はてなキーワード: ギミックとは
MTGでは土地事故が頻発するため、それが嫌われる原因になっている
そこで俺たちは公式フォーマットに土地をいつでも引き込める変則ルールを取り入れた
手順は簡単でサイドボードに土地を入れておき、手札とサイドを入れ替えるというもの
イコリアの相棒や履修・講習といったサイドボードを手札に引き込むギミックに着想を得ている
それらと違うのは、手札を増やすのではなく入れ替える点にある
こうすると手札に土地がなくてもある程度回るようになる
また、土地と引き換えに手札をサイドに移すのは土地を手に入れることへの対価として正当だと思う
なぜならデッキや墓地に手札を戻したりすれば再利用を可能にしてしまうから
また、単に土地をサイドから引き込むにはノーリスクすぎてつまらなくなる
BO1でもBO3のように扱えるし、そのままの状態でBO3に移行することもできる
これを仲間とやっていて結構好評だった
正直公式も取り入れてよいと期待する程度には
ちなみに色んな人にこのルールで遊んでほしいと思ってる
【追記】
少し前に「時代劇の減少により若者は江戸時代の知識がなくなっている話を聞くが、一緒に働いた20代の若者から「奉行」を「読めません」と言われダメージを受けた」というのをホッテントリで見た。
https://togetter.com/li/2552352
ところで時代劇アニメというのも、最近は流行らないのだろうか。あるにはあるのだろうけれど…。
自分としては、まぁ実現は難しいだろうが、『あずみ』をアニメ化して欲しい。重層的で奥深い人間ドラマとしてもチャンバラとしても一級品の漫画だと思う。殺陣も大好きだ。
白土三平以来の忍者漫画・時代漫画の血脈も引きつつ、美少女剣士という(当時としては)現代的ギミックの入った良作だった。
上戸彩で実写映画化されたが、ド素人の殺陣による再現など痛々しくて見ていられない。
まったくどうでもいい個人の感想だが、自分は伝統武術を長く学んでいるので、取ってつけたような殺陣は見てて正直苦痛に感じてしまう。
漫画『あずみ』の殺陣は、もちろん非現実的ではあるのだが、めちゃくちゃなりにリアリティをもたせようとしている感じが良く伝わってくる。受けずに接触し間合いを詰めて一挙動で処理する感じとか、古流を色々研究して描いているのではないかと思う。
どう考えても十年くらい機を逸しているし、実現は厳しいだろうけれど、期待しているファンがいなくはないことを知ってもらいたい。
全キャラ所持・全育成済みだけど、その弓はシグウィンに持たせてるな。
もともとが星3のHP弓だったから、HP依存バフ量は若干下がるけど白ダメで一長一短くらいのノリで付け替えた。
ディオナは正直、俺はほとんど使う機会がないんだよな。爆発フィールド上の熟知+200を活かしたい炎アタッカーのダメチャレ的なネタ編成で使うくらい。その場合は旧貴族4のチャ/HP/HPになるな。爆発まわし優先だから白ダメ火力そこまで盛れないし西風でチャージ補助したほうがマシそう。
溶解サポとして使う場合、もともとベネット万葉スクロと枠を取り合ってた上にシロネン、シトラリと競合が増えたから、まあ自分は全員無凸だから完全にディオナが圏外になるほどではないにしろ、弓ギミックが必要な敵相手に溶解ダメの見栄え重視する編成組むときくらいしか出てこないかも。
あとは、エスコ実装で、申鶴フリーナエスコディオナも一線級なんだけど、ディオナで一番尖ってる性能である熟知バフは死ぬし、加算バフユーザーとしてもディオナ砲はかなり強く使える部類ではあるが、ラスト1枠は普通に綾華で殴る方が火力は出るし。この運用では白ダメ弓より天空とか持ったほうが強そう。
シールド・中断のない綾華で殴るのがダルいって時に、ローテ早回し可能な手抜きアタッカー枠として氷風4か劇団4のHP/氷/会心ダメつけたディオナを採用できる…とはいえ、その枠はおそらく次のスカークで綾華もろともお株を奪われるだろうしわざわざビルド整えるほどでもないかな。
