちろん薬屋にもSPY×FAMILYにもバイオレンスはあるんだけど、見せ方でうまいことコナンレベルマイルドさにしてる感じ。今のジャンプ作品とか主人公が誰よりも殺意MAXだったりするじゃん。チェンソーマン漫画はメチャ良かったけどやっぱ内容的に国民的とまではいかなかったし。

別に作者がそういう枠を狙ったわけじゃなくて結果論だとは思うんだけど、俺らの世代で言うところのクレしんドラえもんルパン三世が軒並み古くなってしまったところにうまいことハマってる感じがあると思うんだよな。

anond:20250322211611

仕事の嫌な客を全員⚪︎してるから平和

通りすぎてくバイオレンス

嫌いじゃないよ

2025-03-13

デビルマン cry baby を見て泣いた

 

 

デビルマンをひとことでまとめると:

ダンダダン+寄生獣)x BL x 絶望

 

1話から時系列感想

なんか、不動明イメージが違うな

優しくて泣き虫クラスメイトから馬鹿にされていて・・・

 

あっ これ

ダンダダンのオカルンだ!走り方も同じだ!

 

悪魔に憑依されると見た目も人格もかっこよくなって女の子にもモテちゃう王道少年漫画だね

馬鹿にされていた心優しい少年が俺TUEEEモードに入るのは楽しい。いい感じの導入。

 

リョウ君がヤバイ

 

超美形、超天才児、10代なのに既に教授

初登場時からいきなりやばい。銃撃ってくるし

頭脳明晰・冷静沈着と思わせておいて

明を助けるために躊躇なく人を殺すのがヤバすぎる

リョウの明への執着が異常。なにこれBLなの?

明は心優しいのでリョウ君が人を殺すたびにショックを受けて泣いている

 

 

3話 美樹のピンチ

明の変身するところを記者に撮られていた。そこに美樹が巻き込まれ・・・

 

えっ この展開3話でやるの??

普通はワンクール最後でやるよね???

展開が早い。この後どうなるんだ

 

 

4話 母親・・・

明のお母さんが久しぶりに帰国する。不穏な電話が入り・・・

 

うわぁぁぁぁぁぁ !!!

普通こんな展開、2クール目の最後にやるでしょ???

怒涛の展開次々にぶっ込んでくる

 

5話 シレーヌ君は美しい

リョウ君の家、大富豪だよな

部屋に謎のプールがある

 

親の姿も見えないし何者なんだこの人。

役割としてはヒーローの明に対し、ブレーンのリョウなんだろうけれど

明への感情ちょっと異常すぎる。BLなの?

 

 

6~8話

悪魔存在世間の明るみに出る。人々は悪魔狩りを始める・・・ 

 

こわい、こわい、こわい、こわい

令和のクオリティで描かれる終末世界が怖い。

ビルから人が降ってくるのは9.11で見た。厳戒態勢の街。外に出た人が拘束される、コロナ禍の中国で見た。政府の緊急放送3.11で見た。

そしてSNS

SNSデマに尾鰭がつきヒステリー集団形成していく。パニックになった人たちが人を襲う。悪魔でなくて人を。

恐ろしいリアリティ世界がぐちゃぐちゃになっている今視るべきじゃなかったよ・・)

 

デビルマンで一番怖いのは人間なのです。

実は悪魔ほとんど人間を殺していない。数十億の人々を人間が殺す。それが悪魔だと信じて。

 

 

この作品悪魔を通して人とは何かを問いかける

デビルマン達は悪魔の姿をしていた。でも、確かに彼らは人間だった。

暴徒と化した人たち。彼らは姿は人間だけれども、悪魔だった。

 

人とは何か? 人であるとはどういうことなのか?

 

 

お父さん、お母さんと弟

この作品で一番きつかったのは弟のシーンです

つらい・・・本当につらい。

お父さんが銃を撃てなくて、撃てなくて、どうしても撃てなくて。慟哭するシーンにボロボロになるまで泣きました。

 

9話 地獄に堕ちろ人間ども

結末は知っていた。でも、おもっていたのとは全然違ってた

 

デビルマン悲劇です。人の弱さ、人の愚かさが強烈に描かれます

でも作品根底にあるのは熱い炎の様な信念と希望です。

その中心にいたのは美樹でした。彼女偏見に囚われず人を信じ、手を差し伸べました。

恐怖ではなく理性で。暴力ではなく愛を。彼女の信念は確かに人を繋ぎデビルマン達を集結させました。

偏見暴力に争い、抵抗した人たちがいた。それはとても小さな光だったかもしれないけれど、人の可能性と美しさを証明するのです

 

 

10話(最終話

BLかよ」といって茶化してすみませんでした

とても真面目なBLでした

この作品最初から最後まで、明とリョウ関係を描いたものでした

  

串刺しシーンがクライマックスだと思っていたので最後スケールの大きいBLが始まるとは思ってもいませんでした

いや、これをBLと呼ぶのは正しいのか???もっと壮大なものを見た様に思います

 

二人が戦っている時、すでに人類は滅亡していました。勝ってもなにも得られません

あのとき明は人類代表人類の生きた証としてそこにいたと思います

デビルマンは、人類悪魔の愛をめぐる話だったのではないか

 

作中に繰り返し繰り返し、バトンを渡すイメージが挿入されます

二人の最後の戦いの最中にも。

 

みーこから美樹へ、美樹から明、明からリョウに。バトンは落ちる

みーこから美樹へ、美樹から明、明からリョウに。バトンは落ちる

 

バトンはおそらく人の愛、友情、いたわり、優しさ、人が人であるために大切なこと

リョウは渡されたものが何である理解することができない。

ちょっと首を傾げて、バトンは地に落とされる。

 

最後、亡骸となった明を抱き抱えてリョウ慟哭しま

  

バトンは渡っていたのです。遠い昔に。

猫が死んだ時。もしくは、「もう怖くないよ」と抱きしめたあの時に。

 

リョウが咽び泣いたあの時、神の光で滅ぼされるまでのあの一瞬。

彼は人間ではなかったか

 

滅びる地球最後に立っていたのは人間だった。

本当に勝利したのは、悪魔ではなく人の愛であった

 

私はそう信じている

 

その他

エログロ

エログロバイオレンス治安の悪さはさすが昭和だと思った

 

リョウ君の不自然

最終話まで見ると、リョウの不自然さの全てが伏線になっていたのがすごい。

そうか、家政婦さんの正体も・・・

 

最後のシーン

地球滅亡後、明とリョウが静かに並んで赤い海を眺めているシーンが End of Evangelionラストシーンで驚いた

原作もこんな感じなの?

