はてなキーワード: 蜘蛛とは
なんか最近、自分がトリノフンダマシみたいだって思うときがあるんだ。
トリノフンダマシって知ってる? 鳥の糞にそっくりな見た目の蜘蛛のこと。
この前、たまたまネットで見かけて、その擬態の巧妙さに驚いた。
葉っぱの上とかにいると、本当に鳥が落としていった糞にしか見えない。
あれはすごい。生きるための知恵というか、執念みたいなものを感じる。
で、なんで自分がトリノフンダマシみたいだって思うかというと。
自分も、周りから見たら「なんか汚いもの」「どうでもいいもの」みたいに見えてるんじゃないかって。
鳥の糞みたいに、誰も積極的に関わりたいとは思わないような、そんな存在。
ちゃんと生きてて、獲物を待ってる。
汚いものに擬態することで、敵から身を守ったり、油断した虫を捕まえたりするらしい。
見た目はアレだけど、必死に、そして賢く生きてるんだよな。
自分も、このパッとしない「擬態」の中で、何かをじっと待ってるのかもしれない。
チャンスとか、理解してくれる人とか。
あるいは、この「どうでもよさ」が、かえって自分を守ってくれてる部分もあるのかも。
変に期待されたり、攻撃されたりすることも少ないし。
まあ、トリノフンダマシと違って、こっちは別に獲物を捕らえたいわけでもないんだけど。
ただ、もう少し、なんていうか…存在価値みたいなのが欲しい、のかな。
鳥の糞に擬態するんじゃなくて、もっと別のものに化けられたらいいのに。
花とか、宝石とか。
いや、でも、トリノフンダマシはトリノフンダマシとして完成された生き物なんだよな。
開業当初は不安で仕方なかったが、今思えば大したことはない。もっと早く飛び出していればよかった。
自分の裁量で大変な仕事をやって、自分で責任を取るというのは「生きている」という感じがする。
いや、一人親方ではあっても、周囲の力なくしては仕事は成り立たないのだが。
はてな利用者の中では高齢である。黄金頭の人の数個上になる。若い頃は勤め人だった。
人材派遣会社で数年働いた後、労働基準監督官として関東地方で任官した。その頃の思い出を語ってみようと思う。
守秘義務には最大限配慮する。元国家公務員でいうと、高橋洋一や山口真由など、あれくらい力のある人だったら、守秘義務まで含めて好きに本などを書いて主張できるが、私にそんな実力はない。
はてなブックマークで取り上げられた公務員日記を読んだ限り、一線を超えない限りは表現の自由の範疇となるようである。偉大な先達の方々と、はてな運営の寛大な措置に感謝したい。日記タイトルも先人に肖っている。
どんなことを話そうか、実はこれから考えるところである。ひとつだけエピソードを選んで掘り下げる格好を取りたい。字数が余れば、ほかの記憶も脳裏から取り出してみる。
あれは、30代手前の頃だった。採用五年目で、一年目はずっと労働大学校での研修のため、現場歴は四年目だった。主担当として違法賃金労働(サビ残)の現場を押さえた唯一の経験だ。
それまでは先輩や上司と一緒に臨検(臨検監督。会社に立ち入って調査)に出向いていたが、一人立ちできつつあった時期である。
なお、労基の採用パンフレットでは現場二年目から一人立ち~といった記述を見ることがあるが、そんなことはない。ほかの官公庁や民間企業と同じである。登記官と同じく独任制ではあるものの、20代だと普通に若手扱いである。
上記の「臨検」では何をするのか……管轄区域内に数多くある企業の中から、いくつかの基準・目安に則って抽出した事業所に出向いて、労基法違反がないか確認を行い、必要に応じて注意・指導や是正勧告を行う。近年では違法賃金(サービス残業)対策に重点を置いている。
私が勤めていた頃は、土木建設現場での事故防止や、下請けいじめの是正が叫ばれていた。
その現場では、経営者かその委任を受けた者に対して質問をして、必要事項を聞き取っていく。
最初は正式な社名や、所在地など基本的な事項から始まり、就業規則の確認に、従業員の名簿や、その雇用別の区分であるとか、元請下請関係、労働行政関係の補助金申請、賃金台帳や労働時間記録、終わりの方になると実務上の文書ファイルまで開いて法令との適合を確認する。