フリーナバフは白ダメに乗るんだっけ?乗るならむりして超伝導するより白ダメ出る可能性あるな。でも普段使いしやすいお手軽数万ダメージというコンセプトでディオナを積極的に使いたいなら、確かに超伝導軸で武器効果を使っていくのも悪くはなさそうだ。
パーティを考えるなら、せっかくなら新キャラのイファと合わせて、オロルンフリーナディオナで、感電にディオナスキル打つことで超伝導・凍結が起きる。一時的にイファの感電バフの機会を減らしちゃうかもしれないが…ちと反応頻度は実際に試さんと分からんな。
うまくハマれば、イファだけディオナの熟知フィールドに乗ったまま敵には感電を押し付けることもでき、イファに足りない回復力や中断をディオナが補いつつ白ダメ飛ばす動きもできるかもしれない。フリーナじゃなくて夜蘭もいいな。夜蘭の4色編成天賦を発動できるのも綺麗だ。
最近は子供の頃やってた人が子連れでミニ四駆遊んでたりして結構ほほえましかったりもする。
今のミニ四駆ってとにかくセクションが高難易度化してるから、勝とうと思うとマジに大変なんだよなぁ。
電池の選別や育成、ギミックの加工精度・・・とても子供が手を出せる領域じゃなくなってるのは確か。
なので、最近はミニ四駆公式も無加工取付レギュのストッククラスレースを開催するようになったんだ。
これがまた中々奥深くて、しかも上級者との差があまり開かないのも良い所。
最近はあまり店舗にコースを置いていない事も多いのでレース自体は参加するのもハードルが高くなっちゃってるんだよなぁ・・・。
よし、これから原神Ver5.6のテーマイベント「ハーモニック・ワルツ」を進めてくるぞよ。いつもどおりOBSで録画しながらね。
公式がもうイベントのクライマックスムービーを2日前に上げてるからね。踏む前にやらないと。
ていうかいつも思うけど運営の「熱心な君たちならもうやり終えた頃合いですよね?見返したい人のために上げときますから!」的な圧あるよね。クッ……
本当はリアルタイムでやりたかったけど他ゲーがいろいろ忙しかったからね。
スタレの名前は忘れたけどアザラシをはじいてぶつかりバトルするイベントとか戦闘イベとか、あと数日だけどやってなかったから駆け込みでやってたんだ。
マルチ対戦モードもあって結構楽しかったな。3戦やってなんとか全勝したあたりで報酬取りきったから切り上げたけど。
特に攻略は見てないけど味方バフザラシでオコザラシとトゲザラシをバフして、3.5倍や2倍のカードとってバ火力でゴリ押す戦法でずっとやってた。
ゼンゼロの方もとりあえず積みイベはなくなった。今日更新の危局も、無凸無餅のキャラ確保勢ながら今回も星9とれたし。
ただ、要警戒マリオネットが氷エーテルの撃破パ接待かと素直に受け取って、エレンや朱鳶で挑んだのはキツかったな。
自分のプレイ練度じゃグダりまくって2万行かなかったから雅さんに頼ってしまった。雅アストラライカンだね。困ったときの虚狩り。
ブッチャーの方は柳リナビビアンでいけたけど、アストラとリナは逆でもいいかも。というか雅はニコでいい。
ブッチャーのいまいち分かりづらい被弾タイミングをビビアンの浮遊無敵モーション押し付けで誤魔化せるのは偉い。
ともかくこれで、原神イベのほうに満を持して着手できるぞ。
これ片付けたら3rdのメインとカードゲーイベもやらなきゃだが。
それを終えても、ずっと後回しにしてる原神の常設の音ゲーアチーブ消化とか、模擬宇宙・零号ホロウのアチーブ消化だとか、読めてないキャラエピソードやら色々あるからね。
ああ、原神の更新されたメインクエの方はもうやった。「背理」めちゃくちゃ良かったな。
4年半前のサービス開始初日から欠かさずやってた自分にとっては感慨深くなるポイントが無数にあった。
そうでない人もこれを機にYouTubeとか漁って過去イベの動画をみておくと今後より楽しめると思うね。
イベ復刻はリアルタイム性とかいろいろあるから難しいだろうし、復刻を永遠に待つより見ちゃったほうがいい。
あと週ボスかなり凝った作りで面白いな。こういうところも手を抜かないどころか、ますます手を込んだギミックを披露してくれる、
そういう右肩上がりにすごいゲームになってる感をビシビシ伝えてくるのがすごくうまいよね。