 

デビルマン

1972年に「デビルマン」というアニメが放映されたと言う世界設定。

なので作中の日本人デビルマンを知っているし、「デビルマン悪魔に憑依されたスーパーヒーロー」の意味で通じるのが話をわかりやすくしている。

ここぞというシーンで1972年の方のデビルマンの曲(たぶん)が流れる

 

弟の携帯から流れるシーンがつらかった・・・

 

 

 

2025-02-11

女作者って意識高い系気取る割には暴力ホモを気軽に出しちゃう

いかにも私コンプラ重視してますみたいな姿勢からの落差が男からするとどうしてもイビツに感じてしまうんだよね

男作者は最初からそんなもん気取らないから、エロが出ようがバイオレンスが出ようがなんとも思わないんだけど

2025-01-29

最近見て面白かった海外ドラマ

 

マインドフルに殺して(Netflix

ギャング組織顧問弁護士が、次々と降りかかるトラブルに対して、マインドフルネスの技術を用いて何とか切り抜けていく。

心はマインドフルネスで穏やかに、でもどんどん危険バイオレンス領域に足を踏み入れていく。

 

トゥルーシーカーズAmazon Prime

オカルトマニアWi-Fi会社エンジニアが、仕事の中で超常現象に遭遇していく。

コミカルX-ファイルという趣。

 

おもろいよ

2024-12-31

はてな匿名ダイアリー投稿の思い出 3/5


№21 セックス最中相手の体でオナニーするのって普通だよな?

anond:20210602212201

2021年6月投稿

行為中に考えることについて、自分だけなのか? と感じる習慣を文字しました。

セックスをしている最中相手が違う人間であると考えながらするのは、果たして一般的なのかということです。

悪い言い方をすると、相手身体自慰行為をするということです。

私の場合は、数回に一度やってる程度です。キスとかの目を閉じている場面、相手背中が見えている体位の時、そういうことを考えたりします。

誰を想像しているかは恥ずかしくて言えないのですが、私にはそういう習慣があります

皆さまはいかがでしょうか? 悲しいことは言わないでください。



№22 木屋町にあるキャバクラ黒服仕事をしていた

anond:20210716220542

2021年7月投稿

大学生だった時の記憶を思い返して、日記にまとめました。

数万字の増田日記を書くのはこれが初めてです。

大学生だった当時、京都市内の木屋町という歓楽街クラブで、黒服(ボーイ)のアルバイトを約四年間してました。ほかに付近居酒屋などでアルバイトをいくつか。

今は跡形もありませんが、その名も『CLUB ZOO』という老舗でした。大手芸能事務所経営母体クラブです。繰り返しますが、今では跡形もありません。

当時の求人情報誌には「当店が木屋町で№1です!」と書いてありました。まさか本当だとは思わず面接を受けに行きました。

あの頃は、まだ19才でした。世の中がなんでも楽しくて、初めて見るものがたくさんありました。夜のお店のお仕事だってそうです。刺激的でした。

日記については、「あの時は確か……?」と必死記憶を思い出したり、当時のリアル日記を読み返したりして、まとめました。



23 出入り禁止にしたいお客さんがいる

anond:20210806222049

2021年8月投稿

若手社会人の頃、会社帰りにアパート近くにあるスーパーを利用してました。

都市部で働いていたのですが、ほかのお店に寄ることはなく、いつも其処でした。

いろんなお客さんがいました。平日夜の同じような時間帯に来店する関係で、"いつものメンツ"みたいになることが頻繁でした。肉弾戦闘で半額惣菜を奪い合っていました。

そのうち1人のお客さんが、日記に出てくる男性です(※彼は肉弾戦闘には参加してません)。

この頃はセルフレジはありません。お会計をする間、その男性は女性店員さんと話をしていました。

別に店員さんとお話するのはいいと思います。ただ彼のよくなかったところは、違う店員さんともお話をするところでした。

「おい、あんた……そんな節操のないことをしてはダメなのでは??」と、若かりし日の私ですら感じました。

結局、彼がどうなったのかわかりません。ある日、スーパー正社員と思しき人と夜の店内でバトルになっているのを見ました(※肉弾戦闘ではありません)。

それ以降に見ることはなくなりました。出入り禁止になったのかもしれません。



24 聖書を読み終えた

anond:20210922213336

2021年9月投稿

自宅を掃除していると、本棚に旧約・新約聖書があるのを見つけました。とんでもない分厚さでした。二千ページ以上はあります

でもこれを、大学1回生だった頃の私は、半年以上かけて読み切ったのです。

聖書の中には、特に旧約の中には、素人ながらに「それは……ひょっとしてギャグで言ってるのか!?」と思わざるを得ない描写が多々ありました。放蕩息子など。後は、槍のひと突きで800人を刺し殺す凄腕の兵士がいて、今だったらFGOに参戦してもよいのでは!? というレベルです。

しかし、それを上回るほどの感動があったのも事実です。あれは壮大な文学書 兼 自己啓発本歴史記録なのだと思います

聖書全体ですが、日本語が極限まで洗練されている中で、神秘的なエピソードや、示唆に富むエピソード――ひとつの例として、士師記の中でサムソン活躍するあたりは、現代エンタメに通じるコメディ要素を感じ取りました。

懐かしいという感慨とともに、19才当時の考えを日記にまとめました。



№25 男性可愛い子が好きなのだろうか

anond:20220304213201

2022年3月投稿

わけあって日付の間隔が空いています

こちらの日記も、上にあるスーパーと同じ店でのことです。新卒で入ったリクルートで働いていた頃の思い出です。

会社帰りにあのスーパーに通っていると、見た目が瀟洒サラリーマンの人が、大学生くらいの女子店員に話をしていました。お会計の時に。

上の人とは違って、この人はいつも同じ人のレジへ行き、話をしていました。

女子店員の方も、まんざらではなさそうでした。お菓子売り場に私がいて、まっすぐの位置にあるレジへ向かおうとすると、その子レジの後ろからスッと、身体を覗かせてこちらを見るのです。

私の真後ろには、その男性がいました。「なるほど、そういうことか……」と気を利かせた24才当時の私は、空気を読んで違うレジに入りました。

それから悲しい出来事がありました。その男性がある日、違う店員のいるレジに入ったのです。あの子がいたのに!!

「なん……だと……」

と、BLEACHキャラ並みの衝撃を受けた私があの女子店員を見ると、残念そうに俯いていました。

嫌な思い出になりましたが、何らかの学びを得たのは間違いありません。

そのお店ですが、今ではウイルス除けの透明壁が付いて、店員さんと話をしにくい構造になっています



№26 指定校推薦は優れた入試制度である

anond:20220304224309

2022年3月投稿

上記日記の冒頭にツイート引用してあります。これが執筆動機になりました。

先のマッチングアプリ記事紹介の際、異業種交流会の話をしました。商売目的ではない緩めのイベントです。

この時、民間企業の人だけでなく、大学職員といった準公務員や、純粋公務員の人も参加していました。

メルカリ中の人と楽しく話をしている最中慶応義塾大学事務職員が会話に入ってきました。

商売の繋がりが目的でない異業種交流会なので、できるだけ離れた業界の人との話が楽しみでした。

ところで、その彼が語ったのは……よく言えば赤裸々、悪く言えば守秘義務違反に等しいレベルの生々しいお話でした。それがずっと続いて、当時の私は辟易しました。

いや、悪い思い出だったとは言いません。実際、刺激的なお話でした。ただ彼にとって想定外だったのは、私がそれを日記としてまとめたことです。



№27 会社員が仮想通貨投資と向き合っていくために

anond:20220502212036

2022年5月投稿

前回株式投資のことを書いたため、今度は仮想通貨投資について書いてみようと思い立ちました。

これからビットコインなど仮想通貨を始めようという方は、しばらく待った方がいいかもしれません。この執筆時点と比べると、世界的に仮想通貨が受け入れられています

日本でも、将来は税率が一律20%になったり、アメリカのように仮想通貨ETFが出てくる可能性もあります。それ以外にも金融商品がいくつも登場することでしょう。

から買われる方は、積み立てタイプで毎月一定額を投資するスタイルがいいと思います。間違ってもレバレッジ取引には手を出さないように。あれはFXと同じく、投機であって投資では決してありません。