次第に深いところに踏み込んでいく。採用面接と似ているかもしれない。最初の質問は「今日の朝ごはんはなんでしたか?」から始まったりするだろう。
上記の結果による勧告は、いずれも行政指導(法令に適うように啓発・行動を促すこと)であり、処分性はない。
法的拘束力はないが、従わない場合は刑事処分に移行することがある。若手監督官の月の半分は臨検を含んだ監督業務に費やすことになる。
※よほどのことをしない限り刑事処分に移ることはない。「指導を行いました」の報告書は保存年限まで残る。そこまで長い期間でもないのだが。
具体的なエピソードに入る。
あの時は定期の臨検で、とある縫製会社(衣料品メーカー)を訪問した。総従業員は千人未満で、売上高は数百億円。社歴からすると伝統企業といったところ。東京から遠く離れたところに本社があり、この都内には支店とはいえ立派なビルが建っていた。
いつものように「事前にこの資料を準備してください」と依頼してあった。支店代表者と、本社経営陣の家族役員が私たちの対応をしてくれた。
最初は違和感がなかった。就業規則は法令に則ったテンプレートであり、賃金も書類上は適正に支払われていた。
事業所内をくまなく見て回ったが、原反(衣服の原料のロール。とても重い)の受入場も安全基準に問題なし、倉庫内も大量の衣料製品をカートハンガーで吊ってあったが、やはり問題ない。製品出荷場も糸くずひとつ落ちていない。トイレの数は、労働衛生法令の当落線上にあった。すべて和式。
ところ変わって、原反を長大な作業台の上に広げてCAD操作で裁断する現場でも、従業員は電動工具類を適切に取り扱っていた。職場に危険はないし、廊下もきれいに磨いてあった。
しいて言えば、ビール会社のキャンペーンガールのカレンダーが飾ってあったのだが、2025年現在では環境型セクハラに該当する。当時はギリギリセーフといったところか。
違和感があったのは……臨検というのは大体半日程度で終わるのだが、最後にもう少し時間を使ってみた。
「抜き打ちのようですいませんが、最後に一度、一人で周らせてもらいます。必要があれば呼びます」と言って、事業所内を再度歩いてみた。
すると、何点かの違和感があった。つい立ち止まることもあった。
・すれ違う従業員に元気がない。多くの年代がいたが、特に外国人労働者
・終業が近いのに、ほぼ全員が忙しなく動いている
・女性役員が管理職と厳しいやりとり。「あの若い子はいつも定時に帰る。辞めてもらえば?」など
・タイムカードの退勤時刻があまりに連続的。定時以後にまとめて全員分を押している?
「怪しい」と思ったが、定期監督の域を出ないよう、支店代表者さん方に挨拶をして帰った。
帰庁後は、上司に感じたことをそのまま述べた。「必要なら追加調査すべし」というのが指示だった。
その日の退勤後、私は自家用車でその縫製会社の前を通ってみた。やはり気になったのだ。
手ごろな駐車スペースがなかったため、路肩に停めた。パトカーが来ないことを祈りつつ、会社敷地に入ってみると……。
「やっぱり」
という感想だった。午後八時を過ぎていたが、出荷場のある棟の1階部分にバッチリ明かりが点いていた。言い逃れできない次元だった。ご丁寧に、カーテンをかけて明かりを漏れにくくしている。
そして、私は裏手に回って確認した。出荷場の板目を踏む音からして、何十人も仕事に従事しているのがわかった。現場を見なくても、建物内に多くの従業員が残っているのは明白だった。
従業員の平均的な退勤時刻と全く合っていない。違法賃金労働(以下「サービス残業」という。)である。計算するまでもなく、賃金台帳と合っていない。
それから私は、毎日夜にその会社の前を通って、サービス残業の状況を確認していった。
するとどうやら、毎日に渡って行われていた。あれから10日分、毎日夜にあの縫製会社の前を通って、出荷場の裏手に回って聞き耳を立てた。
常套的なサービス残業だった。当時は若く、使命感に燃えていた。どうにかして、あの従業員たちを救ってあげたいと願っていた。私自身がサービス残業をしているのは突っ込まないでほしい。
後日手に入れた縫製業界の情報によれば……どうやら4月~6月の業界繁忙期に毎日サービス残業を行わせ、冬季の暇な時期にはそこまでさせていないだろう、という推測が立った。