今日更新の螺旋も終わらせた。全キャラ確保勢ではあるけどエスコちゃんはまだ取れてないんだよ。
今引いてもまだリソースないし。というわけで片面はリオセスリフリーナ申鶴ミカというちょっと変わったPTで通しでクリアした。
ミカは速度目当て採用だけど、別にシグウィンやシャルロットでもよかったし縛りもないからシロネンでもよかったな。
ほぼ初めて使ったけど申鶴セスリだけど、申鶴バフ更新できないから先にセスリ爆発撃ってから申鶴更新してスキル起動したほうがよさげなんかな。セスリの固有天賦は爆発に乗らなくなるけど。
■ウマ娘 シンデレラグレイの公開時に期待していた内容との落差
これは「1話公開時はこういうウマ娘になるんだろなと思ってたけど期待を裏切られた」という話です。
まず1話公開時は笠松(カサマツトレセン学園)の面々はトレーナーの北原以外はオグリキャップに好意的ではなかった。
笠松のエースである「フジマサマーチ」はどちらもオグリキャップに危ないから帰れと、レースは命がけだと拒絶する態度をとっていた。
そこをスタート地点としてオグリキャップとベルノライトが北原チームの一員になり、ノルンエース・ルディレモーノ・ミニーザレディも交えて7人で知恵を出し合って結束を重ねて
装蹄師のベルノライトにオグリキャップが希望を伝えてボロ靴とボロジャージしか持っていなかったオグリキャップが徐々に武装を増やしてレースの頂点を目指すような、プリティではないウマ娘を描く作品になるんだろうなと期待していた。
初戦のフジマサマーチ戦のあと数試合を快勝していた事になっており
オグリキャップはその間、ベルノライト以外の北原チームとの交渉はしていないようで、トレセン学園の学食を半ば私物化する有り様。
ミニーザレディやルディレモーノもオグリキャップが不在なら自分達が意地を見せるような活躍の場も与えられず、ノルンエース戦含めて5試合はこなしているのにベルノライトがオグリキャップに追加の武装をする様子も無し。
柴崎に至ってはフジマサマーチを窓口にだけ北原チームと接しており、柴山という偽名以外を伝えないコミュニケーション途絶男となっている。
さらにオグリキャップによる食い尽くしが起きてしまった後に学食がオグリキャップに対して行った働きかけは、これをきっかけに辞めちまえというものではなく、さらに進めと背中を押す有り様で・・・。
それらもどうかと思うけど、オープニングがダメだなって。
この作品はウマ娘プリティダービーと同じで「みんなが知ってるあのウマ娘と同じ名前を持つバ体がアレンジされてるからみんな驚いてね」というギミックに、リアル競馬のあの馬のifで楽しんでねという二重の仕掛けになっていると思うのだけど
本編で驚かせたり毎週の話題を持続させたいからって、オープニングで「まだ観ぬ強敵達」という演出をやるのを避けてる。
結果として魅力の無いオープニングアニメーションができあがってしまった。
長々となったが結論を書くと
北原チームはオグリキャップからは踏み台程度の扱いしかされていない。
さらにオグリキャップはG1の頂点を目指す気さえも無いようで、どちらかと言うと「走れること」がCoolだという全治マインドの方に比重が寄っている。
つまり、絶対王者打倒とか考えもせず、目標レース走ったら北原チームにとっての持続性とか考えずにレースを辞めそうな奴だという事だ。
信頼や友情の積み重ねの物語を期待していたのに、実際に出されたのは親元を離れたウマ娘の飯代を学食まかせにしてバ体の消耗を回復させる都合のいい舞台装置でしかなかった。
これは「劇場公開時はこういうガンダムになるんだろなと思ってたけど期待を裏切られた」という話です。
まず劇場公開時はポメラニアンズ(ジャンク屋・カネバン有限会社)の面々は社長のアンキー以外はマチュに好意的ではなかった。
ザクのパイロットである「ジェジー・ナブ」はどちらもマチュに危ないから帰れと、クラバは命がけだと拒絶する態度をとっていた。
そこをスタート地点としてマチュとシュウジがポメラニアンズの一員になり、ニャアンも交えて7人で知恵を出し合って結束を重ねて