28 焼肉屋で後悔をしたこと

anond:20220502221211

2022年5月投稿

大学生の頃にあった印象的な出来事をまとめました。

いつかやろうと思っていたとか、そういうのではありません。ある日、急にあのおじさんの思い出が蘇ってきたので、執筆に挑戦しようと思い立ちました。

こちらの日記に出てくる土木会社のおじさんですが、私が歓楽街アルバイトをしていた居酒屋木屋町にあったどんがまと言います。今はもうありません)で、よくしていただいたおじさんです。

気のいいおじさんで、会話が盛り上がると、お店のシフトが終わった後でお酒食事をおごってくれるのです。私がお金を出したことは一度もありません。

ただ、こちらのおじさんですが、たまに反社会的なアレなんじゃないか……と感じる場面がありました。詳細は日記内にあります

当時(約二十年前)の木屋町は、暴力団員半グレ普通闊歩しており、警察官鉢合わせても動じることはありませんでした。深夜になると、酔客が高瀬川沿いの往来で取っ組み合いのケンカをするのが風物詩でした。大晦日になると、お酒に酔った若人が、友達を……小橋の上から高瀬川に突き落とすのです😭

悲しいことに、天下の往来での殺人事件も起きています。今でも犯人は捕まっていません。

現在木屋町は、平和です。お巡りさんの待機人数が昔に比べると明らかに増えており、高瀬川沿いの街道をガラの悪い連中が闊歩することも(ほぼ)ないです。



№29 女性の瞳を見ることができない

anond:20220502214152

2022年5月投稿

今の会社新人の頃、お世話になった先輩の思い出を綴りました。№4の先輩とは別人です。

今の仕事の詳細は言えませんが、現場が多い不動産仕事です。最初の配属先は、不動産関係商業登記を取り扱う部署でした。

同じ職場に、ある先輩がいました。その先輩は、私が中堅どころになる頃に退職したのですが、記憶が残っている時間もそう多くはないと思い、まとめてみようと考えました。

一言でいうと、モテる先輩でした。イケメンというよりは、気遣いができる人でした。

他人マウントを取ったりしませんし、愚痴や泣き言も言いませんし、相手の話をずっと聞いてくれる人でした。

そこまでお喋りをする方ではありません。本当の優しさをもった先輩でした。今でも尊敬しています

その頃の思い出を、ひとつずつ思い出しながら日記を書きました。

先輩視点第一人称は、物語として大変難しかった記憶があります



№30 面接で嘘をついて商社内定した奴を懲らしめたい

anond:20220622205855

2022年6月投稿

大学回生の時のことです。不定活動イベントサークルに在籍していたのですが、そのメンバーの1人に、悪い噂が立ちました。

噂の証人が言うには、その悪いメンバーというのが、サークル活動の中では地味な役割だったにもかかわらず、とある企業面接の場で「リーダーをしていました!」と真っ赤な嘘をついていた、というものです。

これ自体特に思うところはありません。就職活動面接でどのように振る舞うかは、完全に自己責任です。

本人がやっていないことを「やっていました」と発言しても、入社後にどうにかできるのであれば、本人の責任で行えばいいと思います

しかし……「真っ赤な嘘をついてまで入りたい企業があるのか?」が当時の私には疑問でした。今もそうです。

そんな疑問への答えに近づくために、サークルの噂の証人だった女性視点に立って日記を書きました。

その後の顛末は、別の日記でまとめています



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【閑話③】よくブクマしてくれる方 ※順不同

ブックマーカーへの感想です。

以下の表中のコメント回数(期間:2019.122023.3)ですが、概算になります

データは整理していますが、専門的なスクレイピングデータ加工はしていません。ご理解ください。

コメント回数は、すべて「少なくとも」です。確実にこれだけの回数があります

ブクマカ名個人の感想などコメント回数
おたまじゃくしの人いつも登録ありがとうございます7
林檎の人小説系によくブクマをされてます0
青い目の女性私の作風を完全に見抜いておられます5
宮内女氏恋愛ネタや、バイオレンス日記によくコメントされます。いつも感謝です笑8
ピンク背景の女性経済社会を取り扱った作品によくコメントされます(^^)2
メガネの人不愉快にさせていたら申し訳ありません( ;∀;)1
エイリアンの人不愉快にさせていたら申し訳ありません( ;∀;)2
ゆゆゆのキャラの人不愉快にさせていたら申し訳ありません( ;∀;)3
ピンク髪の女性の人不愉快にさせていたら申し訳ありません( ;∀;)4
メガネおじさん社長評論系をよくブクマされます小説も。楽しんでいただけたなら幸いです1
スター数1位の人実はほとんどブクマをいただいてませんが、ひとつトップブコメがあります4
たんじろうの人から多くのジャンルコメントいただきありがとうございます😭2
口紅女性感動系の日記小説において、キリッと雰囲気を締めるコメントをされます3
マフラー女性いつも含蓄のあるコメントをいただいております2
紫の女性いつも鋭いご意見ありがとうございます釣りを見抜く天才です笑3
ヘルシェイク最近ブクマいただきません。熱量のあるコメント感謝です2
関内関外日記の人ほどよい絶望感のあるコメントをいただくことがあります😰3
ハックルベリー女性感情がそのまま出ていて、よきブクマコメントです('ω')5
本に栞を挟む女性社会問題を扱った作品コメントされますはてブ高知性です2
すみっコぐらし私の作品が読めるのははてなだけです笑1
あごひげ眼鏡のおじさん成熟した大人のご意見です。小説風の増田コメントを書かれます2
ゆとりずむの人たまにコメントされますスマートなご意見です。私と同じ年齢……?2

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2024-12-20

anond:20241220165455

暴力バイオレンスあるけど、食事に関してはあんまりそういうのなくない?

いや、作中にも出てくるけどアンチテーゼとしての役割がメインという意味

anond:20241220164829

俺はあの漫画からバイオレンスさを感じるよ

いろんなグルメ漫画があるけど、暴力を感じたのは鉄鍋のジャン以来

2024-12-19

anond:20241219045939

おつです。なんか嬉しい笑

元増田へのアドバイス見ても、本当に同じ辛さ味わったんだろうなぁって想像に難くないです笑

本当子供に教えるかのように、

何が良くないのか、なぜ良くないのか、どこが私を傷付けるのか、それをすると自分たち関係がどうなってひまうのか、そうならないためにはどうしたらいいのか、それを伝えるにはどう伝えたら良いのか

全部教えてあげて(1度では無理なので年単位で泣いてバイオレンス起こして精神病手前まで本気出して)できたらそれを見つけに行って、よく理解してくれたね、努力して関係築いてくれて一緒にいる道を選んでくれてありがとう、一緒に頑張ろう、頑張れよ!私にだって限界はある!って伝えて。。。

本当に根気と愛だなと振り返っても思う。お互いにお疲れ様でした笑

元増田が読んでてくれて、参考になったら嬉しいなぁ

2024-12-18

anond:20241217174441

ちょっと文章がまわりくどくわかりにくかったけど、夫はこのタイプ結婚した女です。

謝らないっていうか言い訳がましいというか、明らかにこっちがしんどい状況でしんどいって言う前に「疲れすぎてもう無理何もできない」って牽制してくる感じ。なんというか、テイカー。

うちは離婚寸前の喧嘩を何度もしていまはめちゃくちゃ安定してるし自分は夫大好きだよ。

いまはちゃんと謝れるようになったし、謝らせるからね。「ごめんなさいは?ちゃんと目を見て謝ってることが伝わる口調で言えるよね?」って、ここまで言うので。

うちと同じだったらその彼女さん多分、人と揉めてきてないんじゃない?

