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「自然堤防」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 自然堤防とは

2024-08-19

クルド問題で良くやり玉にあがる解体トラックの積載とヤード問題に就いてパート1

産経新聞が報じているクルド人ヤードで大騒ぎ問題に関して。因みに本稿では記事事件のものには触れない。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.sankei.com/article/20240818-Q7DJ43L7IVGBVIXACY4JX5FRBY/

 

トラック制裁制限

産経記事では冒頭に「過積載の(解体業)トラック」の写真掲載されている。Xでもよく同じような写真が「クルド人解体屋の過積載トラック」として掲示され「何故か警察検挙しない!」と指弾されている。

これらは違法積載なのだろうか?

 

道交法は近年改正され、車両からのはみ出しの制限が緩和された。

後方については車両長の20%以下となった(はみ出しが後方だけの場合)。これはいすゞエルフ2t積みの場合全長が4.7mなのではみ出しの最大は940cmとなる。写真トラックはそんなにでっぱっていない。

 

側方については片方10%づつの両方で20%までが可能になった。

産経写真トラックは上の方が広い積み方がされている。一番上に畳が2枚並んであるのでこれを基準に幅を考えてみる。

畳は地方により寸法が違うが関東で使われる江戸間だと短辺は88cmだ。これが2枚で176㎝。真ん中に間隙があり、柱も一本挟まっている。また少し斜めになっている。それらを修正すると188cmくらいか

エルフの全幅は1.7mなので両側合わせて34㎝まではみ出し可能だ。幅は1.7+0.34=2040㎝まで積載okであるから全然余裕である違反ではない。

 

では高さは?というと、実は規制がないのだ。いくらでも積んでいい。

でも道交法では「道路運行する車両の最大寸法」が決まっていて、3.8mとなっている。だから荷台の高さに拘らずに全車3.8mまで積める。

しかし3.8mというのは観光バス屋根とか電車の2階建てグリーン車屋根の高さで、とんでもない高さだ。だからトラックでそこまで積むという事はあまり無い。で、写真トラックもそこまで積んでいない。見たところ3.2~3.4mくらいだ。

 

重量は?というのは測らないと判らない。でも間隙が多い廃材なので重量はそこまでいかない。2tくらいではないだろうか?因みに木造住宅の重さは30坪2階建程度で30t強といったところ。検索すると1600kg/㎡という数字が出てくるだろうが、これは家の積載荷重と耐雪荷重を合わせた重さで、自重は半分程度になる。また壁材のモルタル石膏ボード漆喰を合わせた重さだから木材だけだと大した事ないのだ。

 

となると、これは過積載でも何でも無い定積載なのだ

 

トラックの積み方

トラックに積む場合、まずはあおりの内側にコンパネなどで壁を造る。その中で安定するようにテトリスみたいにぴっちり積んで、時にTスピンなんかも駆使して動かないようにする。

コンパネ壁の上に来たら安定する大物を外側に積んで真ん中の方に小物を積んで行く。これもテトリスっぽいな。

いい所まで来たらロープを掛けて思い切り絞り完成。コンパネと大物が押さえになって荷崩れを防止する。

 

多分、Xとかで騒いでいる人らは平トラックの積み方知らないのだろう。なので解体屋のトラックを見たら全てで「過積載」と騒ぐ。しかも慎重に情報を流すという動機がない。

しかも後ろからではドライバーが何人かなんて判る由もない。クルド人かどうかなんて聞かないと判らない。更に言うと撮影場所がどこかとかどこナンバーかというのも確認しないしその動機もない。

警察はなぜ検挙しない!」ってそれは平トラックの定積載だからだ。アホやね。

 

ヤードの中が見えない問題

ヤードっていうのは物流基地屋根のない構内をいうのだが、特に自動車解体屋の車両置き場の事も指す。最近ではそこから建築業の資材置き場や金属スクラップ置き場なんかのことも指す。これは自動車解体屋のヤード誤用っぽい転用だ。