メカニックのケーンにマチュが希望を伝えて斧と盾しか持っていなかったジークアクスが徐々に武装を増やして
クランバトルの頂点を目指すような、戦時中ではない宇宙世紀を描く作品になるんだろうなと期待していた。
マチュはその間、アンキー以外のポメラニアンズとの交渉はしていないようで、カネバンのハロを半ば私物化する有り様。
ジェジーやナブもマチュが不在なら自分達が意地を見せるような活躍の場も与えられず、シイコ戦含めて5試合はこなしているのにケーンがジークアクスに追加の武装をする様子も無し。
シュウジに至ってはマチュを窓口にだけポメラニアンズと接しており、ハラペコムシという偽名以外を伝えないコミュニケーション途絶男となっている。
さらにシュウジによるリング禍が起きてしまった後にアンキーがマチュに対して行った働きかけは、これをきっかけに辞めちまえというものではなく、さらに進めと背中を押す有り様で・・・。
それらもどうかと思うけど、オープニングがダメだなって。
この作品はガンダムSEED Destinyと同じで「みんなが知ってるあのモビルスーツと同じ名前を持つ機体がアレンジされてるからみんな驚いてね」というギミックに、1年戦争のあのキャラのifで楽しんでねという二重の仕掛けになっていると思うのだけど
本編で驚かせたり毎週の話題を持続させたいからって、オープニングで「まだ観ぬ強敵達」という演出をやるのを避けてる。
結果として魅力の無いオープニングアニメーションができあがってしまった。
長々となったが結論を書くと
ポメラニアンズはマチュからは駐車場程度の扱いしかされていない。
さらにマチュはクランバトルの頂点を目指す気さえも無いようで、どちらかと言うと「殺しができてしまうヤバいシュウジ」がCoolだという不良マインドの方に比重が寄っている。
つまり、絶対王者打倒とか考えもせず、目標金額溜まったらポメラニアンズにとっての持続性とか考えずにクランバトルを辞めそうな奴だという事だ。
信頼や友情の積み重ねの物語を期待していたのに、実際に出されたのは親元で養われている女子高生のガンダムを代わりに保管して試合をマッチングして機体の消耗を回復させる都合のいい舞台装置でしかなかった。
元増田です。
おじさんが書いたクソみたいな内容の日記がホットエントリに…っ!
FF人気のお陰ですが、ありがとうございます。
以下、返信
調べたらFF2発表は1988年(昭和63年)のようですから、多分昭和だったんじゃないですかね?
>マル勝ファミコン ファイナルファンタジー 付録 小説 でググる→ 実際にこれなのかは知らん https://jp.mercari.com/item/m69128405753
>タイトルでググる→ https://blog.naver.com/ffner/40193273267?viewType=pc
>https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c1152289864
こんなだった気がします!! …というかまだ残ってるのが凄いですね。
>マジレスするとFF2の小説だろうね。姫に化けたラミアクイーンがベッドに誘うシーン。
調べたら、どうやらこれっぽいですね。ヒルダって名前だったような気がします。
ゲーム本編で「自分のおっぱいを引き裂いて肋骨アタック」とか、さすがに任天堂様が黙っていないでしょうからマイルドな表現にしていたのかもしれません。
やってないので知りませんが、ヒルダちゃんはヒロインじゃないのかしら?
当時小学生だった私の読解力での記憶ですから、ヒロインじゃなかったら申し訳ありません。
>スニーカー文庫の「ファイナルファンタジー2―夢魔の迷宮」に先立っての一部公開的な付録だったのかな
どうなんでしょうね?当時まだ小学生だったんで分かりませんが、多分販促を兼ねた付録だったのかと。
調べたら小説書いてるのFF2のシナリオ担当だった方の様ですね。
つまりこれ公式展開で、スクエニの許可どころか作った人の作品だったようです。…尖り過ぎてませんかね?