折れて先に謝ってくれる、優しくしてくれる、ギブしてくれる人しかそばに置かず喧嘩してお互いの許容範囲を煮詰める作業をしてこなかったんじゃないかな。

あなた彼女の謝らない部分以外を愛していて、根気を持って喧嘩してぶつかっていく気力と愛がある事

彼女がギブばかりしてくれず、人間的成長を求めるあなたを愛せて、根気を持って喧嘩してでも一緒に生きていく未来を描き続けられるなら結婚しても良いと思う。

でも正直辛いよ。うちはマジで何度も離婚しかかったしバイオレンスまでおきた。でも乗り越えて、お互いをとてもリスペクトしてるし、お互いのために変わっていく気概がある。

そこまでの面倒臭さをどう考えるかじゃないかな。

2024-12-16

はたらく細胞映画全体的に良かったけど(ネタバレあり)

最後のシーンで白血球が復活した理由はもうちょっと丁寧な説明ナレーション入れるか後日談で笑いが細胞活性化する話を人間世界パートでやったりすれば良かったのでは

おそらく、笑いは免疫力を高めるということから人間世界でお父さんと彼氏ニコ笑顔したことニコの中の白血球が復活して白血病細胞酸素を得る前にとどめを刺せてニコが助かったという流れだと思うんだけど

一緒に観に行った子供に「なんで佐藤健が生き返ったの?」と聞かれて特に子供にはあの描写だけじゃ伝わらないよなって思ったのと、ファミリー映画なら分かりやすくしても良いのではと思った

まぁ結構バイオレンスシリアスだったかファミリー映画という前提が間違っていた説はある

あと、実際笑うことで白血球が増えたりNK細胞活性化することはあっても復活することはないか作品性質細胞関係事実に忠実にしないといけないためあえて詳しく説明しなかったのかもしれないけど

2024-12-13

anond:20241213223455

アイカツを遊べば心が平穏になるというのに、いつまでそんなバイオレンスゲームで消耗してるの?

2024-12-09

山梨市観光覚え書き

山梨観光ってしてないなと思い、11月に金曜夜から2泊2日してみた

 

スーパー銭湯に併設のビジネスホテル施設内の飲食も幾つもあるしコンビニ居酒屋なども隣接してる、風呂は当然ながら大浴場使い放題ということでコスパ良好

 

長野善光寺本尊武田信玄が「避難」させて設立とあるが、まあ大義名分で押し切って日本有数の古刹強奪したということだろう

諏訪大社諏訪氏自分血統押し付けるの含め、織田信長より信仰対象への不遜ぷりが際立つ信玄戦国大名らしいバイオレンス事績代表する史跡で、ある意味信玄すげーを一番感じられるかも

近くにある「かいてらす」という観光土産物館のレストランが美味しかった

 

信玄本拠地である躑躅ケ崎館跡。神社のもの江戸時代以降の武田ブームアイテムが置いてるだけなので、館って言ってもちゃんと塀も堀も馬出もあるんだー、有名な武田馬出現物ってこんななんだー、なるほどこれは領土が広がったら手狭だなー、などなどを実感するぐらい

隣接する信玄ミュージアムでやってた柳沢吉保特集柳沢家は元武田家臣、甲府藩主時代武田家の名誉復興政治力を使いまくる等々)が全く知らなかったので面白かった

 

予想に反して戦国大名武田氏の展示はごく一部であり、ブラタモリ的に土地の状況から歴史解説シームレスにつなげる解説が印象的な展示。江戸期や明治以降の展示も充実、というか史料的に戦国以前が乏しいので史料的に乏しいものを無理に拾うよりも史料豊富ものちゃんと見せる方向でまとめてるんだと思った。近代以降の実業家たちの紹介はかなり興味深いのでもっと知りたい

 

特別展としてまとめられていた「縄文時代不思議な道具」展がボリュームが思ったよりも多く充実していて今回の観光旅行では最押しだった(終了してるけど)。各分類ごとの物量が多いぶんだけ次の展示に移る前に頭の棚が作りやすいというか解像度がかなり上がるというか、考古学は奥が深いでしょ、を物量で殴ってわからせるというか

タマ縄文にわからされた後に、常設展示の縄文土器の優品を見せられると「美」って感じで惚れる

 

ミレーがいっぱいあるところで有名な、ミレー集客してるミレー推し美術館だが、県内画家作品普通に良い

というか、ミレーはどうしても小品だし、王政復古なんやかやの頃の絵なので古典範疇であり、近代以降のキャッチー絵画のが見栄えがいいので、昨今の思想動向的にもミレー労働自然リアリズム、うーむ渋い、みたいなのは受け取る側としてなかなか消化しづらくなってると思う。理念の崇高さみたいなのを勝手に感じ取らないとありがたみがないというか。なお、ミレーの生涯を紹介するアニメが見てて楽しいのでお勧めホームページで見れる)

さておき企画展含めた国内作家作品が良いのが多かったので、ミレーに釣られて行ったら日本画家を好きになる、が正しい鑑賞態度なんじゃないかと思う

施設レストランは諸事情あるのか、オペレーションが壊滅的で順番待ちをうまく捌けてなかった(料理自体は悪くない)ので、利用時はゴリゴリっとゴリ気味に状況を確認したほうがいいと思う

 

  • まとめ

もっと信玄まみれになるかと思ったが、信玄甲陽軍鑑もあまり出番がなかった

次はハイジの村で天然温泉クララの湯に浸かってみたい

2024-12-05

ピアプロ声明Deco*27氏のことだと言っているのを見て驚いた話

4日、初音ミク公式Xにてピアプロガイドラインについて触れる表明が出された。[ https://x.com/cfm_miku/status/1864128366720487608 ]

そのことについてユーザーの反応を見るために引用を見てみると、その中に「Deco*27のことか」、「最近ボカロ曲はひどい」とコメントしている人がいて驚いた。

なぜならボーカロイド卑猥歌詞を歌わせる歌なんて十年以上前から存在しているからだ。

世代が一巡したんだなとか、知名度があがった分色々な層の人の反応が見えるようになったんだな、とか感慨深くなるが、

私は今回は曲のことではないのではと考えている。

そもそもボーカロイド性的歌詞を歌わせて話題になるのは十年以上前からあったことだ。

詳細は省くが、歌詞が原因で権利者削除された曲は過去存在している。

だが、無数にある性的歌詞の曲全てが削除されているというわけではない。

この違い、匙加減はなんなのだろうか。

初音ミク公式ブログにて、そういった曲に対し2008年声明を出していた[ https://blog.piapro.net/2008/01/post-15.html ]