で、この自動車解体ヤードは簡易な壁で仕切られて中が見えない、中で盗難解体しているのではないか?と言われ、それもクルド人問題として語られる事がある。

 

だがこれは無体な論難だ。壁を建てるのは法規制に拠る。

昔の自動車解体屋はテキトーで、その辺に廃車を積み上げ、外して売り物にするエンジンやボディーパーツをその辺に積み上げていた。

だがこれだと廃油や廃冷却水がタレ流しになって土壌にしみ込んでしまう。廃冷却水は河川流れると魚毒性が高い。

そこで各条例でこういう規制が出来た。

・1.廃車置き場と作業場コンクリ打ちして排水路を作り、オイルトラップを設置せよ

・2.1が難しい場合作業場だけコンクリ打ち+排水路+オイルトラップとしてそこで全液体を抜いてから廃車置き場に置け

・十分な高さのある塀で囲って部外者が入れないようにせよ

 

最後の塀は子供が入り込んでかくれんぼをしてたら転落したり、車ごとプレス機に突っ込まれキックアスの悪役みたいな死に方するのを防ぐ為の規制だ。

増田学生時代、金がないかマイカーは買えなかったが整備の腕は幾分あるのでバイト先の友人に駆り出されて工具箱持参で解体屋にフォークリフト86の廃車を下ろしてもらいミッション自分たちで外したり、シルビアのノンスリップデフを外したりして金払って帰り、それらを交換したりしていた。日産のL型エンジンは重かったな。

でも今はそういうのは出来なくなっていて、勝手ヤードの中歩いたりさせてくれないしそもそもから見えないか在庫が判らない。つまらん。

こういう仕事は当然がっつり汚れて暖房冷房も無いところで働くから人気が無く、外国人従業員が多くなっている。

それで色の黒いガイジンヤバいとなって、「中が見えない=犯罪?」と連想ゲームになるのだが、法規制ぐらい知っておけという話である

 

事件地の推定

「本稿では記事事件のものには触れない」って書いがあれは嘘だ。やっぱ記事の中身に触れたくなったわ。というのも地理的条件説明したいから。

 

記事中に「(川口)市東北部とあるが、市の東北側には人家がまれ地域があるのだ。一つは旧見沼、もう一つが木曽呂という地区だ。

 

見沼

 

江戸時代まで川口から大宮にかけて見沼という巨大な沼があった。土木工事狂の三代家光になると、見沼の下の方に堤を造って、今の川口市~足立区開拓する事になった。その直接指示官は利根川東遷事業荒川西遷事業を為した治水土木界のチャックノリス、かの伊奈忠治である

そこで八町堤が築造され、見沼は巨大溜池となり、その南は広大な田圃となって幕府石高を上げ、財政情況改善したのである

ところで荒川はそれまで元荒川を流れていたので、上尾より下流入間川けが流れていた。しかしこの入間川下流は今の荒川と相当に違う所を流れていた。

指扇付近からは今の荒川の西を蛇行して流れ、中浦和駅武蔵浦和駅南浦和駅浦和シリーズスランプラリーしてるみたいな流路を取ってから浦和競馬場に踵を返して川口市を横切り今の外環道クロスして、川口オート→毛長川→八潮という風に流れていた。地方競馬からオートレースはしごかよ。

で当時綾瀬駅を流れていた利根川に合流して自由に氾濫し辺りをぐちゃぐちゃにしていた。オケラオヤジの大暴れみたいな奴である

この川も荒川西遷で廃川になったので広大な土地を開墾でき、その辺は川が無くなったから見沼の溜池で潤すって感じだ。

この川の痕跡戦後すぐの航空写真にはくっきりと写っている。

https://ktgis.net/kjmapw/kjmapw.html?lat=35.841125&lng=139.699960&zoom=14&dataset=tokyo50&age=10&screen=2&scr1tile=k_ort_USA10&scr2tile=k_cj4&scr3tile=k_cj4&scr4tile=k_cj4&mapOpacity=10&overGSItile=no&altitudeOpacity=2