そこまで情報を整理したうえで、再度あの支店代表者に架電してみた。「御社が違法賃金労働をしているという申告があったのですが~」という優しい嘘からやんわりと入って、早めに事実を認めていただきたい旨を暗に伝えたが……やはり想定どおりの回答だった。
というのが向こうの言い分だった。
だとしたら、こちらも準備を整えたうえでやってやろうと思った。
五月の下旬だった。夜七時半を回った頃である。その縫製会社の前に、私と、当時所属していた監督署の若手約10人と、管理職2名(責任を取る人)と、他所の応援職員5人がいた。サービス残業の現場を抑えるために人を集めたのだ。
実際に現場を押さえても、授業員が蜘蛛の子を散らしたようになることが多く、相手方の管理職も証拠隠滅に走るおそれがある。最低でもこれくらいの人数が必要である。
この日の夜、以下の図のように、監督官全員で出荷場を取り囲んだ。
概略図(スマホの人すいません)
○○○○ |――――|
○ | |
○ | 出 |
○ | 荷 トラック
○ | 場 搬入口
○ | |
○ ∥ |
○ 扉∥ |
● | |
○○○○ |――――|
___________________________
___________________________
〇……私
私は大きい声とともに、出荷場の扉を開けた。中には……30人はいただろうか。
その出荷場では、出荷する商品の検品と、箱詰された荷物をトラック運転手に受け渡す作業を行っていた。
従業員は全員、疲れた表情をしていた。覚えているのは、還暦ほどの人がヨロヨロと段ボール箱をカートに載せていたのと、製品の検査をしていた外国人労働者達である。彼らが一番ぐったりしていた。
「これから指示に従ってください。全員動かないように!」
「労働基準監督官」の文字入りの証票を提示した直後、私達とその後ろに続いていたほかの監督官も出荷場に突入した。管理職は別の入口から事務所を抑えにいった。
抜き打ちの臨検監督はおごそかな雰囲気で進んだ。従業員を早く帰したかったのもあるが、当日のタイムカードをその場で押収し、誰かが全員分のタイムカードをまとめて切っていたことを速やかに確認した。
サービス残業をしていた一人ひとりに簡易な聞き取りを行い、対象者のタイムカードのみ抜き出すと、従業員を帰宅させた。
縫製会社の管理職数人と、あの家族役員が社内に残っていた。深夜まで社内で取り調べを行った。
すべてが終わると監督署に帰庁し、参加者全員に(主に私の上司が)感謝の意を述べて、その日の記録をまとめて……臨検及びサービス残業の捜査は終わった。深夜2時を回っていた。
それからも長年、監督官としての業務に従事した。事務も企画も監督業務も、一通りやらせてもらった。
字数が余った残りだが……読み手の心に残りそうなものが2つある。2つとも、2025年から数えると20年以上は昔のことである。現行の労基対応とは異なる可能性があるので留意願いたい。
1件目は、スーパーマーケットでのことだ。高島屋か伊勢丹かは覚えていないが、百貨店の中にある食品スーパーだった。
ある日、私の職場にいきなり通報があったのだ。警察か消防(※救急)の人かはわからなかったが。精肉コーナーの中で、食肉をパック詰めにするために加工していた現場でのこと。
食肉加工機械(ミートスライサー)を使って作業をしていたアルバイト従業員の若い子が、指を切断したという内容だった。労基案件の可能性があるので現地に来てほしいとの電話だった。
現場は悲惨だった。私たちは遅れて参じたものの、警察官ができるだけ証拠保全をしていた。グロテスクであるため、どれだけ血が飛び散っていたとか、どういう体勢で事故に巻き込まれたのかなど、通報直後の様子までは描写しない。
ただ、指切断という次元ではなかった。一本の指を残して、後4本が手のひらごとミートスライサーに巻き込まれてミンチになっていた。
当時の私は20代半ばである。手や足元が震えて止まらなかったのを覚えている。現場には肉片が残っていた。証拠保全を終えるまで、掃除したくてもできないのである。
原因は、ミートスライサーの安全装置だった。会社にあるような業務用シュレッダーであれば、わざとケガをしようとしてさえも、ケガをしないような――安全装置等が付いている。