その時の声明の中では、

>> 特にVOCALOIDのものや、VOCALOID製品タイトルキャラクター(「初音ミク」「鏡音リン」「鏡音レン」等)、バーチャルシンガーなどとクレジットされた作品において、それそのものが、いわゆるエロティック表現や、バイオレンスグロテスク表現を、自ら発言自己表現しているような見え方と捉えることが可能場合、または視聴者VOCALOIDキャラクターイメージを誤解し、困惑嫌悪の感じをいだく可能性がある場合VOCALOIDキャラクターイメージに悪影響があると判断させていただく事がございます。 <<

としている。また

>> ※"公序良俗"の判断基準については弊社では「TV放送できるか否か」をひとつ判断基準としています。例えば性的表現に関しては視聴者困惑嫌悪の感じを抱かせないように注意しています家族がそろって視聴した場合露骨表現描写をすることによって困惑嫌悪の感じを抱かせないように注意をしています。(民放連放送基準より一部参照) <<

とも書いている。

ここにそのヒントがあるように思う。

恐らくは「ボーカロイド本人が発信しているようにみえるか」、「直接的な表現をしているか」が主に判断基準になっていそうだ。

削除された曲はこれにひっかかっていた。(デッドボールPの『私は人間じゃないから』等)

Deco*27氏のそれが話題になりはじめたのは一年前のラビットホールあたりだろうか。

そこから『サッド・ガールセックス』や、つい先日アップされた『モニタリング』の歌詞言葉選びで言えば性的一面もあるだろう。

しかし、改めてMVを視聴すると上記の条件にはあたらないように思う。

まず上に挙げた削除された曲のように曲中で初音ミク自称していない(ため、架空女子の歌であるとすることができる)。

ではそもそもの直接的表現についてだが、これも対象外ではないかと思う。

サッド・ガールセックスについては難しいところなのだが、恐らくピアプロが指す直接的表現ではない。

これが駄目ならアゴアニキPの『よっこらせっくす』も対象になるため私はそう考えている。

そして当然、気が付いていないという可能性もない。

ケミクという大事コラボにまで起用されるレベルボカロP話題曲が耳に入らないわけがないのだ。

例をみるに、有名なエロゲー主題歌のような匂わせ程度の表現については見逃しているのではないだろうか。

描写に重きを置いているかどうかも、判断材料として大事な要素かもしれない。

(想い人との別れや少女感情が肝であるため直接表現とされていないのではないかという考え)

こういった根拠から、今回の件はDeco*27氏についてではないのではないかと私は思う。

さらに言えば、今回の声明なかに

>> 今般、主にソーシャルメディアSNS を通じて発信される一部の当社キャラクターの利用、及びそれを取り上げたメディア報道について、ファンの皆様に多くのご心配のお声を頂戴しております。当社といたしましては誠に遺憾であり、大変心苦しくございます。<<

との一文もある。

過激歌詞についての声明の時に、はっきりと公序良俗に反する歌詞を含む歌詞についてと書いてあることから

ピアプロ注意喚起する際には対象を明確にすることがわかる。

からこそ、今回は本当に単純にキャラクター利用についてを指しているのではないか

そもそもそう考えている人のほうが多いのだが)

丁度思い出したのが阿久女イクという同人キャラクターだ。

あれは初音ミク卑猥言葉を喋らせたいという動機からまれたらしいのだが、

それをそのままミクにやらせていたらきっと怒られていただろう。参考にしてみてほしい。

しかし、こういった色々な歴史無視して今回Deco*27氏に対して攻撃的な声があがるのが残念でならない。

私も、他界隈でのグレーゾーン面白半分で攻めるような行動を見れば思うところもあるが、

内容を無視した言葉狩りはただの我が儘ではないか

今一度、公式規約モラルアーティストの熱意など含めて考えなければいけないと思う。

ちなみに、じゃあ何のことを指しているのかということには触れないでおく。

2024-12-02

kougeneki255 「タツキっぽい」って言っている人は何を嗅ぎ取ってそう評価してるのか気になる。

鬱屈したストーリーにポップなバイオレンス描写を混ぜた味が「タツキっぽい」なら解像度荒すぎない?

2024/12/02

あんタツキの漫画面白いと思わない人間でも寄せとんなって思うとこあるぞ

https://shonenjumpplus.com/episode/17106567261425734624

 

・全体の絵のタッチ 

・1ページ目の主人公のこういう表情(デンジの無言で上目遣いで口半開き

・ 「〇〇大会しよーぜ!」と子供っぽい暴力的馬鹿らしいことを提唱する主人公デンジ金玉蹴るゲームや夢バトルなど)

・音のない世界で〇〇大会に興じる見開き(デンジ金玉ゲームファイアパンチの水かけ)

・食べるという解決方法デンジのマキマさん実食)

   

多分タツファンならもっとたくさんあるんじゃないの

   

てか作者の過去作見たけど

前作の同性愛者のお笑い芸人のやつですらかなり違う作風と絵で

今作露骨タツキに寄せた、ほぼパロディレベルで寄せた、

という風に見える

 

 

あと同性愛お笑い芸人が極めてまともな漫画なので

あんキチガイ漫画みたいなのでブレイクはしなさそうだと思った

https://anond.hatelabo.jp/20241202195629

2024-11-16

恋愛のデバガメをしたことがある


これまでの人生で、何度かデバガメをしたことがある。

※デバガメというのは恋愛的な意味である性的な意味ではない。

これらを見てしまった経験を通じて、若かりし頃の自分不器用さを思い出した。

今の自分も「成長できた」といえるにはほど遠い。若い人たちを見て、まだまだ成長できる部分がたくさんあることに気づかされた。

もうアラフォーに入ろうとしている。その前に、ちょっとだけ記念的碑に増田投稿してみようと思った。

常連投稿者のように面白くはないかもしれないが、一生懸命書いてみる。



【1組目】同じ会社の若手社員

 一般企業アパレル事務仕事をしている。あと数年以内にはAIに置き換わってしまうだろう。風前の灯火みたいな事務仕事だ。平成初期だったら、私もバリバリ評価を得ていたのかもしれない。令和時代だと、明らかに若い人、時代の変化に適応できる人の方がこの仕事に適性がある。

 社屋3階で働いているのだけど、ある夕方~夜の時間だった。社内に人が残ってない時間帯に、私は4階にあるトイレに行こうとしていた。

 そうしたら、上の階の方で男女の声が聞こえた。一瞬「!?」となって、踊り場の前で留まった。会話は始まったばかりで、男性の方は隣の部署の30才くらいの人だった。女性の方は別の階で働いている子。

 一応、最初から声を拾ってみる。彼を増田君とする。まだ先月のことだ、頑張って思い出してみる。

「○○さん、お疲れ様です」

お疲れ様です増田さん」

「どうしたの、今日は?」

「え……?」

パンダじゃん!」

パンダ……」

「服が白黒だね」

※白黒のボーダーの服だったから?