>これおぼろげながら記憶にあるわ。たぶんマル勝で合ってる。当時のマル勝はエログロ方面に相当攻めてたよなあ。
証人の方が居たっ! 私が存在しない記憶を捏造してなくて良かった!!
定期購読してた訳じゃなくて、たまたま本屋で買ってもらったファミコン雑誌だったんですが…マル勝ってそんな位置づけだったんですね。
> FFの小説は解からないが、魍魎戦記マダラは良く覚えてる。マル勝はPCエンジンとかの雑誌の流れを汲んでいた事から、当時はそういうエロとグロが入り混じった雑誌作りだったのも覚えてる。
>魍魎戦記MADARAはFC版が好き
マダラは確か手が剣になって、それが「ギミック」とかいう名前がついてましたね。
当時、ギミックって単語は「手が剣に変わる」という意味だと思ってた記憶が甦りました。
……そして有識者2人の見解として「マル勝はエログロだった」らしいという事が分かり、改めてすごいなと感じました。
これも調べたらジョジョ2部とFF2は大体同じ時期に発表されてますね。
どっちかがインスパイアしたのか、もしくはシンクロニシティか、あるいは1988年前後に肋骨で攻撃するのが流行していたのかも知れません。
>こういう自分だけのよくわからない苦手意識がスッキリすると気持ちええよね
酒を飲みながらこれを書いている。
そして最近のネット、やけに「なにっ」とか「なんだあっ」とか、妙な語録を目にする機会が多い。
そしたらある奴が急に「それはさておき ワシはこのレスがしたい」とか「〇〇と考えられる」とか、例の語録を使い出したわけだ。
おっ、同志か?と思って俺もニヤニヤしながら見てたんだ。
ところがだ。そいつが言うには「この言い回し、ネットで流行ってる面白いテンプレなんすよw」なんて抜かすんだよ。はあ……?ってこっちは思わず声に出かけたよ。
だから俺が「その言葉の重みはよォ、あの"怪物を超えた怪物"たちの壮絶な生き様があってこそだろうが!特に鬼龍が熹一に語りかけるシーンは何度読んでも痺れるぜ!」って熱く返したらキョトンとした反応すんだよ。
まるで「鬼龍…?熹一…?誰スか?」って顔してた。
ため息出たね。
しかも続けて「TOUGHって漫画が元ネタなんですね、知らなかったです」なんて聞いてくるわけ。
おいおいおい…嘘だろ?
お前、タフ語録を嬉々として使ってたんだよな? それ、猿渡哲也先生が魂削って描いた"人間の強さ"と"業"の物語から生まれた言葉だぞ?
でも向こうはマジで知らないらしい。
仕方ないから教えてやったよ。
『TOUGH -タフ-』は猿渡哲也先生が描く、現代格闘漫画の金字塔であり、「灘神影流」っていう古武術を受け継ぐ宮沢一族を中心とした、常人を超えた者たちの死闘と、時には哲学的な問いすら投げかける凄まじい作品なんだよ。 で、お前らが面白がって使ってるタフ語録ってのはな、キャラクターの異常なまでの個性や、常軌を逸した状況、その背景にある深いドラマがあって初めて真の面白さがわかるギミックなんだってことを。
例えば「なにっ」や「なんだあっ」は、人知を超えた技や出来事に対する純粋な驚愕の表現だし、「~と考えられる」は、あの冷静沈着で最強の親父・静虎の思考トレースだし、「それはさておき~」は狂気と悲哀を併せ持つ"おとん"こと鬼龍の、常人には理解しがたい行動原理から滲み出る言葉なんだよ。
あの語録にはな、血と汗と涙と、時には内臓までぶちまけるような激闘の歴史が詰まってるんだ。
それを「ネットで流行ってる面白いテンプレw」とか、そもそも『TOUGH』自体がどれだけ濃密で、どれだけ異常な熱量を放つ作品なのかを知らない薄っぺらい知識で語られてみなよ。
もうガックリくるわけ。
昔はさ、オタクってのは本気で作品に向き合って、自分で調べて考えてたんだ。
今みたいにネットでミームや語録だけ拾って「知ってるつもり」になるヤツはいなかった。
アニメや漫画で心を揺さぶられたら、そのルーツや関連作品まで、逆引きして小説やら専門書まで漁ってたもんだ。
『グラップラー刃牙』読んだら実際の格闘技や武術について調べまくる。
『ベルセルク』読んだら中世ヨーロッパ史や甲冑について詳しくなる。
今はどうだ?