その精肉コーナーでは、安全装置が取り外されていた。そのうえで、作業用の特厚ゴム手袋を従業員に着用させていなかった。完全に自由に作業させていた。社員も指導しない。それらが原因だった。
結果として、食品スーパーの経営者が労働安全衛生法違反として書類送検された。使用者は、従業員に対して業務上の危険回避や、健康障害を避けるための措置を講じる義務がある。
ほぼ上限の罰金刑となったが、義務違反が強ければ懲役刑もありうる。この事例は、従業員側にも若干の非があると認められた。安全装置のくだりだが、経営側ではなく現場判断で取り外していたことが起訴前の段階で立証された。
飲食店というのは、夜に接待を行う店舗だった(夜職分類だとガールズバーが最も近い)。いわゆる、有給不行使(結果としての賃金不払い)案件だった。
通常の申告・相談の場合、労働者側からの聞き取りに加えて、可能な限り証拠物を集めてもらう。そのうえでクロが濃厚となったら、使用者側に連絡を取る。
その際は、厳しい言い方ではなくて、「こういう申告があったのですが、もし本当にそうなら、(~法令の説明~)未払い賃金を支払ってください」などと電話をする。
あくまで行政指導である。従わなかったからと言って罰則はない。使用者が無視することもありうる。その場合は……残念ながら、機会的な対応(オポチュニズム)をならざるを得ない。やむを得ない時の裁量的判断であり、本来はよろしくない。公務員は常に法令をベースに動くべきだ。
一例として、違反レベルが小さい場合、労働者には自ら解決するよう監督官が助言・アドバイスを行うのが一般的である。もし、労基に強い対応を求めたい場合は、複数人で相談するか、よほど強い根拠書類を用意するなどしてほしい。
さて、この申告案件の詳しい内容だが……。
・職場の後輩と一緒に辞める際、二人で有給休暇を取得しようとした
という流れだった。
半年以上勤務していれば、非正規雇用者であっても有給休暇を取得できるし、彼女らは給与明細その他の根拠書類を揃えていた。タイムカードのコピーも。
私は、そういう夜のお店に行った経験はほぼゼロだった。業界知識もない。先輩方に相談したところ、「あいつらは難しいよ」と言う人が複数いた。
証拠付きで相談を受けている以上は、相手方に連絡すべき場面である。そして実際に、相手方にとって都合がいいであろう夕方頃に電話をし、事実確認及び有給取得の制度を説明したのだが、いい答えは返ってこなかった。
以下;相手方の主張の要約。
(主張①)
うちの会社に有給休暇制度はないし、この業界にそんな会社はない
(主張②)
あの二人は就業態度がそこまでいい方じゃなかった。お客からの評判もいまいち。もっと会社に対して貢献とか、貢献できなくても努力した姿勢を見せてくれれば可能性はあった
(主張③)
どの業界にもルールがある。あの二人は大学生で、若いから知らないかもしれないが、その業界に入ったなら、そこでの常識に合わせられないとダメ。そんなのだと今後社会で通用しない
ということだった。先輩方に相談したとおりの結果になった。相手は風俗業界の慣習を盾にしている。
だが、私もそんなに折れなかった。当時は若く、企業側を守る社労士となった今(※実は自著を上梓しています)よりも正義感に溢れていた。社会正義を実行する立場であるという自惚れに近い感情もあった。
引き続き、粘り強くその会社と交渉(※非弁行為には当たりません)を繰り返した結果、有給は本来10日のところを、月末までの5日であれば取らせてくれるということで妥結した。一応は全員納得の結果だった。
これで一応終わりである。
以下、余談など。
転スラ、蜘蛛、無職が面白くないのは話が動き始めるのが遅いから。
なろう系にありがちなパターンとして基本設定・登場人物を出し終わるまで本編が始まらない。
世界観の作りこみ自体はまともなのである程度まで読めばちゃんと面白いのだがツカミに失敗していると思う。
漫画版だとテンポの改善はしてて、しかしそれでもやっぱり微妙……。
みんなありがとう。
昨日ネカフェでいろいろ読んできた。
【教えてもらった作品】
・転生重騎士がどうのこうの