「え、そうですね」

「白は、初めて見たかも」

「……いっつも白いです♪」

「そう、ええっと、あとは」

※私が踊り場から身を乗り出すと、彼が両手でジェスチャーしてるのが見えた

「○○さん。髪、切った?」

はい、切りました。……どうですか?」

「似合ってるね」

「ほんとですか?」

「うん、似合ってる。ねえ、ねえ。もっと仲良くなれたらご飯いこうよ」

「え、いいんですか?」

「いいよ」

「いきたいです。~~さんとご飯

「じゃ、携帯の番号教えて。メッセージしたい」

「わかりました」

私も、若い頃はあんなだったかもしれない。

意中の男性に声をかけられると、縮こまってしまって、うまく喋れなかったりする。

相手リードしてくれて、それでどうにか話ができる。子どもの頃に聞いた曲に、「大人階段昇る 君はまだシンデレラさ」というのがあったけど、まさにあんな感じだった。

恋愛は、全部相手リードしてくれると思っていた。自分はただ、意中の人がいたら「お疲れ様です」と声をかける。自分からアタックするのは、それくらいでいいと思ってた。

本当に、相手相手だと何もできない。それどころか、廊下ですれ違ったときに「お疲れ様です」と挨拶されても、顔(^^)を背けながら「お疲れ様ですっ!!」って投げやりな感じの挨拶になる。

髪を切った時も、好きな人と話してて「気付いてくれるかな……」と思うとドキドキして硬直したし「髪切った?」って言われそうな時は、事務所内なのに走って逃げだしていた。

そんな、若かりし頃の記憶が蘇ってきて懐かしかった。

トイレの話だけど、はてな匿名ダイアリーだと女性でも漏らしてしまうのが基本らしい。

私はこの時漏らさなかったので、3階にある修理中のトイレ飛ばして、急いで2階のトイレに入った。




【2組目】柔道合宿中学生

 こう見えても、高校まで柔道をしていた。初段しか取れなかったけど。

 柔道って、野球サッカーと違って、やってる子がとても少ない。柔道部のある学校の方が少ないくらいだ。特に女子柔道場合は、本当に過疎である

 柔道部員がちょうど3人しかいない高校だったので、夏休みになると、同じ市内にある高校合宿にお邪魔していた。期間は一週間。そこは工業高校で、立派な柔道場がある。

 市内のいろんな中学高校の生徒が集まって練習していた。男子は泊まり込みのようだった。

 そこで、珍しい組み合わせの男女がいた。ふたりとも中学生だった。凸凹な見た目だったのを覚えている。

 その時は8月初旬だったかな。私が合宿に参加した初日乱取りの時に女子小中学生に胸を貸していたところ、物凄い声が響いた。

「ああ、もおおおっ!!!」

みたいな声だった。

 見ると、小太りの体形の男の子が、その女の子寝技で抑え込んでいた。見るからガッチリ入っていて、逃げられそうにない。女の子は、バイオレンスな感じにグイグイって動いて、男の子お腹をグーで殴り続けて脱出成功した。

 それから女の子は血相を変えて、小太りの男の子寝技で抑え込みに行っていた。女の子黒帯で、男の子白帯だった。それにしても寝技が上手な男の子だった。体の幹が強いのもあるし、女の子が上から乗って行っても、軟体動物みたいにスルリと躱してしまう。

 決着がつかずに、乱取り終了のタイマーが鳴った。次の日も、また次の日も私は合宿に参加していた。他校の女子練習ができる希少な機会だった。

 いいかげん、筋肉痛がひどかった。女子中学生が打ち込みでも乱取りでも、私のところにばかり来るからだ。多い時だと、1日に30本近く(ほぼ90分)も乱取りをしていた。

 本当に貴重な時間だった。母校では、こんなに多くの女子選手練習することはできない。政令市にある名門校はともかく、田舎公立高校女子柔道環境は非常に厳しい。

 あの男の子女の子だけど、それから毎日見ることになった。私がいる練習スペースの近くで、あのふたりが一緒に練習している(組み合っている)ことがよくあった。

 男の子は、誰に対してもマジメな練習態度だった。手を抜かないし、女子選手小学生と組み合っても配慮していた。

 でも、あの女の子乱取りをする段になると、ビビっている様子だった。彼女乱取りになるとモードが変わる。真剣ガツガツやりあうのだけど、恐怖を感じながらやってるというか。

 男の子はさておき、中学生の"女の子"の方だけど、どう見ても強い子だった。普通中学生男子だったら普通に投げ飛ばすし、相手高校男子でも、白帯だったらフツーに力で圧倒していた。

 男子相手でも、引き手と釣り手を上下ブンブン振り回して、相手払い腰で投げ飛ばすと……『進撃の巨人』の冒頭あたりで、エレンミカサに投げ飛ばされたような感じで、相手柔道場の壁にぶつかって倒れた。

 私も彼女乱取りしたけど、一度だけ綺麗に背負いで投げられた。柔道が強い子は、基礎的な体力からして違う。あの男の子とも乱取りしたけど、体幹が物凄くて投げれる気がしなかった。どれだけ足を引っかけても動かせる気がしない。

 ただ、彼はボヤっとした柔道をする子だった。動きが明らかに鈍い。子どもにはあることだけど、スポーツやってるからには相手に勝つ!! という自覚が明らかにない……そういう子は、やっぱりボテボテとした柔道になりがちだ。

 

 結局、3,4日だったかな。その男の子がいたのは。合宿の最終日より前にいなくなった。市外の中学からの参加で、学校から距離があるので、予めそういう日程だったんだと思う。私もそうである

 夕方だった。私が工業高校から家に帰ろうとしてると、あの"女の子"が入口の柱のところでまごまごしていた。すぐ近くには、あの小太りの中学生男子がいる。引率の先生と話している様子だった。

 女の子は、彼のことをチラッと見ることがあった。視線真下にある畳に行ったり、彼の方に行ったり、安定してない。やがて、中学生男子が話を終えると、なんと……なんと……!!

 彼は女の子の方を向いて、一瞬立ち止まった。私は耳をそばだてていた。あまり内容は覚えてないけど、再現してみる。

「あ、これは、これは~~さんじゃないですか。お疲れ様です」

「お疲れさま」

「疲れんかった? 今日で終わりでよかったね。いい修行になった」

「うち、今日で終わりじゃない。まだあと2日あるんよ」

「まだあと2日も? しんどいやん。なあなあ自分銀河学院だっけ?」

「うん」

「俺、学校遠くにあるから尾道学校

「知っとるよ」

「ぜんぶ参加したかったな~」

しょうがないよ」

(ごめん……この間は覚えてない)

「なあなあ。もう会えんよ多分。うちら

「そうかな?」

「そ~よ~」

「残念かも」

あんた、家までどうやって帰るん? 先生の車?」

「いや。駅まで歩く。あとは電車

「うちも歩く!! 一緒に帰ろ」

 眩しいな~と思って眺めていた。かくいう私は、恋愛経験が少ない女子だった。

 あのふたりは、本当に一緒に帰っていた。私は親が工業高校まで迎えに来てくれる約束だった。校門付近まで行くと、あのふたりが一緒に並んで歩いていた。女の子の方は自転車で、男の子は徒歩だった。

 いや、懐かしい。ほんとに懐かしいなぁ。それでいて眩しかった……



【3組目】任天堂公式ショップにて

 去年の冬だった。タワレコの近くに任天堂公式ショップがある。仕事帰りに立ち寄ることがあって、昔懐かしいマリオカービィぬいぐるみを眺めていた。職場はこの近くだけど、存在を知りつつ入ったことはなかった。そういうお店ってあるよね。鶏白湯ラーメン専門店とか。