河川跡は出水やすいので田んぼとし、その横に形成された微高地自然堤防曽根)に集落を築いていたので川跡がくっきり残ったのだな。

 

享保の改革吉宗時代になると、見沼に泥が溜まって貯水力低下。そこで、見沼を全部干拓しちゃえという事になった。でもそのままじゃ水が足りないね。そこで見沼代用水という用水路を作るのだが、どこから取水してるというと羽生なのだ。見沼から60㎞以上あるのだ。

途中には当然沢山の川がある。そこでどうしたかというと、全部立体交差で通したのだ。江戸時代なのにちょっとイカれた工事だ。舎人ライナーに見沼代用親水公園って駅があるが、この代用水とは見沼の代わりの用水って意味なのだな。

それ以来、旧見沼は田んぼ地帯となっていて、地盤も悪いし土地が低いか都市化した後もそこに家を建てたり開発行為をしてはならないという規制が敷かれている。

武蔵野線東浦和東川口間、東武野田線大宮公園~大和田七里岩槻で突然住宅街が途切れて田園地帯や荒れ地が広がるのを見た事ないだろうか?あれが見沼なんである

 

で、八丁堤の下にあたる川口市の方は開発一切禁止というんじゃなくて調整地域という形になっている。これは一般都市計画建築物規制するやり方で、住宅工場などは建ててはならない。でも例外が設けられていて、学校病院特養ホームなんかはokなので、家は無くそういう建物ばかりが閑散に建つという風景になっている。

建物規制なので駐車場など建物がない用途では規制されない。すると、中古車屋(事務所は移動可能プレハブ)、解体ヤード建築資材置き場などは規制されないのでそれらが集まってしまい、景色としてはあまり良くない地域になっている。

 