知ってるフリのやつばっか。
「この語録ウケるっしょw」って、何だそれ。
お前はまず猿渡先生と、あの常軌を逸したタフ・ワールドの住人たちに感謝しろってな話よ。
というか『TOUGH』なんてオタクにとっちゃ基礎教養、いわば"読むプロテイン"みてぇなもんなのに、今のオタクはそれすら摂取してないって…ほんと、情けなくて涙が出るよ。タフを知らずして、ネットミームの表層だけなぞってオタクを名乗るな。
…まあ、とにかく一度読んでみろって。人生観変わるかもしれねえぞ。知らんけど。
酒を飲みながらこれを書いている。
そんなわけで連休前の昼休憩、職場の若いのとアニメ談義になったんだよ。
そしたらそいつが急に「ロボット三原則ってのがあって〜」と急に語り出したわけだ。
おっ、来た来たと思って俺も黙って聞いてたんだ。
ところがだ。そいつが言うには「今季のアニメ、ロボット三原則を破る稀有な作品だ」なんて抜かすんだよ。はあ……?ってこっちは思わず口から出かけたよ。
だから俺が「だからこそ、アシモフのわれはロボット面白ぇんだよなぁ!」って大声で返したらキョトンとした顔すんだよ。
まるでそれ何ですか?って顔してた。
ため息出たね。
しかも続けて「アシモフって、誰ですか?」なんて聞いてくるわけ。
おいおいおい…嘘だろ?
お前、ロボット三原則の話してたんだよな? それ、アシモフの発明だぞ?
でも向こうはマジで知らないらしい。
仕方ないから教えてやったよ。
アイザック・アシモフはアメリカのSF作家であり科学者でありロボット工学の倫理的思考の生みの親なんだよ。で、あのロボット三原則ってのは、アシモフがあえて“破らせる”ために作ったギミックなんだってことを。
原則があるからそれをどう抜け道にするか、どう矛盾させるか、そういう風にしてミステリーとして成立させてるんだよ。
たとえば『迷子』や『うそつき』、『危険』なんかが分かりやすい。
ロボットが三原則に従ったがゆえに、人間に嘘をつくしかなくなる。
「人を傷つけてはいけない」→「でも真実を言えば傷つく」→「なら嘘をつこう」ってな。
そこが面白ぇんだよ。
それを「ロボット三原則は絶対で〜」とか、そもそもアシモフ自体がその三原則を破る作品を書いていることすら知らない薄っぺらい知識で語られてみなよ。
もうガックリくるわけ。
昔はさ、オタクってのは本気で調べて本で読んで、自分で考えてたんだ。
今みたいにネットで断片だけ拾って「知ってるつもり」になるヤツはいなかった。
アニメやゲームの元ネタだって、逆引きして小説やら論文まで漁ってたもんだ。
今はどうだ?