 お洒落ショップだった。店内レイアウト無駄がないというか、導線を綺麗に描けている。右回りの人でも左回りの人でも、混雑しないようになっている。こういうのは気になる。

 店内をウロウロしてると、私が知らないゲームのグッズ売り場に行きついた。私の隣には女性がいた。40才くらいかなと思ったけど……見た目がすごく若かった。20代後半に見える。

 私は同性なので、顔のしわの感じでわかった。男性でも見抜ける人はいるのかな? いいや、私でなきゃ見逃しちゃうねと思ったところで、その女性キーホルダーを手に取った。

 キャラ名は知らないけど、イカみたいなキャラクターだった。イカ琥珀色の球形に入っていた。高級なカブトムシクワガタ琥珀色の何かに漬かってるのを見たことがある。あんな風だった。

 その女性イカを手に取って眺めると、顔がぱあっと明るくなった。気に入ったのだろう。ずっとイカをまじまじと眺めていた。すると。

 

「それ、いいですよね」

 向こう側にいた若人男性が、彼女に声をかけた。純朴そうな見た目の青年だった。私の勘(年齢センサー)だとおそらく20代後半である

 その子は、一瞬こわばった感じだったけど。

「えー。そうですよね、可愛いですよねぇ」

と返事をしていた。

 それから、とりとめのない会話が始まった。イカが出てくるゲームの話をしていたはず。私はしばらくカゴの中のキーホルダーを手に取りつつ、ふたりの話を聞いていた。

 やがて、もういいかなと思って、その場を離れてレジに向かった。私が買ったのは、手のひらサイズ1UPキノコだった。高校生の時、幕末志士の動画ファンだった頃を思い出して懐かしくなった。

 その次の週も任天堂ショップが気になった。本当になんとなくだった。まだ見れてないものがある気がして。

 ところで、あのイカが出てくるゲームスプラトゥーンだった。名前は聞いたことがあった。中味はほとんど知らない。

 私のはてなブログ歴は約7年だけど、あのイカサムネイル画像しかたことがない。有名タイトルのはずなのに……そういうコンテンツってあるよね。野獣先輩とか。

 それで、任天堂ショップに入ろうとした時に見てしまった。レジ付近を見ると、あの男女がいた。一緒に買い物をしたようだった。ショップの袋を抱えている。

 なんか、ぎこちない感じだった。両方とも会話の雰囲気がぎこちない。声は聞こえないけど、雰囲気オーラで伝わってくる。ふたり入口付近に立って、何かをずっと話していた。緊張してるように見えた。

 私はそれから店内をグルグルと廻って、スプラトゥーンのコーナーを一通りチェックして、ゲーム体験してる人達を後ろから眺めて、あとはどうしたっけ……ゼルダの伝説ピンバッジ? が恰好よかったのと、あとはどぶ森のコーナーを新発見して、子ども時代の思い出に耽った。

 今年の春だった。再び、任天堂公式ショップ(※正式名称Nintendo TOKYOです)に行ってみたのは。この時を最後に行ってない。お店に入る前の歩道で、あのふたりが一緒に歩いてるのを見た。

 ここまでくると、もはや必然だと感じていた。あの時とは違って、リラックスした雰囲気だった。手を繋いで、歩道の端っこの方をゆっくり歩いていた。仲睦まじいという言葉が似合っている。そんなふたりだった。

 水面を一緒に泳いでいるオシドリみたいだった。オシドリは、子どもができると♂の方が♀から離れてまた嫁探しをするらしいけど、そんなことはどうでもいい。ふいに、あの昔のAAを思い出した。

 ※スマホの人には見えないか



 _人人人人人人人人人人人人_

 >   わりとどうでもいい  <

  ̄^^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

     ヘ(^o^)ヘ 

        |∧   

       /



 あの時の私は、幸せそうなふたりを観れてよかったって思えた。

 全く知らないふたりだけど、自分幸せになったように感じた。



最後に~

今年の八月頃から恋愛結婚関係増田日記がよく投稿されていた。こちらを書き始めたのは11月になってからだ。もうブームは去ってるけど、気になったことを書いてみた。

よければコメント等いただけるとうれしい。ブログの方だとコメントもらえるけど、増田だとブクマコメントをもらえることは少ない。

2024-10-31

anond:20241031203021

いやそれは違うと思う

なんかもう正直ファンタジーを受け入れる余裕もなくてファンタジーは元から除外対象

ただのバイオレンス映画ファンタジーに分類してしまう。

現実史実事件が題材の、しかも暗い重い作品共通点は意外にも冷静な登場人物が多くて、基本ローテーションで進む部分がいいのかもしれない。

しかファンタジーなら「もし自分が」という妄想ができるが、外国史実中心だと最早全然自分が介入する部分がない。

あとはまぁ題材に選ばれるような史実事件映画には、一定面白さが保証されていると思うんだよな。

現実的な裁判描写と非現実に見えても本当にあったという説得力は、ファンタジーを受け入れられなくなった余裕のない脳でも受け入れられる。

ま、基本ファンタジーが好きだけどね。疲れてるときな…

2024-10-27

まんがタイムきらら系史上最も重要マンガ10

流行っているのでそのうち誰か書くだろと思っていたけど、誰も書かないので書く

定義は「芳文社萌え4コマ漫画誌まんがタイムきらら』とその系列誌(キャラットMAX・ミラクフォワード・COMIC FUZ)」

4コマではないフォワードとCOMIC FUZもここでは便宜上含む。

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20

https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

ひだまりスケッチ2004年4月号-)

芳文社萌え4コマの大看板元祖とも言える存在日常系4コマという一大ジャンル開拓者だが、アニメ蒼樹うめ新房昭之シャフトという組合せは後に「魔法少女まどか☆マギカ」を生み出しており、実はアニメ史的にも重要作品

なお2024年10月現在未完結。このリストに出てくる後発作品のほうが先に完結を迎えている。ゆの宮古卒業はいつになるのか。

けいおん!2007年5月号-2012年8月号)

涼宮ハルヒらき☆すたに続く京アニブームで一躍有名になった作品山田尚子出世作。また、近年の大ガールズバンド時代の前史、あるいは「おっさん趣味女子高生やらせる系」のさきがけとも言える作品

2018年より事実上の後継作品けいおん!Shuffle」が連載中。

キルミーベイベー2008年7月号-)

まんがタイムきらら系としては異色のシュールギャグ漫画キャラ4コマ中心のきらら系としてはやはり異色の登場人物2〜3人で構成される世界観

アニメ化で円盤が記録的爆死で話題になったり、出演声優麻薬逮捕されたりとその不遇さもネタにされつつカルト的に愛される作品

ゆゆ式2008年2月号-)

女子高生教室や部室、自宅に集まってしょうもない会話をしている」「男性が一切登場しない」「ゆるいボケにゆるいツッコミ」という、きらら系の様式の完成形。

きんいろモザイク2010年6月号 - 20205月号)

こちらもゆゆ式と同じく「女子高生のゆるい会話と日常」というきらら系の王道アニメED中塚武担当していてやたら洒落ていた。

ご注文はうさぎですか?2011年3月号 -)

こちらも「女子高生のゆるい会話と日常主体だが、世界設定が「登場人物日本人だが街並みが欧州の古い街」という独特の世界観

主人公たちが別々の学校で別々の学年で別々の店でバイトしているというのも、ゆゆ式きんモザと一線を画すところ。どちらかというとARIAかに近い世界観

現在絶賛終盤展開中。

NEW GAME!2013年3月号 - 2021年10月号)