パート2→https://anond.hatelabo.jp/20240819185125  

2020-05-25

自分が利用中のサービス

https://anond.hatelabo.jp/20200525021541

そういえば自分が使ってるサービスソフトウェアは定期的に棚卸しすることにしてるんだけど、ここ何年かやってなかったのでこの機会にやってみる。

アプリとかもあったりするけど基本的Webサービス提供されているもの

順番は適当

仕事効率化(ってAppStoreなら言われそうなやつ)
Google KeepTodoist
ToDo管理メモに。
個人用は主にKeep、仕事やそれに近いタスクTodoistと使い分けている。
Googleカレンダー・TimeTree
Googleカレンダー個人用。
職場でもカレンダー系はあるが、TimeTreeは職場以外も含めた仕事関係の人との情報共有に使っている。
DropboxPaper ・ Notion ・ Code(vscode-gist) ・ Code+GoogleDrive
ノートサービスとか。
Paper個人用でスマホでも見たいもの、Notion趣味仲間での共有用
長文や思考整理メモはなんとなくマウス触らずに考えたいので markdown + VS Code で、GistGoogle Driveに保存している。
全部Gistに投げたいけど、vscode-gist並べ替え出来なかったりと不便も多くて使い分け。
Google Drive
Dropboxから乗り換えた。Dropboxは同期出来る端末制限がキツくなったのと小規模プランがないのがね。
Googleは100GBからあるのがありがたい。Gmail等にも反映されるし。使い勝手微妙に悪いところあるけど。
Pushbullet
ブラウザスマホ間でメッセージ画像をやり取り出来るサービス
スマホ1台しかなくても入れた方がいいし、タブレットも含めて2台以上あるなら是非。お勧め
あと通知も割と使いやすいので自作した何かの通知を投げる先にも。
Freedom
自分を縛って仕事させるサービス
流行ったポモドーロテクニックの応用で、指定した時間仕事関係ないもの封印してくれる。
かったるい仕事してるとついついニュースはてブを見てしまうような人にお勧め
1Password
パスワード管理サービス
前はChromeに投げっぱなしだったけど、UIが貧弱なスマホアプリログインでこそ使いたいと乗り換えた。
IFTTTAWS LambdaGoogle App Script
リガから何か実行するサービス系。
LambdaGASは違う事にも使うけどここではこの用途として。
簡単なことはIFTTT、複雑になってきたらLambdaGAS
Inoreader
RSSリーダー。私はあまりこだわりないのでキーボードで使えればなんでもいいんだけど。
CamScanner
スキャナアプリスマホアプリだけど一応Webサービス部分もあるのでついでに。
書類適当スマホで撮ると、適切にトリミングして長方形に変形してモノクロ強調してくれる。便利。
年額6k。個人でも紙の書類が多くて片っ端から取り込んで捨てたい人にお勧め
情報収集とか
Pocketはてなブックマーク
Pocketは「後で読む」に特化してるのでこれから読みたいものはてブは読んだものと使い分けている。
朝日新聞デジタルデジタル毎日(毎日新聞)
共に月1k程度でWeb版の全記事が読めて便利。
Google Alerts
指定したキーワードニュース毎日メールで送ってくれる。
最近だと「WH-1000XM4」を指定し、いつ発売かとやきもきしているw
AlexaYahooニュースNHKニュース
少し違うけど元増田情報収集に興味ありそうなのでついでに。
前者はYahooニュース自動音声読み上げ、後者は直近のNHKラジオヘッドラインニュース部分をそのまま流してくれる。
毎朝毎晩「アレクサ、今日ニュース」と無機物に語りかけている。
その他趣味とか
Spotify
音楽は今はこれだけ。Alexa関係Amazon Music Unlimitedも入ってたけどやめてしまった。
Sptifyはレコメンドがとても良い。
毎週Discorver WeeklyとRelease Readarを聴きつつ、あとは気分に合わせたDaily Mix流してたら音楽関係欲求が大体満たされてしまう。
Discord
コミュニケーションサービス。主にゲーム系・OSSコミュニティで使っている。最近Slack使ってないなぁ。
今昔マップ on the web
明治頃の地図とかと今の地図を比べられるサービス
からブラタモリ的な事が趣味なので使ってるけど、一般の人も引っ越しときかにこういうの調べるのは良いと思う。
周囲より少し盛り上がった道は大抵元自然堤防田んぼのあぜ道だったりとか分かったり。
weblio 類語辞典
文章書くとき類語辞典は欠かせないのでありがたい。
なんでもPodcastサービス(自作 非公開)
言葉通り。radikoとかagqrとか音泉とか。
色々アレなので公開してないけど、似たようなのはgithub探せば出てくるので興味ある人は運用すると幸せになれると思う。

以下は有名だし説明不要かと。

有料プランがある物は月500円ぐらいまでなら応援を兼ねて払うことにしているので、結構色々なサービスの有料ユーザになってる。

はてブ見てて使ってみたくなったサービス
HackMD
ノート系は一生理想を探すんだろうなと思う。ノートエディタ人生
draw.io
前に少し触ったけどそのまま忘れてた