知ってるフリのやつばっか。
というかアシモフなんてオタクにとっちゃ基礎教養みてぇなもんなのに、今のオタクはそれすら知らないって…ほんと、情けなくて涙が出るよ
読んだ。
面白かったと思う。
なんだかんだ上下800ページ数日で読めた。
…いや下巻前半・中盤は結構読み飛ばしても問題ないなと傾向が理解できてたので完璧に読んだわけじゃないけど。
どんな話かあらすじを見ずに読んだけど、そういう話なのかーと。タイトルからはバトロワみたいに「みなさんに殺し合いを教えてやる!体でな!」ってlessonな作品じゃないかなーと思ってたけど卒業直前の最後の授業って作品だったな。
殺人をも厭わないサイコキラーの主人公の視点を追っていく形は読み応えがあった。
まあ面白い点は「殺人鬼」ではなくて高知能な人間の他者の(殺人を含めた)コントロールな部分だったから、教頭からのタスクを上手くこなしたりいい教師を演じている部分に惹かれていた形だ。
その分「殺すこと」にフォーカスした後半は、生徒側の遭遇までの描写も増えたことによりやや魅力が減っていたが、ある程度(被害者側にも)工夫が施されていて読みきることができた。
殺人シーンが好きなら後半も加点だろうし、自分もそういうのが好きな部分もあるので人数で見ればかなり多い本作は満足できるものになっているだろう。
しかし作品の魅力が主人公一人に集中したのはすこしばかりいただけない。ほかに特筆して好きなキャラといえば猫山先生ぐらいだった。
彼は四畳半神話体系の小津やバクマン。の新妻エイジみたいに凄くアニメ的キャラクターで隙だった。CV吉野裕行。
ああ、あとラスト、即座に合理的な善後策の選択として責任能力の有無にシフトしていく姿はとても"らしい"形でよかったです。
彼には道徳的に殺人はいけない、という縛りはなく、あくまで手段でありリスクリターンを勘案したうえで躊躇なく実行するものであるのだが…。(と解釈していたのだが)
いくら自分に疑義がかからない、かかってもアリバイがあるようにしているとはいえ、殺しすぎ。
必要に応じて、というなら両親などはわかる。うざったい動物を殺して除外するのもわかる。しかしアメリカや同級生の仇の奔放な殺人や、はては前任地でも大量自殺があったにもかかわらず今回もあまりにも多くの学校関係者を殺しすぎてる。この公的な経歴で殺人が低リスクである、という主人公の判断に共感し辛かった。
これで快楽殺人者ではない、は通じるのだろうか。むろん描写としては通じる。しかし、天才的な頭脳の人物がほかに低リスクな手段を思いつかなかったのか?
結果、前の学校含め多くの騒動によってただの高校生からも疑惑の目を向けられることになっている。その核心に近づいた生徒も殺すことでイジェクトするとは安直だろう。
彼の内心の描写に「殺しすぎ」の懸念が、王国を築く目的のための障害としてほとんどなかったことは不自然と感じるほかない。
日常的な問題解決には信頼の醸成、脅しや懐柔、酔わせて事故の捏造などがあるが、それでバランスをとってると読むよりは、それぐらいなにか、バリエーションが欲しいと思ってしまった。…殺しが少なかったら作品のテーマからずれるか?いやしかし終盤の大量殺人は外れないから、「この主人公をして全員殺すしかほかに手段はなかった」という道筋が欲しかったのだとおもう。本文を追うと「そうだよねこいつなら安易に全員殺して解決を図るよね」とやや機械な流れになった。
そうしたあまりにもハードルが低い殺人という解決手段によって物語は崩壊する。
生徒との肉体関係の露見を恐れ、その生徒を自殺に見せかけ殺す…その前後を別の生徒に見られ言い訳が難しいのでとっさに殺す…とっさの殺人は隠し切れないため身代わりをでっちあげ前述したとおり自分以外を「全員殺して解決を図る」流れになる。
これが転機には不満。だろう。
(あまりにも不審という点は一部生徒や刑事からの懐疑で自己言及的になっているので意図的ではあるのだが…)
(アメリカ時代の回想など今に影響しない殺人自慢にしか見えず読み流したが必要だったのだろうか。いやにドラマ的だったし)
顛末としてはもちろん"全員殺してハッピーエンド"。にはならないわけだ。読者を想定外の形で裏切ることは読者の想定内であろう。
しかし本作で描かれたそのそれぞれが不満を感じる出来で、顛末に不満である。