→ちょうど求めていた感じの作品だった。そこそこ面白いけど、内容が薄くて20分くらいで1冊読んじゃうから買う気にはなれない、ネカフェで読むのには丁度いいやつ。
→上のとは逆にかなりじっくり読ませるタイプで、ちゃんと買って続き読もうかなと思った。
・フシノカミ
→ネカフェになかったからアプリでちょっと読んだけど、面白そうだった。
・ニセモノの錬金術師
→これもネカフェになかったんだが?後で読んでみる
・幼女戦記
→アクション描写が普通に上手い、主人公が謙虚で好感が持てる。この手のやつで一番面白いと思う。
追記)いきなり筆頭にもってきたこれがよく考えたら異世界転生じゃなかった
・第七王子がどうのこうの
→主人公のチート魔法の描写がかなりすごい。デジタルのポテンシャルを一番引き出している漫画かも
→有能な仲間を集めていく感じはシミュレーションゲームっぽくて面白い。信長の野望をやってる感じ。
→空手小公子の人なので流石にアクションは上手い。騎乗設定がだんだん死にかけているのと、プーチンの好感度がどんどん下がっているのが微妙。
・淡海乃海
→転生がどうのこうのというより、戦国物も架空戦記物も好きなので当然これも好き。早々に史実を外れているところがよい。
・あと田中
→楚漢戦争は好きなので普通に楽しめるが、もっと田中が活躍してもいいと思う。史実通りに進みすぎて先が読めるので微妙。
・高度な医療はどうのこうの
→絵がすごい。ストーリーはファンタジー版「仁」やってる間は微妙だっだけど、敵側のゴタゴタが始まってから面白くなってきた。
→好きに決まってるが、俺の中で「異世界転生系(≒なろう)」と同じ引き出しに入れてない。望郷太郎も。
・烈海王のやつ
→だいぶ前から刃牙本編より面白い。デュラハン倒したあたりまで読んだ。
好きだけど挙げるの忘れてた。Civの技術ツリーを上げていく楽しみを追体験できるが、戦場の描写は淡泊で物足りない。
・俺だけレベルアップな件、ゴッドオブブラッフィールド、300年後がどうたらの大魔道士、ロードオブマネー、王様の二度目の人生みたいなやつ
→全部ピッコマで読んでたけどスマホの機種変で引き継ぎミスってアカウントの購入データが飛んで続き読む気なくしたからお前ら気をつけろ
・転スラ
・蜘蛛ですがなにか
→転スラに輪をかけてつまらんかった。なんかノリが寒かった。
・無職転生
→3巻くらいまで読んだが主人公がキモすぎて受け付けなかった。
・異世界おじさん
・チー付与
→1巻は読んだ。面白くなるという話は聞いているが、続きを読むきっかけがない。
蜘蛛ですがは割と頑張ってたのか。
ブコメでこの増田BL好きというよりキャラ萌え属性言われてるな。だとしたら敢えてスト重系縛りでおすすめしなくてもよいのだろうか。ちなみにBL作品でもやたら二次創作の多いのは以下の2作品である。(※国産BLのみ。海外産BLは作者と読者の距離が遠いからか、作品が有名であれば二次創作が多く作られるのは当たり前なのである)
『囀る鳥ははばたかない』(ヨネダコウ)
『百と卍』(紗久楽さわ)
漫画の技量が傑出しており漫画としてもシンプルに面白いとも言えつつ、登場人物たちがキャラ立ちしているのでBL外商業漫画の登場人物を愛でるノリでキャラ萌え出来る作品なのである。ただ、前者はノワール系なのでいいとして後者はラブコメなので少年漫画好きにウケるかは疑問。
ストーリーを犠牲にしてもよくキャラ萌えに振っていいなら個人的にはこれがおすすめだなってやつたち。
ストーリーはまじでどうでもいい話なのだがキャラの魅力一本のみで成り立っているある意味すごいBL漫画。頭使わず読めるぞ☆
南の島のゲイ向けの娼館を舞台とするロマンスで、微妙にサスペンス要素が混じっている。謎がいい感じに深まったタイミングで休載してしまった。
作者は攻めをどの作品も似たようなキャラに描きがちな人なのだが、本作品では今までにない朴訥で誠実な人柄でありつつ並々ならぬ情熱と執着の持ち主として描いている(まあ執着攻め自体は作者の十八番なんだけど)。という攻めにつられる様にか受けも個性的な人物として仕上がっている。
凡人オブ凡人な弱々高校1年生が、一つ年上のヤンキーグループの中心人物である秋山くんに惚れてしまうも、秋山くん一味に拉致られ酷い目に遭わされるという衝撃のオープニングから始まるラブコメ。