自分用のまとめではスマホアプリ編・ブラウザ拡張編・ソフトウェア編もあるけど、長くなるのでこの辺で。

5/27 追記

意外と読まれたようで驚いた。言及ブコメに少し返事。

RoamResearchとかどう? まだβだけどメモに良いよ。

ありがとう、良さそうだし少し試してみるよ。

ぜひ続きをお願いしたいわ

ありがとう

ただ自分用のやつは説明がないかあっても自分向けで簡素から、書き足す時間があればまた増田にでも投げるよ。

yzkumayzkuma PushbulletがiOSDLできなくなったのは痛い。360円までなら出す。

え、マジすか、それは痛い。

iPhone次に買い換えるまでに復活して欲しいなぁ。同じく金なら出す。

takun71 1Password便利だよなあ。万一情報流出したら死ぬけどw

同じく流出を警戒してたけど、スマホ使う割合が増えるほどに、複雑なパスワード入力が不便で……

全部PIN+指紋ぐらいになればいいのにね。

2012-08-26

僕なら言うぞ! ~また県に提言

 以前宮崎県に行った提言ですが、県のページには掲載されず、どうやら没になった様子。

 数字とか結構一生懸命に調べたところもあり、意外に落ち込んだのか、それ以降提言をしようという意識も薄れてきたんですな。

 ただ、それから何もしないのも勿体ないという事や、県外に旅行に行ったり、東京帰郷した時に感じる格差から、どうも黙っていられない部分もありリトライして見ることにしたんですな。

《以下提言内容》

 いつもお世話になっております

 宮崎市在住の●●という者です。

 宮崎県特産品の一つとしてウナギが挙げられると思いますが、本年は全国的に不漁が訴えられており、価格の高騰や老舗料理店の閉店などの問題がでています

 ウナギ稚魚であるシラスウナギの漁獲量はここ50年で数十分の一にまで減少しており、原因としては、二点が挙げられています

 一つは、地球温暖化の影響により、ウナギの産卵地帯である太平洋上の塩分フロントの移動が発生し、ウナギ日本に到達しない死滅回遊が発生している事です。

 そしてもう一点としては黒潮に乗って日本にたどり着いたウナギが成長する河川環境の変化による物であり、今回はこちらに絞って意見を提示させていただきたいと思います

 さて、ウナギ日本河川遡上するにあたってはじめの障害になるのは、堰などの激しい段差です。

 近年の堰は魚道が設けられていますが、ほとんどが遊泳力に優れたアユなどに対応したものであり、ウナギ遡上が不可能な物となっており、別途専用の魚道「イールラダー」の設置が必要と言われています

 また、護岸工事が進んだ環境も、ウナギの餌となる甲殻類・小型魚類などの生息に向かず、護岸の周辺にアシなどの植物を生やしたより自然環境に近い自然堤防へのシフトが求められています

 宮崎都城市内を流れる県を代表する河川である大淀川を見てみると、内陸部でもコンクリートの護岸が行き届き、またコンクリートの堰によって大きな護岸が設けられています

 一度県内の河川環境を見直し、よりウナギの生息に適したイールラダーの設置や、自然堤防へのシフトなどを行っていただくことは出来ませんでしょうか。

《以上》

 今回はNHK科学番組を一本観て作ったほぼコピペみたいな内容です。

 県内におけるウナギ産業の規模やら、全国的に見て宮崎で漁獲したウナギパーセンテージなどプライドをくすぐるポイントも書いていないのですが、労力は全くかけていません。

 このレベルだったら量産できるんだけど、効果は薄いだろうなあ。

 まあ、頭の体操だと思ってやり続けてみますか。

2011-07-30

これまでの治水の成果が出ている

こんにちはこんにちは増田です

最初に言いたいことは、これだけの雨が降ったにもかかわらず、これまでの治水の成果が出ていると思ったの。

NHKのヘリの中継で新潟洪水の様子を目の当たりにした人も多いと思うが、アナウンサーの人と河川事務所の人の会話が咬み合っていなかったので、少し補足しておきたいんだよね。

堤防

 100年に一度、200年に一度とだんだん洪水の想定規模がおおきくなっていって、今は、3階建の建物くらいの高さがある。堤防の上の道路を走っていると2階建ての家の屋根よりも高いところを走る。

 堤防の内側は、河川敷だ。堤防の内側の農地は、「何でそこに農地があるの」ってことになるのかもしれない。河川事務所の人も答えにくい質問だ。ちょっとおじさんがかわいそうだった。

堤防の上の車

 低いところに駐車場をもっている人は、緊急時には、あらかじめ高いところ車を避難させるよね。よく水が上がる地域の人は何とかなる場所を知っています

沈んでいるように見える橋

 普段、河道となっている部分にしか橋がかかっていない橋が幾つかある。残念ながら、橋をかけたとき予算が足りなくて、堤防から堤防まで橋がかけられなかったところだ。この手の橋を渡るには、3階建ての高さの堤防を登って、一度、河川敷に降りて、橋の部分でもう一度、坂を登るような不思議な作りになっている。なので、洪水の時は、河川敷の部分があらかじめ水に浸かることになっている。