AEDの録音機能が原因。自分もAEDに録音機能があることは知らなかった。また、調べるとあくまで一部機器にのみ搭載のようだった。
に、してもである。主人公はAED(を装着した生徒)を目視している。知能が高くあらゆる方面で知識が豊富な主人公がAEDの録音機能で致命的な崩壊をきたすのは、一言で言って「無知による敗北」としかいいようがない。
これは非常に違和感が残る。
ここまで読んだ読者ならば主人公が知らない知識があるほうが不自然である。当然、主人公なら一部AEDに録音機能があることに熟知しており"念のため"AEDを壊しておくことが自然だろう。
また、講習を受ける可能性がある(特別)教師という立場や、殺人に関与しそうな命に関わるAEDという機器を殺人者という立場からも知識が乏しかったこともひっかかる。
AEDの録音が証拠になるとしても、** 主人公の視界に入れるべきではなかった。 **
AEDを念のため壊さなかったことと同様に、当初の目標、自殺に見せかけて屋上から落とした生徒の生死を確認しなかったのもこれまでの主人公としては稚拙としかいいようがない。直後に自体が急転して一人も逃さず殺す算段をつけなければならない逼迫した場面になってしまうが、道中はまだしも全員殺し終わったあとの証拠隠滅中も彼女のことは頭をよぎらない。彼女に対しては自分でも分からない特別な感情があったため無意識で死体の確認を避けた、という擁護は成立する。しかし彼女の生存はそのまま身の破滅であり、生徒全員を殺し死体打ちまでする徹底さに比して殺害前の一瞬の躊躇のみで推し量れ、だとするといささか描写不足ではなかろうか。
親愛していた人に殺されかけた彼女の存在・心情はこの作品のラストを飾るものとしては非常に重大ではあるが、やはりこの主人公でこの顛末、は不満である。
殺されたが実は生きていたラストサバイバーとは別に、主人公の裏をかき生存した生徒もいる。
まあトリックのためのギミックが登場した時点でオチへの道筋は予測できた。実行の場面の描写でもそれは99%確信に変わる描写だった。なんなら前振りも丁寧だった。
その後、主人公がそのギミックのある場所に行くシーンがあるが、
それをもって読者への「ここで説明してましたよ」とオチへのヒント提出の義務をきっかり完了している。
しかし、この作品はほぼそのときの人物、主人公の視点で描写されている。
つまり、地の文で書かれたということは主人公の視界にもそれが納まっていたはずだし、経緯からしてそこに主人公が目を向けるのも当然である。
とても知能が高くとても知識がありとても観察眼もある天才的な主人公が、またもやこの不自然な点を「見落とす」。とてつもなく不自然だ。
これでは生徒が主人公の裏をかき勝利したことにならない。ただの主人公のエラー起因の失点だ。
このせいで本来得られるはずの生存からの告発というカタルシスが一切摂取できなかった。
上巻すべてを費やし描写してきた天才的な、完全無欠の主人公が、下巻になると短絡から始まりつまらないミスから全てが綻び、人の些細な機微すべてを見通す目が不自然さを見落とし証人を生み、豊富な知識の網目をすり抜けた証拠で罪が明らかにされる。当初の目的すら達成できていなかった。
この展開に満足できた人はいるのだろうか。いるのだろう。それが大多数だろう。だって賞ももらってるし映画にもなっている傑作だ。どういう風に読んでいたのか、他の人の感想を知りたいものだ。
トラバにつづく
深夜、酔い覚ましにフラフラ歩いてると現れるアイツ。夜間押しボタン式信号。
周りには誰もいない。車も全く通らない。でも律儀に光る「おしてください」の文字。
いや、押すけどさ。誰も見てなくても押すのがジャパニーズホスピタリティ(?)ってもんだろ。
ポチッとな。
カチッていう小気味良い音と共に、「おまちください」が点灯。よしよし、これで青になるはず…。
…って、え? 全然車来ないじゃん。なんなら赤信号無視しても誰にも怒られないレベル。
でも押しちゃった手前、律儀に待つ俺。深夜の静寂の中、信号機と俺の一対一の睨み合い。早く青になれよ、と念を送る。
数秒後、ようやく青に変わる。渡りきって振り返ると、アイツはまた「おしてください」と寂しげに光ってる。
…もしかして、アレって深夜徘徊してる人間向けの、暇つぶしギミックなんじゃないか?
あのボタンを押す瞬間の、ほんの少しの全能感と、待ってる間の虚無感。癖になるんだよなあ。