フェティッシュな魅力のある秋山くんを、後にじわじわとその異常性が明らかとなる主人公の柴くんが圧倒していく様が面白い、(とか書くとサイコホラーみたいだが)どこまでもふわふわとした少女漫画チックなラブストーリーである。
倫理上の観点からはてなーには1話切りされそうな内容ではある。
大体ストーリーのみに注力するかキャラに全振りするか己の欲望に忠実にフェチを極めるかという三つの極振りのどれかをやっている作者には珍しく、上記の三つの要素をバランスよく表現された作品。
主人公が1話でいきなり殺害され人外として生き返った背景に何があったのか? という謎めいたサスペンスでありつつ極上のBLラブロマンスでもある。
ハゲ・ヒゲ・メガネと三拍子揃ったサイコパスという負の要素しかないキャラクターを「世界一かわいい受け」として描写しきる手腕が素晴らしい。
『辺獄のカレンデュラ』(ハジ)
少年漫画が好きな人にはもっともウケそうな作風。少年漫画風といってもGファンタジー系で、今風ではなく00年代風のちょっと懐かしい感じ。厨二病罹患者の好む要素全部載せである。
作者が重度の設定厨であり、ハジワールドとも呼べる広大な世界観のなかでそれぞれの作品がゆるく繋がっており、本作品の登場人物の親戚が別の作品に登場していたりする。
そのせいかなんなのか、キャラと世界観を描いて何かしら事件が起き一悶着あって解決したらいきなりストーリーが終わってしまいがち。だが本作品は比較的物語がいい感じの尺に纏まって終わった。
「曇らせ展開だけが続き旨味がないサンドバッグ要員」「他のHOと比較して活躍できるシーン量に大きな差があり、かつそれが事前に明示されない」「NPCの下位互換、またはNPCで十分に代替可能である」など
自身が遊んだもの、友人知人から口頭で聞いたもの、某所にて書かれていたものが混ざっているため話半分でお楽しみください
(50音順)
アイラスの双眼
HO1
赤鬨の声に
HO3
商不幸堂
HO2
若鷲の双眸
全員
NPC中心
悪魔の唇
HO1
全体的に秘匿の意味を感じない
悪役不在の物語
NPC中心
NPC中心
HO3が虚無りがち
HO1もいらない
Aconite
HO3が虚無、全部虚無
HO2ややマシ
HO2は陣による
ATHENA
HO2
あトの祀リ
HO1
HO2もやや虚無
アポカリプスの天秤
HO3
HO2
HO2
全員
一胚
HO3
HO3疎外感あり
鰯と柊
膿み堕とし
HO1
永虹灰帰のポリス
HO4
HO2もやや虚無
SSS.S
全員
HO3
HO2
偏りありかつPL会議不可
追鯨
お前だけは俺が殺す
HO4
快刀乱魔
HO4
HO3曇らせばかり
魔女は出目次第で虚無
彼方からの君に捧ぐ
偏りあり
NPC中心
金糸雀の欠伸
HO2
HO4もやや虚無
カノヨ街
HO3
神はすべてきみに任せたのである。
烏が群れては、極彩色
HO2
HO3も不遇寄り
HO4
HO3
HO4
HO2も楽しくはない
NPC中心
GODARCA
星、吊るされた男
HO3
傘月堂夜話
NPC中心
四季送り
ジャンヌの猟犬
NPCが主役
ハートが薄味
すみません、よくわかりません。
全員
正偽のイデア
静なるテロリスタ
鶺鴒、浦々と鳴き
全員自由度がない
午が後半虚無になりかねない
その真紅に愛を見る
HO4
誰がロックを殺すのか
町葬屋
HO1
THESEUS
HO3
HO3
HO4も薄め
HO3
ドッペルゲンガーの証跡
NPC中心
HO2もやや虚無
夏と祭りと私の貌
HO1以外の全員
庭師は何を口遊む
HO3
HO2はやや疎外感
NOBODY*2
灰と甘露
Paranormal Crime
B'ASH
火点し頃の蜘蛛踊り
HO2虚無
HO3救われない
HO2
HO2
BLACK×SYNDROME
HO1やや虚無
FRaTRlCiDE-フラトリサイド-
HO4
お助けNPCっぽい
HO2も虚無
プルガトリウムの夜
HO2やや虚無
Project : Sm;ley
HO喜以外
片鱗
HO2
HO4も虚無りがち
咆哮エトランゼ
全員
紡命論とシンギュラリティー
HO5
HO2
HO3
身裂館
HO2が一番虚無?