から人が住んでいる土地

 ここは自然堤防といって、その周りの土地よりも1から2メートルだけ高い。治水技術がなかったときの助かるための手段だけあって、安全性は高い。川沿いの昔からある家には、2階に避難用の小舟があったりする。

余録

ここから先はおまけです

新潟」という言葉が与える印象について。新潟県は北から南まで北陸3県分の規模がある。関東で言えば、小田原から宇都宮までくらいの広さがある。大きい範囲の一部分のことだということをまず捉えていただきたい。

で、次に新潟市無駄にでかい。田園地帯を広域合併してしまったので、密度は薄いが面積だけはでかい。端っこから端っこまで車で2時間はかかる。そいう規模だ。なので、晴れて道路が乾いているところもあれば、水が溢れそうなところもある。

日本最大の干拓地

越後平野は、日本最大の干拓地だ。もともとは広大な潟湖で、いわば沼だ。強いて言えば、オランダと同じようなもので、海抜は極めて低く、各地の排水機場で必死に水を排水している。県内では柏崎刈羽原発の次にしっかりと警備をしないといけない場所だ。

もともと何の手も打たずに安全な場所は越後平野の中では少ないと認識しておく必要がある。

流路の大幅な変更

日本有数の信濃川阿賀野川の2つの大河は、幾つかの工事によって、かなり治水された。これらの工事をしていなければ、今回の豪雨新潟平野中が水浸しだっただろう。

大河分水

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E6%B4%A5%E5%88%86%E6%B0%B4

http://www.hrr.mlit.go.jp/shinano/ohkouzu/

信濃川長岡の先で、海に水を流して、下流を守る分水路がある。大正11年に完成。堰のデザインクラシカルだ。日本パナマ運河とも言われた大工事だった。

ここで、かなりの量の水は海へ排水される。

関屋分水

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E5%B1%8B%E5%88%86%E6%B0%B4

新潟市市街地ショートカットする分水路。市街地への水量を減らせるようになった。

松ヶ崎開削、津島屋出州掘割開削

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E8%B3%80%E9%87%8E%E5%B7%9D

阿賀野川の流路も江戸時代の終わりには海へショートカットされるように直された。

この流路の変更の前は、信濃川と同じ地点に河口があった。

支流河川

加茂川、能代

 この2つの川は昔からのあばれ川だったので、大幅に人口河川化された。治水事業の実施後の洪水はない。

五十嵐川、刈谷田川

 この2つは、運良く洪水にならなかった。そのため、派手な治水事業が行われず、7年前の大雨のときにはじめて問題が顕在化した。この7年の間に堤防は大幅にパワーアップしている。

ここまで読んでいただきありがとうございます。これ以上、被害がでないことを願います。それじゃ。

2011-03-12

蓮舫民主党が仕分け ・ 廃止したもの

 ・ 石油と塩の備蓄 ( 仕分けパフォーマンスの生贄 )

 ・ 防衛費 ⇒ 自衛隊災害救出活動も縮小 ( 日本の自衛・防衛弱体化は民主党継続悲願 )

 ・ スーパー堤防 ( 100年に1度の大震災対策は不要 )

 ・ 災害対策予備費生活保護枠拡大(母子家庭)の財源化 )

 ・ 地震再保険特別会計子ども手当の財源化 )

 ・ 耐震補強工事費 ( 高校無償化の財源化 )

 ・ 学校耐震予算自民党が推進していた政策 )

 ・ 除雪費用蓮舫東北地方整備局を目の敵に、結果は言わずもがな )

 ・ 八ッ場ダム ( 「河川自然堤防のままが環境にやさしい」 )

 
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