主人公たちは社会人(途中で成人して飲酒するようになる)でデスマーチハードワークや仕事での挫折、昇進と後輩の入社プロジェクト危機とその克服などきらら系としては相当異色。「社畜おっさん日常可愛い女の子やらせる」系とも言える。きららSHIROBAKO

ゆるキャン△2015年5月23日 -)

おっさん趣味女子高生やらせる系」の完成形。フォワード掲載の非4コマストーリ漫画アウトドアブームキャンプブーム火付け役とも言われている。きらら系としては初の実写ドラマ化。

原作者あfろゆるキャン△以前はシュールレアリズム作風で、この作品が転換点とも言える。原作アニメドラマのいずれもロケハンと背景作画に莫大なコストを掛けている。

まちカドまぞく(2014年8月号 -)

主人公の魔族の末裔魔法少女が手を組み街の平和を守るという話。ギャグの走り方はいかにきらら4コマっぽいが、バックグラウンド結構暗くて、まどか☆マギカからバイオレンスを抜いてギャグを注入したような世界である

先日2.5次元舞台化が発表される。危機管理フォームはどうすんだろか。

ぼっち・ざ・ろっく!(2018年2月号-)

「大ガールズバンド時代」の一作品けいおんが「90年代J-POP(ラルクGLAY)の薄めの引用」、「陽キャコミュ強だけど楽器初心者主人公」、「学校軽音部で特にプロは目指していない」のに対して、ぼざろは「2000年代初頭の邦ロック(ロキノン系)の強めの引用」、「陰キャコミュ障だけど有名配信者の主人公」、「ライブハウス活動するインディーズバンド」と真逆の設定。大ガールズバンド時代はそういう空気であるガルクラとかMyGoもその傾向だし)。

2024-10-19

今、電車ホラーな会話を盗み聞きしてしまった

オリジナルファニーゲームはね、ほんっとにやばいよ」

心を漂わせながら電車に乗っていると、BGMだった環境音が突如として鋭利情報をもって脳を揺らしてくることがある。

吊り革を持った僕の向かいに立つ、マスクをした中年男性(以下おっさん)が、友人であろう斜め向かいに立つ同じく中年男性(以下友人)に放った”ファニーゲーム”とは、きっと映画史上最も不快作品と謳われているホラー映画のあれのことだろう。10年ほど前に鑑賞した記憶大脳から引っ張り出されてきた。

ところでファニーゲームオリジナルリメイクがあったことを知らなかった。僕が観たのはどちらだったんだろう。いずれにせよ、確かに記憶ではファニーゲームはなかなかに癖の強い映画だった。主人公に一切の救いがなく、作中大半は虐待行為構成された終始バイオレンス描写。あれはひどく人を選ぶような作品だろう。

おっさんリメイクもまあまあなんだけどさ、オリジナルはほんっとにやばいよ」

おっさんマスク越しに強く、しかし控えめに放つ言葉は、不特定多数空間を共有するー車両内にも関わらず、この三人の耳にしか届いていない。他の人からは、3分前の僕と同じようにBGMとして処理されている環境なのだろう。

この事実が、今いる空間限定性をより一層と深めていく。コトラーはこれを述べたかったんだなと近代マーケティングの父の顔が頭をよぎる。

しかし、僕が当時に観たものオリジナルなのかリメイクなのか気になって仕方なくなってきた。正直なところ、たしかに癖は強かった内容だが、僕の中ではそこまでの衝撃を残した作品というわけではなかった。

おっさん感受性がよほど豊かなのか。または、僕が観たものリメイクで、オリジナルは本当に脳裏に焼き付くほどの衝撃作なのか。

話を盗んで聞いているだなんて決して察せられないように、客観的には次の予定を確認するような素振りで、ポケットからiPhoneを取り出してファニーゲーム検索する。顧客本心をそう簡単には見せない。

そうやって二人にiPhoneの背を向けるようにしてリサーチをしてみると、二つの事実を入手することができた。

一つは、僕が当時観たファニーゲームリメイク版であったこと。

もう一つは、ファニーゲームは、オリジナルリメイクも、どうやら大して内容が変わらないようであること。

なんだそういうことか。つまりこの話は、おっさん感受性がよほど豊かだったというだけだったようだ。

こんな刹那的他人と偶然的に感性マッチすることなんて、そう簡単にあるわけがない。マーケティングがいつ何事にも通用する銀の弾丸だなんて勘違いしてはいけない。

iPhoneポケットしまい、活性化した脳を落ち着かせ、また心を漂わせる姿勢に戻ろうとする。

おっさんネットで調べると、リメイクオリジナルほとんど変わらないと出てくるんだけど、それは台本の話。オリジナルは、全然違う部分でほんっとにやばいよ」

驚くべきこのコトラーものの見事に僕の懸念払拭してきた。漂おうとしていた心は銀の弾丸によりぶちのめされた。

友人の相槌はとても控えめで、それは話の主導権を委ねることに決めたことを意味している。この山手線内回り3両目2扉前は、いつの間にか彼の手のひらで転がされていた。

なんならマスクをしているのも、口元が見えない為になんか謎めいているように見えて特別感を感じてきた。右手に付けたでかい数珠魔術師みたいでかっこいい。

全然違う部分って一体どこだ。それは自分の目で確かめろという示唆であろう、僕の考察力への期待さえ込めてくれている。

コトラーリメイクを観たことあるなら、なおさらオリジナルを観た方がいいよ、ほんっとにやばいよ」

その言葉最後に受け電車を降りた僕は今、ゲオの会員カードを握り締め、108分のファニーな冒険に出向こうとしている。

2024-10-18

anond:20241018225514

金メダルマンシリーズとか、釣りマンガとかは入れへんの?

あと、初期は他誌の『ドーベルマン刑事』に影響された警察関係バイオレンスもの、なんちゅうブームもあったとおもう

(『ゴリポン君』は他誌だっけ…?)

増田の少数部族日本人だけどどこの政党に入れたらいいかわからん

日本人から当然壺はありえない(朝鮮人といつも増田でぶつかる理由でもあるが)

でも壺のガイドブックにも書いてあるであろう呪文野党はだらしない」ってのもわかる

(壺のほうがマシとは絶対にないが)

日本国民無能すぎて朝鮮カルトマジョリティーで

そうじゃなくても目先の給付金やら減税なんて言葉で踊らされる始末

山本太郎とか本当アホかって思うわ(壺よりマシだけど)

もっと長期的な目線でこの腐敗国家を立て直すくらいの思想を持った政党はおらんのか?

司法事実上無力化してて汚職天国日本ゴミのような政界国家らしく法整備するとかさー

税金100%国家のために使われるか、1%しか使われないか

国家凋落するか成長するか大きく変わるのは言うまでもないわけで

日本はもう右だの左以前の問題なのよ、汚職がひどすぎて。

メキシコみたいなわかりやすバイオレンスがないと汚職じゃないとでも思ってるのか?

まあ日本人がアホだからやっぱアホな政党が選ばれるんだよな

まーた今回も誰も話題にもしないような政党に入れることになるんだろうなー

虚しいぜ

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