HO4も虚無
野狗子と薬師
野狗子
MANIKISS
色欲強欲
怠惰も虚無より
魔法少女は死を唄え
NPC中心
爛爛
HO2
リアビ
HO4
Ry-06
火力バランスが悪い
HO1
HO2もやや虚無
HO4
NPC中心
HO1
HO3
六畳半の夏
HO2
落語家も楽しくはない
わらう鬼
嗤う人間師
20年前ぐらい前、ひいおばあちゃんの葬式にそのおじさんは居た。
なんの会話の流れだったのかはわからないけど
「あ、ぼく改造人間なので」
「そうだったね、すまんすまん笑」
みたいな話を大人同士でしていたのが強く印象に残った。
それが気になって葬式後、親に「改造人間のおじさんが親戚に居るの?」と聞いてみたが、「そんな人は居ない」と言われてそれからは聞き間違えなんだと思って生きてきた。
そして先週、おじいちゃんの葬式に行くとそこにはあの時の改造人間おじさんが居た。
すると20年分の「気になる」がどっと湧き出てきてしまい、つい「ひいおばあちゃんの葬式にも来られてた方ですか?」と聞いてしまった。
すると自分のことを憶えていてくれたらしく少し話が盛り上がり、その勢いに任せて「改造人間なんですか?」と聞いた。
するとさっきまで楽しそうに笑っていたおじさんの顔が笑顔で固まり「誰に聞いたの?」と質問された。
子供の頃に話してるのが聞こえてきたと伝えると「そっか、ぼくは改造人間じゃないよ。」とだけ言って話を切り上げてどこかに行ってしまった。
そして葬式が終わり、夜に親戚で集まりながらご飯を食べているときに20年前に葬式でみたおじさんを今日見かけたことや話したことを雑談のネタに話した。
「改造人間」
急に「疲れたから寝る」「人様の話はするべきではない」「おかしい子だと思われるから他の場所でこの事を話すんじゃない」など色々言われ、さっきまでの楽しい雰囲気はなくなり蜘蛛の子を散らすように居間から人が居なくなった。
それとも改造人間になにかがあるの?
謎だ。
浅いんだよね。
多分一番PVが出てるっぽい感じの辺りを狙ってるんだと思う。
オタク芸のプロをやってるとオタクとしてはドンドンアマチュアになるってのが分かる。
普通は「小3まではサッカー少年だったけど、イキリ連中に虐められたのがキッカケでオタクに。スポーツ選手に対しての強い偏見を未だに抱えているためスポーツモノは全部駄目。エウレカセブンはジョインザフューチャーの回にブチギレて視聴をやめたからオチを知らない」みたいなそれぞれの濃ゆい半生があるわけね。
「子供の頃はデジモンが好きでした!(でもデジモンカードすらやったことがない)最近はワンピースが自分の中で再燃してますね!(でもトレジャークルーズもカードゲームもやってない)」みたいなしょーもない感じのオタク人生しか語れないの。
でもまあオタク芸人同士で互いの記事を読み合って切磋琢磨はしてるから「こう言っておけばオタクは喜ぶんだろ?」みたいなのはそこそこ出来てるんだよね。
だがね、そこに奥行きがないわけよ。
たとえば岸辺露伴の蜘蛛を食べるエピソードを引用したら、本当のオタクは「チョコレートの味がするっていうけど、アレって◯◯の軍用レーションのチョコの味なんだろうね。両方食ったことが有ると似てるのが分かるよ」みたいなコイツ突然何言ってんだろうってエピソードが芋づる式にポロッと溢れるのよ。
画像会話のテンプレコマは知ってるけど原作は読んだことありませんみたいな感じなのね終始。
昔は違ったよ。
もっとこう聞いてもない自分語りみたいなのが始まって読んでるこっちとしては冷めた目で見てはいるけど「まあ素の自分で書いてるんだろうな」という気持ちにはなってたわけ。